えのキングの投資日記

日本株投資日誌

4/13(木) エムアップホールディングス(3661)は狙い目!

4月12日(水)

【相場概況】

日経平均 寄与度ランキング

東証プライムの値上がり銘柄1325/値下がり銘柄433
騰落レシオ(25日)108.79%
空売り比率 41.8%
売買代金
東証プライム 2兆4385億円
東証スタンダード 1167億円
東証グロース 1630億円

4/11(火)米株市況


恐怖指数

Fear & Greed Index

Fear and Greed Index - Investor Sentiment | CNN


【業種】


【個別】

www.nikkei.com


神戸製鋼(5406)が大幅高になり、25日線を回復しています。



日経新聞「記者の目」に取り上げられ、鋼材の値上げが奏功し、大幅上方修正を達成しています。

株価も最大手の日本製鉄の上昇率をしのぐことが書かれています。

www.nikkei.com


また、鉄鋼株はバリュー株であり、ウォーレンバフェット氏が商社株の次に買う候補と見る向きもあり、日本製鉄(5401)JFE HD(5411)もしっかりの動きになっています。

www.nikkei.com


また、本日も商社株はしっかりの動きになっています。


バフェット氏は、総合商社からの協業の提案があれば、「歓迎したい」と踏み込んだとも報じられていて、引き続き5大商社の値動きには注目したいところです。

 

www.nikkei.com

日本金銭機械(6418)が大幅高になり年初来高値を更新しています。

カジノを中心としたIR(統合的リゾート施設)の開設に向け大阪府大阪市が提出した整備計画について、政府が認定する方向で最終調整していると報じられています。

同社以外に、カジノ関連株に短期資金が群がる動きになり、オーイズミ(6428)大運(9363)ストップ高になり、桜島埠頭(9353)杉村倉庫(9307)一時ストップ高になるまで買われています。

その他、テックファームHD(3625)ユニバーサルエンターテインメント(6425)インターライフHD(1418)南海辰村建設(1850)オリックス(8591)ユビテック(6662)などなどカジノ関連と言われる銘柄が一斉に大幅高になっています。

実際に恩恵をうけるか怪しい銘柄もありますが、短期資金の物色には関係ない状況です。

kabutan.jp

昨日も、この欄で紹介したシリコンスタジオ(3907)が連日のストップ高まで買われ、年初来高値を更新しています。

同社はディーエヌエー(2432)が提供する電気自動車転換シュミレーター「FACTEV」の開発に協力したことを発表しています。

FACTEVはEV普及のボトルネックになっていた「実用航続距離」に関して、車両データを取得せずに容易にシュミレーションを可能にするものであり、今後の需要獲得が見込まれるとのことです。

好決算を発表した昨日に続いてのストップ高ですが、本日も89万株超の買いを残していて、明日の値動きが注目されます。

kabutan.jp


コシダカホールディングス(2157)ストップ高まで買われ、年初来高値を更新しています。

 

同社は2023年8月期2Q累計決算を発表し、経常利益が前年同期比23.9%増36億8300万円で着地したことを発表しています。

 

併せて、通期の経常利益も従来予想の74億円→77億円に上方修正しています。

尚、純利益の大幅増益は、2月に発表していた名古屋の不動産売却による特別利益が寄与したようです。

株価は、ここからは戻り売りが出る可能性もあり、売りをこなしながら新値を取る動きになるか注目です。

kabutan.jp


わらべや日洋HD(2918)が急騰し、年初来高値を更新しています。


同社は2024年2月期通期業績見通しを発表し、営業利益を前年同期比4.3%増52億円になることを発表し、年間配当5円増配70円になる見通しを公表しています。

国内の米飯類の売上回復や海外での新工場稼働などが寄与する見通しのようです。

株価は昨年10月急落した時に形成したマド埋めの水準まで到達していて、一段高の可能性もありそうです。


テクニカル分析

日経平均 日足 MACD

日経平均は続伸!

