えのキングの投資日記

日本株投資日誌

4/19(月)

4/16日経平均29683.37円

       +40.68(+0.14%)でした。

f:id:ENOKINGkun:20210417194024p:plain

日経平均 寄与度ランキング

東証1部の騰落銘柄数は値上がり1021/値下がり1051
騰落レシオ(25日)110.63
売買代金は2兆555億円。相変わらず薄商いです。

f:id:ENOKINGkun:20210417194659p:plain

日経平均 日経VI VIXー

日経VIは17.57 +0.19(+1.09%) やや反発。
VIXは16.25 -0.32(-1.93%) まだ下落基調。

業種別では鉱業保険空運などが上昇。
反面、海運電気・ガス銀行などが反落しています。
個別では、米長期金利低下で、グロース株の物色が見られ、エムスリー(2413)が3%を超える上昇。
マザーズでもBASE(4477)AIインサイド(4488)弁護士ドットコム(6027) など主力どころが大幅高しています。
直近IPO紀文食品(2933)は連日の大幅高。
上場2日目で初値がついたサイバートラスト(4498)も初値後もストップ高しています。
その他、複数の買い手が関心を示していると報道されたスクエニHD(9684)が急伸し、1Qが大幅増になったHIOKI(6866)ストップ高。上方修正と配当開始の発表をしたAmidA HD(7671)ストップ高比例配分しています。
尚、東証REIT指数終値ベースで年初来高値を更新しています。
反面、買収提案を拒否する可能性を報じられた東芝(6502)は6%を超える下落にみまわれ、富士フィルム(4901)も中期計画の内容が好感されず売りに押されています。
スクリン(7735)ディスコ(6146)など半導体関連の一部も売り込まれ、関東圏で「まん防」地域が拡大される報道でOLC(4661)も売り込まれています。
その他、業績関連のリリースでヨシムラフード(2884)うるる(3979)も大幅安に沈んでいます。

f:id:ENOKINGkun:20210418085851p:plain

日経平均 日足 モメンタム

日経平均は、相変わらず、薄商いの中小幅高に終わっています。
終値ベースで5日線(29647円)をわずかに上回ったものの、寄天の陰線で、モメンタムも下降 ゼロラインを割ってきています。
ただ、25日線(29542円)上はキープしており、オプションの手口からも、今すぐ下値をたたいてくるという感じでもありません。
テクニカル上では、まだどっちつかずという状況で、引き続き、29500円~30000円のボックスになる可能性を示唆しているように感じます。
ただ、私は後程述べる需給バランスを考慮し、来週は30000円を突破する動きがあってもおかしくないと感じています。

f:id:ENOKINGkun:20210418092459p:plain

ナスダック 日経平均 S&P500 NYダウ比較 

ここもと、連日 NYダウやS&P500は新値を取っているのに、なぜ日経平均は上がらないのかと思われる人もいると思います。
上記はWHOがパンデミック宣言をした2020年1月30日をゼロにした日米の比較チャートです。
コロナ過以降、一番アウトパフォーマンスしたのはナスダックですが、その次のパフォーマー日経平均であることがわかります。
特に、今年の2月あたりはナスダックを追い抜くかごとくの勢いで、NYダウやS&P500に比べて先行して買われていたということです。
現状はその修正がおこっている状況で日経平均調整の中S&P500やNYダウが高値を取り水準訂正してきているということです。

f:id:ENOKINGkun:20210418095852p:plain

投資主体別 売買動向

では、この調整はいつまで続くのか?
上記はJPXのHPからとった投資主体別売買動向ですが、外国人が買い渋っているという論調もありましたが、2週連続で買い越ししていることがわかります。
個人も買い越しに転じています。
それに対して、売り向かっているのは信託銀行であることがわかります。

f:id:ENOKINGkun:20210418101103p:plain

信託銀行の手口は主に年金であり、その最大取引先はGPIFです。
GPIFはおおむね、国内債券25% 外国債券25% 国内株式25% 外国株式25%の比率で運用しています。

f:id:ENOKINGkun:20210418101626p:plain

上記のチャートを見ると、日経平均が28000円を超えたあたりから国内株を売っていることがわかります。
リバランスにより値上がりで配分を超過した分を債券に回しているということだとおもいます。
ただ、あくまでリバランスの一環であり、25%水準に調整ができればそれ以上売ってくることはありません。
最近、主力株で好決算にも関わらず、決め打ちのような売却がでていたのは、おそらく信託銀行の売却と思われます。
まもなく 3月決算の決算発表が始まります。
私は、信託の売りも一巡し始めており、米株の極端な売りがない限り、早ければ来週あたりから、遅くとも決算が出そろう頃には30000円抜けがあるのではと感じています。