えのキングの投資日記

日本株投資日誌

5/7(火) 目先のゴルディロックス相場は歓迎であるものの・・⁉

5月2日(木)



【相場概況】



日経平均寄与度ランキング】



【業種別】



【ヒートマップ】



【売買代金】



【騰落レシオ】



空売り比率】



【米株市況】

5/1(水) 米株市況

5/2(木)米株市況

5/3(金)米株市況


恐怖指数



【Fear and Greed Index】

Fear and Greed Index - Investor Sentiment | CNN



【個別株】

www.nikkei.com

https://www.aoki-hd.co.jp/


紳士服専門店などを展開するAOKIホールディングス(8214)が急反発しています。



同社は、1日、前期(2024年3月期)連結純利益前期比34%増75億円になったと発表し、従来予想から7億5000万円上方修正しました。

新型コロナウイルス感染症法上の分類が「5類」に移行して、初の入学式シーズンを迎え、新大学生向けのスーツなどが伸びたほか、セールの見直しなどで採算も改善したようです。


また、同社は、利益の上方修正に伴い、前期の配当従来見通しから10円増額して50円と、前期(23年3月期)より30円増配する予定です。

今期も同水準の配当額となった場合、配当利回りは前日終値(1107円)を基準にすると4.5%に高まる計算とあって、長期保有を目的とした買い安心感も広がっているようです。


www.nikkei.com

https://www.ainj.co.jp/corporate/


アインホールディングス(9627)が3日続伸し、年初来高値を更新しています。


1日、香港のアクティビスト(物言う投資家)オアシス・マネジメントが同社の株式を買い増したことが判明しました。

オアシスが同日に関東財務局に提出した変更報告書によると、4月23日時点の保有比率は前回報告時の9.6%から14.89%に高まっています。

3月6日に、オアシスによる9.6%の大量保有が判明した際には、同社の株価は制限値幅の上限(ストップ高水準)まで上昇しました。

ドラッグストア業界では2月末に首位のウエルシア(3141)と2位のツルハHD(3391)経営統合の協議を発表しており、調剤薬局の再編にも市場の期待が高まっているようです。

 


2017年に改定された日本版スチュワードシップコードによると、「必要に応じ、他の機関投資家と協働して対話を行うこと(集団的エンゲージメント)が有益な場合もあり得る」との文言が盛り込まれており、今後もアクティビスト(物言う株主の存在感は高まりそうです。



kabutan.jp

https://www.towajapan.co.jp/


TOWA(6315)が続伸しています。


同社株は、2日、東海東京証券新規「OP」目標株価12,000円カバレッジを開始しており、追い風になったようです。

 


同証券は、同社は、生成AI向けで需要が急拡大する超高速DRAM技術(HBM)の封止に最適なコンプレッション方式の装置において支配的な地位を占め、既に韓国のDRAM大手2社から受注を獲得していると指摘しています。

加えて、同社は新技術「レジンフローコントロール」方式に基付くチップレット向け装置を2023年9月に製品化しており、今後ファウンドリー向けなどで受注・売上貢献が期待され、これが本格的に立ち上がれば、同社の競争力は更に強化されると考えるとしています。


同証券は、利益率の高いHBM向けコンプレッション装置の業績貢献や民生品向け需要の回復、中国での高水準の需要継続などを背景に同社の営業利益今期133億円前年比58.8%増)、来期 185億円同39.1%増)と拡大し、2期連続で最高益更新すると予想しており、四季報と比べても、かなり強気の予想をしています。

なお、同社は5月10日本決算発表を予定しており、注目されるところです。


kabutan.jp

https://www.takaratomy.co.jp/


タカラトミー(7867)が大幅反発しています。

 


同社は、1
日引け後に、2024年3月期業績予想の修正を発表しました。

営業利益従来予想170億円から前期比41%増185億円に増額しており、5期ぶりの過去最高益更新見通しにあった今期業績を更に上乗せした格好になっています。

日本、アジア地域における玩具及び玩具周辺事業が好調に推移しているようです。


また、同社は、2024年3月期年間配当従来計画43円から7円増額50円とすることも併せて発表しました。

変形型月面ロボット「SORA-Q」(左)変形前 (右)変形後


同社株は、1月には、ソニーグループ(6758)と共同開発した、変形型月面ロボット「Lunar Excursion Vehicle 2(LEV-2)/愛称SORA-Q」が、月面に軟着陸した小型月着陸実証機「SLIM」の撮影に成功したとして話題にのぼりました。

同社が、玩具づくりで培った小型化、軽量化の知見と変形機構にかかわる技術が活用されたとのことです。

同社株は、今後も、隠れた宇宙関連銘柄として注目されるかもしれません。


テクニカル分析

日経平均 日足 MACD

日経平均は小幅続落!