ギャップアップからスタートし、心理的節目の28000円を回復する陽線で終了しています。


このまま、4/428287円を上抜けて、N字波動を形成し、更なる上昇トレンドを形成していくのか、もしくは、上抜けることなく下落していくのか見極める必要がありそうです。


【本日のトピック】

エムアップホールディングス(3661)

 

https://www.m-upholdings.co.jp/


さて、本日はコンテンツ配信等を手掛けるエムアップホールディングス(3661)を紹介します。

 


代表取締役の 美藤 宏一朗氏は、ビクターや東芝EMIなどレコード会社の出身でプロデュースしていた、X JAPANのhideの死後、IT業界に転身した異色の経歴の持ち主です。


それだけに、エンタメ業界については、人脈も含め、知り尽くしている人物と思われます。


同社はファンクラブ事業を手掛けるFunplus電子チケット事業を手掛けるTixplusなど8つのグループ会社で構成されています。

 

売上の構成比はコンテンツ84.0%電子チケット15.5%です。

 


2012年に東証マザーズに上場して以来、アドウェイズ(2489)の関連会社の買収等、M&A等も積極的に推進し、コンスタントに売上を伸ばしてきています。

 

エムアップ 年足

株価も、上場来概ね好調に推移し、3回の株式分割も実施しています。

kabutan.jp

エムアップ 日足

しかしながら、2/14に発表した2023年3月期3Q決算において、3Q累計の進捗率は77.9%と順調に推移したものの、10月~12月期の営業利益が減益になったことから、株価は大きく売り込まれ、3/16には968円まで売り込まれる局面がありました。

同社は成長株として位置づけられ、PERも概ね30倍後半で推移していたため、成長鈍化とみなされ、大きく売り込まれたようです。

 

ただ、同社は通期の最高益見通しは変えていません。

 

四季報 春号

そして、四季報増配も予想しています。


5/15に決算発表を予定していますが、成長が確認できれば、再び上昇基調を取り戻すと思うのですがいかがでしょう。

にほんブログ村 株ブログへにほんブログ村 株ブログ 株式投資情報へ
にほんブログ村 
にほんブログ村

4/12(水) 半導体関連は底入れの兆し!

4月11日(火)


【相場概況】

日経平均 寄与度ランキング

東証プライムの値上がり銘柄1385/値下がり銘柄365
騰落レシオ(25日)108.12%
空売り比率 43.7%
売買代金
東証プライム 2兆5260億円
東証スタンダード 1655億円
東証グロース 1399億円

4/10(月)米株市況


恐怖指数

恐怖指数

Fear & Greed Index

Fear and Greed Index - Investor Sentiment | CNN

 


【業種】

 


【個別】

www.nikkei.com

 


伊藤忠商事(8001)三井物産(8031)三菱商事(8058)丸紅(8002)住友商事(8053)5大商社株が大幅高になっています。

日経新聞が特報として、ウォーレン・バフェットの単独インタビューを報じていて、「追加投資したい」日本株に強気な見方を強調したと報じています。

また、同氏は、5大商社株の保有比率がそろって7.4%に高まったことも打ち明けています。

昨年11月の大量保有報告書では、いずれも6%台であったため、5大商社株の買い増し期待が高まり、買いを集めたようです。

www.nikkei.com


また、日経新聞は、バフェット氏が伊藤忠商事(8001)の岡藤正広会長と会談したことも報じていて、同会長は「日本市場をもう一度見直して投資していこうというのが共通の考え方だと確信を持った」と語ったと報じています。

今回のバフェット氏の投資は、必ずしも商社株とは限らないと見る向きもありますが、同氏は過去に「価格次第で商社株を最大9.9%まで保有比率を高める可能性がある」と発言していることもあり、引き続き商社株の物色が続きそうです。

www.nikkei.com


住友金属鉱山(5713)が大幅高になっています。

日経新聞が、「同社は2028年にも、EV用電池などに使用するレアメタルのリチウムの生産を始める」と報じています。

純度の低い原材料から高効率でリチウムを抽出できる独自の技術開発にメドをつけたとしていて、通常リチウムの抽出に1年程度かかっていたのに対し、新技術は1週間程度で抽出が可能になるとのことです。

同社は新技術をテコに、海外勢がほぼ独占していた原材料の権益確保に動くとされていて、株価の更なる上昇にも期待が集まりそうです。

kabutan.jp

 

