2/2の日経平均は28362.17円
+271.12(+0.97%)でした。
東証1部の騰落銘柄数は値上がり1730/値下がり379。売買代金は2兆5700億でした。
営業赤字着地を回避した資生堂(4911)が7%強の大幅高
一転営業増益となったローム(6963)も大幅上昇になりました。反面 上方修正を発表したレーザーテック(6920)が下落し、上方修正と増配を発表した任天堂(7974)も売られる展開になりました。
引き続き、期待値の高い銘柄は、想定通りの決算がでても材料出尽くしとみられる状況が続いています。
日経平均は続伸し25日線(28022.74円)5日線(28189.85円)上に回復しました。
米国では、ゲームストップ(GME)株が下落=VIX低下=株価上昇という構図でひとまず安心感が広がってきた様子です。
Robinhoodは1/28に新規注文を受け付けないという措置をとりましたが、これについては、規制をかけたというより、約定日から2日間 一定金額をクリアリング証拠金として決済機構に差し出す必要があるのですが、あまりの注文の多さに必要証拠金がRobinhoodが保有する手元資金を超えてしまったのが原因のようです。
Robinhoodは翌日資金調達をして措置を緩和したのですが、このことは、今後も大量発注がくればシステマティックに注文が出来なくなることを意味しており、大量のショートスクイーズに限界がみられたこと。そして何より、自分が儲けるためには、他人より先に売らなければ利益がとれないわけですから、ロビンフッターの動きにも、裏切者が発生してきたということだと思います。
それでは、ここから、また再び上昇トレンドを取り戻し新値をとっていくのでしょうか?
私自身は2月SQ明けあたりから3月にかけて、まだ一波乱あってもおかしくないと感じています。
それは、バイデンが唱えるグリーン法案やインフラストラクチャー法案が通らない可能性があるからです。
米国では法案を通すときには上院で60票の賛成が必要になるのですが、現状民主党は51票しかコントロールしていません。Reconciliationという例外的立法措置を使えば51票でも法案を成立させることが可能ですが、
Reconciliationは
⓵5年の時限法案であるということ
⓶1年に一回しかReconciliationは使えない
という制約があります。
米国は毎年毎年デフォルトを避けるための国家予算を決めるのに法案化が必要です。予算をきめるためにReconciliationを使えばグリーン法案では使えないことになり、法案が通らない可能性があります。そして、グリーン銘柄を決めうちで買いまくっているのは、ほかならぬロビンフッターです。
今回の件でもわかるように、いまやロビンフッターは無視できない存在になってきています。
バイデンのハネムーン期間が終了してくれば、マーケットに不都合なことも出てくると感じています。
最後にいらんこと書きますが、「選択」2月号に大和の記事がでています。
詳しく読んだわけではないので内容は不明ですが訴訟案件にはなっているようです。
私の知り合いも、グリムス(3150)やイーレックス(9517)を空売りしたと言ってましたが、電力事業投資は厳しいと思われます。
さすがに、簿外はないと思いますがOBとしては心配です。