6月14日 相場概況
日経平均 29161.80円 +213.07(+0.74%)
TOPIX 1959.75Pt +5.73(+0.29%)
マザーズ 1198.72Pt +16.35(+1.38%)
東証1部の騰落銘柄数は値上がり1109/値下がり972
騰落レシオ(25日) 93.68
売買代金 1兆9646億円
日経VI 17.29 -0.64(-3.57%)
VIX 16.13 +0.03(+0.19%)6/14 17:25現在
業種 海運、ゴム製品、金属製品など上昇
その他製品、建設、銀行など下落
個別 ファーストリテイリング(9983)が2%を超える上昇。ナスダック好調を背景にエムスリー(2413)やレーザーテック(6920)など値がさグロース株がしっかり。
ファナック(6954)やキーエンス(6861)などFA関連も強い動きになっています。
MSMUFGが目標株価4800円→5500円に引き上げたブリヂストン(5108)やCSが目標株価2400円→2650円に引き上げた横浜ゴム(5101)などゴム製品の一角が大幅高。
また、1Q決算と同時に通期見通しを引き上げた三井ハイテック(6966)はストップ高比例配分になり、同じく、好決算が確認できたビューティガレージ(3180)もストップ高まで急伸しています。
反面、任天堂(7974)やスクエニHD(9684)などゲーム株が大幅安になり、創業者である取締役会長の退任を発表したgumi(3903)が15%を超える下落になっています。
米長期金利下落を嫌気し、三菱UFJ(8306)や三井住友(8316)など銀行株が軟調になり、一部メディアでマンションの施工不良が報道された野村不動産HD(3231)や清水建設(1803)が大きく値を崩しています。
その他、今期営業減益を発表したアゼアス(3161)やMICS化学(7899)が急落し、同じく、今期の見通しが失望を呼んだフリービット(3843)も大幅安に沈んでいます。
日経平均は上昇し29000円台を回復!
5日線(28978円)上をキープし、抵抗線の75日線(29120円)を回復しています。
短期のテクニカルは改善傾向が見えるものの、本日売買代金は2兆円割れになっており、30000円を突破するような力強さは感じられません。
需給面で見ると、短期筋のABNアムロは、先物では売り買い拮抗。オプションでは29250円以上のコール売りを増やし、29000近辺のプット買いを積み増し、今後の下振れに対してヘッジをかけているように思われます。
GSは、目立ったポジションが見られず、(6月SQはGSは敗北)様子見。
買い勢力筆頭のソシエテも、先週のMSQ週で約4万枚の先物の利益確定をすすめてきています。
明日のFOMCのコンセンサスは、テーパリングの議論はまだなく、無難に通過するだろうということになっています。
これについては、議論が分かれるところですが、コンセンサスが否定された場合も想定しておくべきであろうと思います。
仮に、無難に通過したとしても、日経平均の上値は限定的で、今週末の米MSQ通過後は29000円以下の下振れも想定しておいたほうがいいのではないかと思います。
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