SHIFT(3697)が高騰し、年初来高値を更新しています。

 

同社は2023年8月期上半期決算を発表していて、営業利益50.8億円で前年同期比32.8%となり、従来予想の42億円を大きく上回る着地になったことを発表しています。

 


不採算案件の一巡などにより、粗利益率が大幅に改善していることがうかがえ、エンジニアの採用ペースも復調しているようです。

 


通期予想の営業利益予想は94億円、前期比36.0%増で据え置かれていますが、更なる上方修正も期待できそうです。

kabutan.jp


シリコンスタジオ(3907)が場中値つかずのストップ高比例配分になっています。


同社は2023年11月期の1Q決算(22年12月~23年2月)を発表し、売上11億5900万円前年同期比19.7%増)、営業利益1億500万円同1180.4%増)で着地したことを発表しています。


営業利益は、通期計画2.1億円に対し、進捗率50.5%に達しています。

 

オンラインゲーム向けサーバー開発・運用が堅調に推移したほか、エンターメント業界での有料職業紹介サービスも好調だった模様です。

株価は底値入りから、位置どころを変えてきていて新展開入りを示唆しています。

kabutan.jp

 

ステムリム(4599)ストップ高まで買われ、上場来高値を更新しています。

 

 

同社は非開示になっていた2023年7月期業績見通しを発表し、営業損益が前年同期19億8000万円の赤字→今期1億4600万円の黒字に浮上する見通しを公表しています。

再生誘導医薬レダセムチドで急性期脳梗塞を対象とする治療薬開発でマイルストーンを達成し、塩野義製薬(4507)から4.5億円受領する見通しとなったことを発表し、今期業績予想に計上する予定です。

また、慢性肝疾患を対象とした医師主導治験においても主要評価項目を達成しています。

株価は上場来高値水準であり、目先は同水準が保てるか注目になりそうです。

テクニカル分析


日経平均は続伸!

 


ギャップアップでスタートし、5日線(27672円)25日線(27716円)を上抜くも、上髭の長いトンカチ(陽線)

を形成しています。

28000円水準は、いかにも上値が重いという状況になっていますが、明日の米CPI発表が、目先のトレンドを決定づけていくことになると思います。

 

 

【本日のトピック】

www.nikkei.com


さて、4/11の日経新聞によると、2023年1~3月の世界のパソコン出荷台数が前年同期比29%減の5690万台になり、5四半期連続の減少となったことが報じられています。

www.nikkei.com


また、台湾TSMCも、3月売上が、4年ぶりの大幅減収になったことが報じられています。


さらには、韓国サムスン電子も、半導体部門が14年ぶりに営業赤字に転落したとも報じられています。

www.bloomberg.co.jp


一方で、サムスンの減産が追い風になったこともあり、米マイクロンエスタンデジタルの株価は8%を超える上昇になっています。

その他、エヌビディア2%高、ラムリサーチ2.7%高、など、米国半導体関連は軒並み上昇しています。

SOX指数

SOX指数も、年始から上昇トレンドを継続しています。

株式は、半年先の動向を織り込んで動くことを考えれば、恐らく半導体市況は最悪期を脱しつつあるのではないかと思います。

上記のように、足元の1~3月期は、半導体は非常に厳しかったことがうかがえますが、半導体関連株は上昇傾向です。

マルマエ(6264)決算説明資料

 

先日決算発表をしたマルマエ(6264)も、12~2月の2Q決算は大きく落ち込むも、事業環境としては、6月以降改善する見通しを発表しています。

 

DXI インデックス


DRAM価格の推移を示すDXIインデックスも上昇してきていて、価格の底入れを示しています。

もちろん、半導体関連は市況に左右されやすい性格をもっていますので、これから、本格的なリセッションを迎えるのであれば、いち早く下落に転じるかもしれません。

しかしながら、DRAM価格のモメンタムを見れば、半導体関連株の優位性は当面守られると思われます。

にほんブログ村 株ブログへにほんブログ村 株ブログ 株式投資情報へ
にほんブログ村 
にほんブログ村

[blog:g:11696248318755930655:banner]