連休の谷間で、ローソク足4日連続での陽線となり、5日線(38,095.80円)上はキープするも、75日線(38,308.83円)で頭を抑えられる形での強弱入り乱れる気迷いの動きになっています。


3日のナイトセッションの日経平均先物は、大きく上下があったものの、38,380円 +190円で戻ってきています。



5/611:37現在の日経平均先物は、さらに上昇して、38590円 +400円で推移しています。

日経平均 週足

日経平均の週足は「陰の陽はらみ」からの陰線ながらの上寄りになっています。

6日の先物の動き次第にはなりますが、とりあえず13週線(38,907.96円)を目指す動きが期待できそうです。


【本日のトピック】

www.nikkei.com


さて、ご存じの通り、GW期間中、介入があったことにより、ドル円は大きく動きました。

日銀金融政策決定会合が、ハト派的会合であったことをきっかけに、160円台までかけあがったドル円は、約5.5兆円と言われる介入がきっかけで、一時154円台まで急落しました。

しかしながら、介入の効果は一時的とみなしたヘッジファンド「介入で3円以上動いた場合は、逆張りで入れ」という経験則から巻き戻しに入り、158円台までドル高円安に戻しました。

その後、市場が注目するFOMCを迎え、パウエル議長の記者会見が終了して、安心しているところに、再度サプライズ的な追撃介入が入り、一時152円台後半まで円高が進みました。

 

これは、ボクシングで言うと、フラフラと立ち上がった投機筋にカウンターを食らわせたようなもので、実に効果的な形になり、ネット空間では「神田財務官」の話題で持ち切りになっていました。



そして、雇用統計を迎えて、予想を下回る結果を受けて、151円台まで円高が進行しましたが、米4月ISM非製造業景況指数仕入れ価格60乗せを迎えたこともあり、5/6 10:28現在では153円台で推移しています。

FED Watch

予想を下回った雇用統計を受けて、年1回の利下げを織り込んでいたマーケットは、再び年2回の確率を取り戻しつつあります。

この結果を受けて、ゴールドマン・サックスのチーフ・エコノミスト、ヤン・ハチウス氏は7月利下げの予想を維持した一方で、ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)紙のニック・ティミラオス記者は影響は限定的として、6月FOMC前にもう1回、米雇用統計を控えるほか、Fedにとって今回の弱含みは予想の範囲内と指摘しています。


S&P500は、今回の良好な決算発表を受けて、年初EPS221.15であったものが、247.96まで上昇する流れとなり、米2年国債利回りが6%をつけていた時から上昇の兆しが見えていましたが、金利がやや落ち着きをとり戻してきたことから、短期的には渡りに舟になるものと思います。

利下げ期待バックオンでゴルディロックス経済万歳と読み取り、米株高・米債高(利回りは低下)になるものと思います。


米株高は日本株にとっても、リバウンドの助けになると思います。

しかしながら、日経平均の6割は輸出産業であり、為替の円高はEPSの縮小に繋がります。

ドル円が150円を割り込む動きが出てくれば、日経平均も下押す動きが出てくるものと思われます。

休み明けの市場では、5/8トヨタ自動車(7203)の決算を皮切りに、主要な輸出産業の決算が発表されてきます。

市場の影響の大きな銘柄の想定為替と業績への影響はチェックしておいたほうがいいと思います。

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5/1(水) 落ち着きどころ探るドル円か⁉

4月30日(火)