 

4/10(月) 安川電機(6506)決算から想定する日本株戦略

4月7日(金)


【相場概況】

日経平均 寄与度ランキング

東証プライムの値上がり銘柄1146/値下がり銘柄595
騰落レシオ(25日)107.50%
空売り比率 44.2%
売買代金
東証プライム 1兆9995億円
東証スタンダード 1241億円
東証グロース 1333億円

4/6(木) 米株市況  4/7(金)聖金曜日で休場


恐怖指数

恐怖指数

Fear & Greed Index

Fear and Greed Index - Investor Sentiment | CNN


【業種】


【個別】

kabutan.jp


直近上場の住信SBIネット銀行(7163)が大幅高になり、上場来高値を更新しています。


金融不安が一時に比べ、沈静化する中、4/21楽天銀行(5838)が上場予定(優位性あり?)で、上記、MILIZEの子会社であるみらいバンクとの新サービスの発表も好感されているようです。

t.co



また、異業種の銀行サービス参入が進む中、行員の半分以上が技術者であり、銀行の利益よりフィンテックの利益のほうが多いと言われる同行は成長余地があると見る向きもあるようです。

 


ただ、ツイッター等では、上記のように配当利回りが14.3%などと発信されているものも散見されますが、これは正しくありません。

1株あたり198.95円の配当は、上場前に株主(SBIと住信)に実施したものであり、上場後の配当予想は未定となっていますので注意が必要です。

kabutan.jp


ヘッドウォータース(4011)が場中値つかずのストップ高比例配分になっています。


同社は、米NVDIAのエッジAIスーパーコンピューター「NVDIA jetson」に標準対応したエッジAIデバイス管理ソリューション「Synclect Edgs AI DMS(シンクレクト エッジ エーアイ ディ-エムエス)」を開発したと発表しています。


大量設置したデバイスを遠隔モニタリングで一元管理し、スマートストアやスマートビルディング、スマートファクトリーを展開する企業のデバイス管理業務に対する負荷軽減と効率化を実現するとしています。

また、同社は翌日、ソニーネットワークコミュニケーションズが提供する「ELTRES IOTネットワークサービス」のパートナーになったことも発表しています。

株価は、年初来高値を更新していますが、やや過熱感も出てきています。


明日以降の値動きが注目されます。

kabutan.jp

 

ログリー(6579)が急伸し、一時ストップ高になっています。

 


同社はChatGPT搭載の広告クリエイティブ自動生成ツール(β版)を開発したと発表しています。

このツールは、ネイティブ広告プラットフォーム「LOGLY lift」の管理画面から利用可能で、効果のよいクリエイティブを選択することで、テキストを自動生成できるようになるため、効果を継続しながらクリエイティブ生成を自動化することができるとしています。

本日株価は大幅高になり、年初来高値を更新していますが、いまだレンジを抜けだすことはできていません。

上放れの動きが見られるか注目です。

kabutan.jp


リックソフト(4429)が急反発しています。

 


同社は2023年2月期の業績上方修正を発表しています。

売上が計画の50億100万円→56億2300万円、最終利益が3億800万円→4億2300万円に上振れ着地したとのことです。

最終利益が減益予想から一転増益で着地したことが好感されたようです。

株価は1600円どころの戻り売りをこなしていけるかが注目されそうです。

kabutan.jp


安永(7271)が急反発しています。


同社は、4/3にリチウムイオン電池の集電箔への特殊加工の独自開発により、電池寿命を従来品比12倍に向上させることに成功したと発表しています。

株価はこの材料を好感し、一時1300円台まで高騰しましたが、その後は売りに押され25日線近辺まで調整していました。

youtu.be

www.nikkei.com


ところが、トヨタ(7203)が新体制方針説明会を開催し、2026年までにEVを新たに10モデル投入し、世界販売を年間150万台にすると発表しています。

同社は以前、トヨタと共同で燃料電池用セルの電極接合シート・検査ユニットの開発をしたこともあり、見直し買いが入ったようです。

EV関連では、次世代電動アスクルを手掛ける愛知製鋼(5482)なども物色されています。

見直し買いが継続するか注目されます。


テクニカル分析

日経平均 日足 MACD

日経平均は小幅反発!


下落トレンドにつながりやすい「下離れ並び黒」を形成するも、200日線(27376円)を下値支持線とする形で「陰の陰はらみ」も同時形成しています。


月曜の値動きが、目先の方向性を決めることになりそうですが、ナイトセッションの日経先物27650円 +110円で反発して帰ってきています。

このまま、反発すれば、SQに向けて上昇に転じる可能性もありそうですが、まずは25日線(27740円)を回復しマド埋め(27788円)になるかが注目されるところです。


【本日のトピック】

安川電機 通期見通し

 

さて、注目の安川電機(6506)が決算発表をしています。

 

 

受注残をこなし、今期も売上、経常利益ともに最高益更新見通しながら、伸び率は1桁と迫力を欠く予想で最終益は減益予想になっています。

 

同社の決算短信を見ると、リセッションが心配される米国が好調であるのに対し、中国の設備投資が伸び悩んだことがわかります。

 

安川電機 地域別受注残推移

同社の受注残の推移をみても、4Qは総じて受注残が減少していますが、米国に比べ中国の減少が目立ちます。

これは、ここもとの他社の決算にも、かいま見ることのできる傾向ですが、これから、決算発表が出てくる中で、中国関連銘柄には注意が必要なのだと思います。

www.nikkei.com


ご存じの通り、3月米雇用統計は、おおむね予想通りの結果になりました。


この結果を受けて、ここもと下落傾向であった長期国債金利が上昇しましたが、株式市場も同時に上昇していることがわかります。

今の米株市場は、かって、金利上昇が危ぶまれ
GOOD NEWS IS BAD NEWS 
であったのに対し、今は、リセッション懸念で
GOOD NEWS IS GOOD NEWS
の状況であることはおさえておくべきと思います。

S&P500業種別パフォーマンス

前述の安川電機の決算から、米国の景気は悪くないことが推察されましたが、正確に言えば、2極化が進んでいるということでしょう。

上記はS&P500の業種別パフォーマンスですが、トップパフォーマンスの自動車製造(テスラ、フォード、GM)や半導体関連と、下位の代替通信事業(ルーメンテクノロジー)や地方銀行との差が非常に大きいことがわかります。

つまり、リセッション懸念がある中でも、総崩れにならず底堅く推移していて、「浅くて短い景気後退」を折り込みつつあるということでしょう。

 

そして、12日には、注目の3月CPIの発表があります。

CPI NOW

クリーブランド連銀が公表しているCPINOWによると、CPIもコアCPIも5%を超えていて、非常に強いことがわかります。

もし、12日の3月CPIも強い数字がでれば、現状、米国は

 

GOOD NEWS IS GOODNEWS


状態なため、米株市場も、しっかりした動きになる可能性もあると思います。

FED Watch 5月

FEDWatchをみると、5月の0.25%の利上げは、70%を超えてきて、かなり織り込まれていることがわかります。


しかしながら、その水準がほぼピークで7月には利下げがスタートすることを織り込んでいます。

もし、3月CPIが強く、株価も上昇するなら、FRBタカ派の姿勢を強めるかもしれません。

 

2極化が進み、下げ渋っている米株はEPSが下がる中、予想PERがじりじり上昇してきています。

金利上昇には弱い環境になっていて、FRBタカ派姿勢を強めると、思わぬ下落につながる可能性もありうると思います。

したがって、日本株の戦略としては、なるべく中国関連を避けながら、5/3のFOMCまでには、いったんポジションを軽くしておくというのがいいと思うのですが、いかがでしょう。

にほんブログ村 株ブログへにほんブログ村 株ブログ 株式投資情報へ
にほんブログ村 
にほんブログ村

4/6(木) 春の嵐が来ないことを祈りたいが・・・

4月5日(水)



【相場概況】

日経平均 寄与度ランキング

東証プライムの値上がり銘柄57/値下がり銘柄1763
騰落レシオ(25日)111.44%
空売り比率 42.8%
売買代金 
東証プライム 2兆8161億円
東証スタンダード 1003億円
東証グロース 1674億円