【相場概況】



日経平均寄与度ランキング】



【業種別】



【ヒートマップ】



【売買代金】



【騰落レシオ】



空売り比率】



【米株市況】

4/29(月)米株市況



恐怖指数



【Fear and Greed Index】

Fear and Greed Index - Investor Sentiment | CNN



【個別株】

www.nikkei.com

https://www.hitachi.co.jp/


日立製作所(6501)が大幅続伸になり、上場来高値を更新しています。

同社は、26日、2025年3月期(今期)の連結業績(国際会計基準)について、調整後営業利益前期比13%増8,550億円になる見通しだと発表しました。

市場予想のQUICKコンセンサスの8,398億円(14社、24日時点)を上回っており、好感されたようです。

堅調な国内外のデジタル需要を背景にIT部門が増収増益となるほか、社会インフラ部門の受注堅調、タレス社の鉄道信号関連事業買収効果などが寄与する見通しです。


併せて、同社は、発行済み株式数(自己株式を除く)の2.27%にあたる2,100万株2,000億円を上限とする自社株買いの実施と、6月30日を基準日として1株を5株にする株式分割も発表しました。


更には、同社は、今期の年間配当は未定としましたが、前期は1株あたり180円と23年3月期の145円から増額しました。

前期配当の市場予想は160円程度だったとみられ、市場では「増配や自社株買いと株主還元を強化し、総じてややポジティブな印象だ」(国内証券)とみる声が聞かれています。


kabutan.jp

https://www.tamron.com/jp/


タムロン(7740)が場中値つかずのストップ高比例配分になり、年初来高値を更新しています。


同社は、26日の取引終了後、第2四半期累計(1~6月)連結業績予想について、売上高343億円から410億円(前年同期比25.2%増)へ、営業利益62億円から84億円(同29.7%増)へ、純利益46億5,000万円から63億円(同18.2%増)へ大幅上方修正しました。

第1四半期において各セグメントで販売が計画を上回ったことに加えて、円安影響、コストダウンや生産性向上の原価低減推進効果などにより売上総利益率が向上したことが要因としています。

主力の写真関連事業や車載事業を中心とするモビリティ&ヘルスケア、その他事業なども伸長しています。

株価も、引き続き買い優勢の展開が期待できそうです。


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https://www.peptidream.com/


ぺプチドリーム(4587)ストップ高まで買われ、年初来高値を更新しています。


同社は、本日寄り前に、ノバルティスとのペプチド創薬における提携を拡大すると発表しました。

2019年に発表されたペプチド-薬剤複合体(PDC)の共同研究開発の取り組みを拡大するもので、同社独自の創薬開発プラットフォーム技術であるPDPSを用いて、ノバルティスが選定する複数の標的に対する新たな環状ペプチドの同定・最適化を実施します。

なお、同社は契約一時金として1億8,000万ドルを受け取る他、今後特定の開発・承認・販売マイルストーンフィーとして総額27億1,000ドルを受け取る可能性があるとしています。

株価は、今後の期待感から大きく買いが向かっており、目先この勢いがどこまで続くか注目されます。


kabutan.jp

https://www.tam-tokyo.co.jp/


東京自働機械製作所(6360)が急伸し、ストップ高まで買われ、年初来高値を更新しています。


同社は、先週末26日引け後に集計中の2024年3月期単独業績を発表し、営業利益が従来予想の9億5,000万円から前期比40.9%増13億8,800万円純利益7億1,000万円から同39.7%増11億1,600万円に上振れて着地したようだとしています。

売上高は135億円の従来予想に対して134億5,800万円(同1.1%増)とやや下振れたものの、生産性の向上や価格転嫁の取り組みなどにより原価率が改善したことが利益を押し上げたようです。


また、利益の上振れ着地に伴い期末一括配当予想60円から120円へ引き上げています。

本日の株価は寄り付き後に売りをこなしながらの一段高となっており、先高期待を感じさせます。


テクニカル分析

日経平均 日足 MACD


日経平均は大幅続伸!

ギャップアップからスタートし、ローソク足陽線を形成しています。

上向きの75日線(38,230.39円)を上抜けてきており、パラボリックも陽転

短期的な地合い転換を示唆しています。

目先は、上値抵抗線として機能しやすい25日線(39018.36円)を上抜けることができるか注目されます。


【本日のトピック】

www.nikkei.com

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さて、4/29のGWの真っただ中、一時160円をつけたドル円が、一気に154円台まで急落しました。


神田財務官は「ノーコメントだ」とコメントしたらしいですが、休日にわざわざ出勤してるのですから介入したことは間違いないでしょう。

www.nikkei.com


そして、今回の介入のタイミングも、なかなか上手かったように思います。

先週開催された日銀会合後の会見で、植田総裁は円安容認とも受け取れるコメントをしたことで「まだ介入しないのね」という見方が広がる中、市場参加者の少ないGW期間に介入を実施し、約5兆円ほどの資金で、160円という防衛ラインを投機筋に印象づけたのですから、まずまずの成果と思います。

t.co


SNSでは、「日本一の逆張りFXトレーダー」とか界王神様に潜在能力をMAXまで引き上げられたクリリンとか「運動ができる東大生の最終形態」などなど、神田財務官パワーワードになっていました。

xn--r8jzdvima84a.com


それは、ともかく、なぜこのタイミングで介入したかを考えると、昨日のブログにも書いた、パウエル議長がハト派発言をする情報を得ているからではないかと思います。

日本単独の介入では限界があり、米国と情報共有しているのは当然でしょう。


FRBのリークを務めると言われるニック記者は、このタイミングでニューヨーク連銀のインフレ持続指標が下方修正してきていることをポストしています。

t.co

 

補選全敗で6月解散はなくなったと見る向きが多いですが、自民党の中では代役不足「岸田おろし」の気配が薄いようです。

岸田首相が9月の総裁再任を目指すのであれば、電気代・ガス代の補助金が切れる5月末までに、物価高に苦しむ国民の気持ちを沈めるために「インフレ対策」等を手掛けると思います。


小手先のバラマキに終始するのではなく、レパトリ減税まで踏み込むことが出来れば、介入よりもかなり強力な円安牽制になると思います。

人口減少、国力低下で円安トレンドは変わらないと見る向きも多いと思いますが、「為替はしばらくの間、落ち着きどころを探る動き」になると思います。

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4/30(火) 中期上昇トレンドを取り戻す株式市場⁉

4月26日(金)



【相場概況】



日経平均寄与度ランキング】



【業種別】



【ヒートマップ】



【売買代金】



【騰落レシオ】



空売り比率】



【米株市況】

4/25(木)米株市況

4/26(金)米株市況



恐怖指数



【Fear and Greed Index】

Fear and Greed Index - Investor Sentiment | CNN



【個別株】

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https://www.mimasu.co.jp/


三益半導体工業(8155)が場中値つかずのストップ高比例配分になっています。


25日の取引終了後、信越化学工業(4063)が同社にTOB(株式公開買い付け)を実施すると発表しました。

買い付け価格は1株3,700円で、同社の株価はこれにサヤ寄せする形となっています。


買付予定数の下限は768万2,076株所有割合23.91%)とし、上限は設定しない方針で、TOB成立後、所定の手続きを経て、同社株は上場廃止となる見込みです。

信越化学工業は日本と台湾の競争当局の手続きを経て7月下旬に買い付けを始める予定で、持ち分法適用関連会社である同社を完全子会社化とし、機動的な経営体制を構築するとともに、顧客への安定供給体制の強化につなげるとしています。


同社も、TOBに賛同の意見を表明しており、東京証券取引所は25日、三益半導を監理銘柄(確認中)に指定しています。


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https://www.rolanddg.com/


ローランド ディ.  ジィー.(6789)が反発し、年初来高値を更新しています。

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同社は、大株主の投資ファンド、タイヨウ・パシフィック・パートナーズと組み、MBOで株式を非公開化する方針を2月に発表し、1株5,035円MBO実施中ですが、MBO発表後にブラザー工業(6448)が同社に対して1株5,200円で買収提案しています。

同社は、26日、ブラザーに対抗して、MBOについて買い付け価格を1株5,035円から5,370円に引き上げると発表しました。

同社は、ブラザー傘下になった場合、2026年12月期に営業利益ベースで50億円の減益要因が生じるとの試算を示し、過去にブラザーと協業した際、技術戦略や企業文化が大きく異なることがわかったとも主張しています。

株価は、すでに、同社のMBO価格の5,370円を上回ってきていますが、ブラザーもTOB価格を引き上げてくる可能性もあるとの思惑が働いているようです。

ブラザーは同社が示した新たな価格や発表内容について社内で精査する方針としており、TOB期限の5月15日までに今後の対応を表明するとみられています。

「同意なき買収」の提案が広がる背景には、経済産業省が企業買収指針をつくったり、東京証券取引所が株主重視の経営を促したりしたことがあると言われ、今回の買収合戦がどの様な結末を迎えるか注目されます。


kabutan.jp

https://www.softbanktech.co.jp/


SBテクノロジー(4726)ストップ高まで買われています。


ソフトバンク(9434)が、25日、同社を完全子会社化を目的に1株2,950円TOBを実施すると発表しました。

同社もTOBに賛同の意見を表明しており、株主に応募を推奨しています。

東証は25日付で、同社株を監理銘柄(確認中)に指定しており、株価は週明け30日の完全合致から横這い推移になることが見込まれます。

https://www.cybertrust.co.jp/


また、SBテクノロジー傘下のサイバートラスト(4498)も大幅上昇しています。

サイバートラスト(4498)日足

同社は、24日に本決算を発表しており、今期見通しは二桁の増収増益計画となるも、コンセンサスに届いていなかったためか、25日は大きく売り込まれていました。

しかしながら、受注を得ているSBテクノロジー(4726)TOBされたことから、いずれ同社もTOBされるという思惑や、今後ソフトバンク(9434)からの受注が期待できるとの思惑で26日の株価は、前日の下落分以上に上昇しています。

株価は思惑先行の動きになっていますが、何れにせよ見直し買いのキッカケとなった模様で来週も買いが続くのか注目されます。


kabutan.jp

https://inforich.net/


INFORICH(9338)が大幅上昇になっています。


同社は、25日、首都圏新都市鉄道のつくばエクスプレス線で同社のモバイルバッテリーシェアリング「ChargeSPOT」の新規設置を開始し、7月までに全20駅に順次設置すると発表しました。


乗客は周辺店舗や施設に立ち寄ることなく、駅構内でバッテリーをレンタルでき、電車での移動中に充電し、目的地の駅で返却できるとのことです。

INFORICH(9338)日足


株価は直近1ヵ月、急調整をを余儀なくされてきましたが、本日の大幅高で底入れ確認が進んでいる状況です。



テクニカル分析


日経平均は反発!

ローソク足は上下にヒゲをつける陽線となり、上向きに転じた5日線(37,802.82円)を上回る一方で、高値と安値はともに昨日の水準を下回って75日線(38,177.54円)下方で推移するなど強弱感の対立をうかがわせる動きとなりました。

日経平均 週足 MACD


日経平均の週足をみると、4月に入ってから2回目の「陰の陽はらみ」を形成しており、来週の動きが上寄りの陽線で終わるか下寄りの陰線になるかで、中期の方向性が決まりそうです。


 

ナイトセッションの日経平均先物38,350円 +450円で戻ってきており、29日の昭和の日の日経平均先物は9:43の段階で38,480円 +580円まで上昇してきています。


来週はGWの谷間で立会が3日間しかありませんが、ここもとのGW期間は株が上昇する傾向がみられます。

為替介入で、一時的にぶれる可能性も否定できませんが、中期上昇トレンドが形成されることになりそうです。


【本日のトピック】


さて、引き続き金利は高止まりの様相を呈してきています。


FEDWATCHをみても、9月に利下げが1回年1回の利下げになることをマーケットが織り込んでいることがわかります。


にもかかわらず、株式マーケットは比較的好調で、S&P500も年始を基準とすれば7.5%以上上昇してきています。


Mag-7銘柄もアルファベットが初めての配当を出すことを発表し高騰したほか、決算発表時に売り込まれた銘柄も総じて戻りに入っています。

今週は4/30アマゾン5/2アップルの決算が予定されており、アップルは中国でのiPhone販売不振などから、5四半期ぶりの減収減益と予想されています。

ただ、すでに株価には織り込まれていると見るべきで、5月に開催予定のイベントで新型iPadを発表するのでは?と報道されていることからもイベント通過で反発することもあるかもしれません。

アマゾンの決算では、稼ぎ頭のクラウド事業Amazon Web Service(AWS)」が、AI需要を受けてどれほど利益を積み上げられるかが焦点で、同社がAI分野において重要なポジションにあることが改めて強調されれば、先々への市場の期待も高まるものと思われます。

つまり、金利は高止まり状態であっても、米株市況は、それを上回る企業業績(益回り)を明示し始めており、改めて見直し買いが入り始めているものと思われます。


FEDのデュアル・マンデートには、「最大限の雇用」「安定した物価」とともに「適度な長期金利が明記されています。

つまり、長期金利水準そのものがパウエル議長が政策判断をするうえでのポイントになっており、長期金利が上がりすぎれば、QTをやめたり、利下げの実施に踏み込む可能性があることを示唆しています。

サイドバーでクエリ検索

1日(日本時間2日の3:00)のパウエル議長の会見で、長期金利の水準についてのコメントがでた場合、マーケットが想定よりハト派と判断して、株が買われるというシナリオも考えておいてもいいのかもしれません。

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4/26(金) 相場の流れを変える救世主はGPIF?

4月25日(木)



【相場概況】



日経平均寄与度ランキング】



【業種別】



【ヒートマップ】



【売買代金】



【騰落レシオ】



空売り比率】



【米株市況】

4/24(水)米株市況



恐怖指数



【Fear and Greed Index】

Fear and Greed Index - Investor Sentiment | CNN



【個別株】

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https://www.eisai.co.jp/

エーザイ(4523)が反発しています。

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同社は24日、米バイオジェンと共同開発した認知症治療薬「レカネマブ(製品名レケンビ)」に関し、2024年1~3月期のグローバルでの売上収益28億3,000万円となり、前四半期となる2023年10~12月期比で約2.7倍となったと発表しました。

好調な販売状況が収益面に及ぼすポジティブな効果を期待した買いが入ったようです。

東海東京インテリジェンス・ラボの赤羽高シニアアナリストは「実際の普及に向けて懸念も一部にあったなかで、販売や患者数の伸びを確認できたことはポジティブ。将来的な業績貢献への期待も高まっている」とみているようです。


kabutan.jp

http://www.sakura-rubber.co.jp/


櫻護謨(5189)が場中値つかずのストップ高比例配分になっています。


同社は、24日、業績・配当予想の大幅上方修正を発表しました。

2024年3月期営業利益従来予想6.6億円から11.3億前期比2.7倍にまで引き上げています。

消防・防災事業において、第4四半期に官公庁関連の受注が急増したことが背景となっているようです。


また、期末一括配当従来計画50円から90円へと大幅増額修正しました。


今年1月に続いての大幅上方修正が好感視されて投機資金が攻勢を仕掛けており、目先この勢いがどこまで続くか注目されます。



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https://www.smartvalue.ad.jp/


スマートバリュー(9417)ストップ高まで買われ、年初来高値を更新しています。


同社は、本日、さくらインターネット(3778)行政システムのデジタル化を共同で推進するためのマーケティング活動について、基本合意書を締結したと発表しました。

さくらネットのIaaS型パブリッククラウドさくらのクラウドにおいて、同社の自治体向けクラウドサービス群「ガブクラ」を展開します。

デジタル化推進のセミナーなどを共同で実施するほか、ガブクラで提供する地域情報プラットフォーム「SMART L-Gov」について、さくらのクラウドへ2027年末までに移行を完了させるとしています。

また、同社がウイングアーク1st(4432)と共同で開発を進める自治体向け公共施設予約システムに関しても、さくらのクラウド上での構築を推進します。

同システムは今月下旬のサービスリリースを予定するとしています。


スマートバリュー(9417)日足


株価は、昨年末12月5日高値の524円を目指すことになりそうです。


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https://www.kodoshi.co.jp/


ニッポン高度紙工業(3891)が大幅続伸し、年初来高値を更新しています。


同社は24日引け後に、2025年3月期通期連結業績予想を公表し、営業利益の見通しを前期比57.0%増27億円としています。


主力のアルミ電解コンデンサー用セパレーターは、生成AI関連投資などによる通信設備関連分野や車載分野での需要拡大で売り上げが伸びる見通しです。

また、リチウムイオン電池用セパレーターなども回復の兆しがみられるとしています。

ニッポン高度紙工業(3891)日足

本日の悪地合いの中、同社株は寄り付いたあと売りをこなしながら急伸し高値圏で終えています。

一段高が期待できそうです。


テクニカル分析

日経平均 日足 MACD


日経平均は大幅反落!


ローソク足は、ほぼ全値戻しとなる「陰のたすき線」を形成し、75日線(38,121.92円)5日線(37,629.54円)を割り込んでいます。


本日発表になった投資主体別売買動向では、地政学リスクの高まりとFED金融政策の不確実性が増して日経平均が約2500円急落した4/15-4/19週海外投資家日本株を現先合計で▲1兆1400億円(現物▲5900億円/先物▲5500億円)大幅に売り越したことが発表になっています。

一方で買い下がったのは、個人投資家で現先合計で+1兆1200億円の買い越しになっています。



現物では現金/信用取引バランス良く+4500億円ずつ買い越しています。

その結果、本来相場が下落する時には減少しがちな信用買い残4/19時点4兆8,645億円まで積み上がっています。


上記は、東証プライムの信用買い残の多い順に並べたものですが、先週下落率の高かったものほど信用残が増加していることがわかります。

つまり、個人投資家逆張りに徹している状態です。

この状態では、一段の下落で追証回避の売りがでて整理されるか、少しづつ戻り売りを消化して信用残が減少していくまでは、頭の重い相場が長期間続くことになります。

www.nikkei.com


この流れを吹き飛ばすとすれば、GPIFかもしれません。

GPIFは5年に1度、基本ポートフォリオを見直しており、25年度は新たなポートフォリオが適用される年にあたります。

 

運用額がGPIFと同じく200兆円規模とされるノルウェー政府年金基金は23年3月末時点で全体の7割を株式が占めます。


カナダ年金制度投資委員会(CPPIB)にいたっては、同時点で株式比率が85%になっています。

GPIF ポートフォリオ


GPIFの現在の基本ポートフォリオは、国内株式と外国株式、国内債券、外国債券の4資産でそれぞれ25%ずつを目安にしていますが、国内と外国を合わせた株式比率は50%で、ここに11%の乖離許容幅を加えても海外の年金基金と比べ高いとは言えない状況です。

野村証券の須田吉貴クロスアセット・ストラテジストは、「今回はインフレ定着下で初めての見直しになるため、債券よりもインフレに強い株式の保有を増やすとの見方につながっている」と指摘しています。


GPIFリバランス売りとは


昨年は、GPIF等のリバランスと言われる信託銀行の現物株の売越額は6兆円を超えています。

GPIFが日本株保有比率を12%から現在の25%に引き上げたのは10年前の14年10月ですが、当時は直前の14年夏ごろからGPIFによる株買い観測がしきりに聞かれ、海外投資家の買いにつながったようです。

足元の相場動向は、決算、日銀政策、米株市況次第と思いますが、相場の流れを変える救世主はGPIFかもしれません。

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4/25(木) 決戦は金曜日⁉

4月24日(水)



【相場概況】



日経平均寄与度ランキング】



【業種別】



【ヒートマップ】



【売買代金】



【騰落レシオ】



空売り比率】



【米株市況】

4/23(火)米株市況



恐怖指数



【Fear and Greed Index】

Fear and Greed Index - Investor Sentiment | CNN



【個別株】

www.nikkei.com

https://www.nomura-nms.co.jp/


野村マイクロ・サイエンス(6254)ストップ高まで買われています。


同社は、23日、2024年3月期(前期)連結純利益前期比36%増79億円になったと発表しました。

15%増67億円を見込んでいた従来予想から12億円上振れしています。

純水・超純水装置 | 製品・サービス情報 | 野村マイクロ・サイエンス株式会社

半導体製造の洗浄工程に用いる「超純水」装置の設置工事が順調に進んだほか、為替の円安も利益を押し上げたとのことです。


また、同社は、前期の期末配当190円従来計画100円)から90円積み増す予定です。

同社は4月1日付で1株を4株に分割していますが、年間配当前期比100円増1株当たり250円となる予定です。

野村マイクロ(6254)日足


同社は、1日に株式分割を考慮した上場来高値(6370円)をつけた後、直近の安値まで3割近く下げて調整していたため、売り方の買い戻しが入りやすかった面もあるようです。

市場では「23年に策定した中期経営計画に沿って、順調に業績や配当を伸ばしている」(いちよしアセットマネジメントの大島経寛ファンドマネジャー)との見方がでています。


www.nikkei.com

https://www.renesas.com/


ルネサスエレクトロニクス(6723)が急伸しています。

www.google.com


同社と同様に車載向け半導体に強みがある米半導体大手テキサス・インスツルメンツ(TI)が23日夕に公表した2024年4〜6月期業績見通し市場予想を上回っており、時間外取引7%を超える上昇になっています。

25日2024年1〜3月期決算を発表する同社にも好業績を期待する連想買いが優勢となったようです。

テキサス・インスツルメンツは、産業機器向けなどで顧客の在庫調整が長引き、しばらく業績が振るいませんでした。

東海東京インテリジェンス・ラボの堤雄吾シニアアナリストは「4〜6月期の売上高見通しの改善などから、在庫調整一巡の兆しがみられた」と話しています。

www.nikkei.com


同社は、閉鎖していた甲府工場を9年ぶりに再開することも発表しており、今回テキサスインスツルメンツ同様に強気の見通しを発表するのか注目されます。


shikiho.toyokeizai.net

https://www.yodoko.co.jp/


淀川製鋼所(5451)が大幅上昇になっています。

www.google.com

本日、ブルームバーグは、「アクティビストのストラテジックキャピタルが、淀川製鋼所が6月下旬に開催予定の定時株主総会で、PBR1倍以上を目指すための具体的な計画策定を求める株主提案を行うことが24日、分かった」と報じました。

ストラテジックキャピタルは、同社のPBRは過去25年間で解散価値である1倍を安定して上回ったことがないと指摘しており、抜本的な経営改革や資本政策の変更が必要だとしています。

具体的には、PBR1倍を下回った際に、1倍以上を目指す経営計画を策定・公表する旨の定款変更を求め、資本コスト以上の収益性を持たない政策保有株や、賃貸用不動産の売却株主資本配当率(DOE)6%となる配当の実施買収防衛策の廃止株主優待制度の廃止自己株消却等を提案する予定のようです。

ストラテジックキャピタルは淀川製鋼所株式の5.03%を保有しており、同社に対して株主提案を行うのは初めてのようです。

同社の決算は5/10であり、同社がどのような対応をするのか注目されます。


kabutan.jp

https://corp.linkers.net/


リンカーズ(5131)が続伸し、ストップ高まで買われています。


同社は23日引け後に、オンデック(7360)と業務提携してM&A支援やプラットフォーム開発、ビジネスマッチングの3領域で相互に協力すると発表しました。

製造業分野でのM&Aアドバイザリー事業を協同で展開する他、オンデックが進めている企業提携に係るプラットフォーム開発で同社の技術マッチングのノウハウ・知見を提供します。

また、SaaS型ビジネスマッチングシステム「LFB」をオンデックに導入することも発表し、顧客のM&A以外のニーズに対しても幅広く支援する体制を整えるとのことです。

リンカーズ(5131)日足


株価は、意識されていた75日線を超過しており、新展開入りが期待できそうです。


テクニカル分析

日経平均 日足 MACD


日経平均は大幅続伸!

高値引けとなる大陽線を形成し、5日線(37,719.78円)75日線(38,065.24円)を超過してきています。


楽天証券のシニアマーケットアナリストの土信田 雅之氏は、今回の下落が10/31を起点にした上昇幅のフィナボッチ・リトレースメント38.2%押しで止まり、100日線を下値支持線としたトレンド転換がなされている可能性を指摘しています。


しかしながら、本日日経平均は900円超の大幅高を演じましたが、東証プライムの約3割は値下りとなっています。

www.nikkei.com


24日の日本経済新聞は、東証信用買い残が4週連続で増え、
94年12月以降で最高になったと報じています。

つまり、それだけ戻り売り要因が多いことを示しています。

xn--r8jzdvima84a.com


目先の方向性を決めるのは決算日銀政策決定会合でしょう。

金曜日の日銀政策決定会合次第では、為替が円安か円高にどちらか大きく振れる可能性があり、どちらにしても日本株にマイナスに作用しやすいことは4/23のブログに書いた通りです。


そして、今週末から決算発表が佳境を向かえます。


本日、引け後に発表になったファナック(6954)の決算は減収減益の見通しとなり、PTSでは売られています。

信用残が多いと、どうしても、重箱のスミをつつくような悪材料で売られがちになります。

www.nikkei.com


テスラ(TSLA)4年ぶりの減収減益の決算を発表しても、次世代低価格EVの前倒し方針が好材料され、時間外で大幅高になるのと対照的な動きになっているように思います。

26日(金)日銀政策決定会合と共に、OLC(4661)日立(6501)コマツ(6301)デンソー(6902)村田(6981)アドバンテスト(6857)ソシオネクスト(6526)などなど気になる会社の決算が目白押しです。

これらの決算と発表後のマーケットの動きも、目先の日経平均の方向性を決める要素になると思います。

やはり、決戦は金曜日かもしれません。

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