4/4(火)米株市況


恐怖指数

恐怖指数

Fear & Greed Index

Fear and Greed Index - Investor Sentiment | CNN


【業種】


【個別】

kabutan.jp


東洋建設(1890)が、一時2006年4月以来の4ケタ乗せまで上昇しています。


同社は中期経営計画における株主還元方針の詳細を発表しています。

中期経営計画の1~3年目(2023~2025年度)の配当性向を100%(下限50円)とし、4年目以降は自己資本比率40%を目安として積極的な配当を継続する方針です。

また、今期の配当は前期25円→63円に大幅増配しています。

このことが好感され、株価は買い気配からスタートしたものの、寄り付いてからは売り込まれる動きになっています。

PTSではストップ高で張り付いていましたが、本日はストップ高にもならず、一部で大株主の売りが出ている可能性が噂されています。

同社株は、昨年5月に任天堂創業家の資産運用会社YFO1株1000円でのTOBを提案しましたが、取締役会の賛同が得られず対立が続いている状況です。

明日以降の値動きが注目されます。


www.nikkei.com

xn--r8jzdvima84a.com


以前、このブログでも紹介した和弘食品(2813)が大幅高になっています。

同社は、日経新聞「2023年度、米国工場の生産能力を5割増強。1.3億円を投じラーメンスープの増産体制を整備方針」と報じられ、好感されたようです。

米国ではラーメン人気が高まっていて、現地ニーズが高いビーガン向けスープなど開発を進め、販路も拡大する方針です。

株価は、戻り売りをこなして、高値をつけていけるか注目されるところです。

www.nikkei.com


岡野バルブ製造(6492)が急騰しています。

同社は日経新聞「次世代の原子力発電所向けにバルブを開発する」と報じられています。



次世代原発では、主に、小型モジュール炉(SMR)を想定していて、現行の原発では機能別に複数あるバルブを1つにまとめたり、バルブを通る流体を外部に漏らさない安全機能をより高めたりするとしています。

 


同社は、原発仕様バルブの国内最大手になりますが、これまで培ってきた技術をベースに、小型で建築費が抑えられる「SMR」、冷却材に水ではなく、性能の高いナトリウムを使う「高速炉」、冷却材にヘリウムを使い水素も製造できる「高温ガス炉(HTGR)」の3つの原発向けに製品開発を急ぐとのことです。

株価も、一段上方に居所を移しそうです。


kabutan.jp


ケイティケイ(3035)が5日続伸し、年初来高値を更新しています。


同社は、2023年8月期2Q累計決算を発表し、売上が前年同期比4.1%増86億3900万円営業利益が同27.3%増1億9000万円で着地したことを発表しています。

成長事業と位置付けるITソリューション事業で、デジタルマーケティングを活かしたEC事業が大きく貢献したほか、高騰が続く原材料費等に対して、販売価格を改定したことが奏功したようです。

小型の貸借銘柄で、PER8.0倍PBR0.7倍の割安株であるため、意外高の局面があるかもしれません。


www.nikkei.com


英語のコーチングサービスを手掛けるプログリット(9560)が大幅高になっています。

同社の代表取締役社長である岡田祥吾氏が、ツイッターにて、2~3か月の受講待ちが継続的に発生していることを明らかにしています。

半年程度は受講待ち期間が短くなる見込みはないとのことで、見直し買いに繋がったようです。

同社は4/142Q決算を発表する予定で、決算期待の買いも入っているようです。

ただ、1/131Q決算から、株価は、すでにダブルバガーを達成していて、よほどの上方修正が出ないと出尽くしになるという見方もあります。

明日以降の値動きが注目されます。


テクニカル分析

日経平均 日足 MACD

日経平均は、大幅反落!

ギャップダウンからスタートし、5日線(28022円)を下抜き、5日線自体も下向きに転換しています。

本日は、25日線(27741円)は割り込んでいませんが、過去25日線は、あまり抵抗線として機能していません。

さらに、下落が続くようなら、200日線(27366円)75日線(27221円)あたりまでの下落は想定すべきと思います。

日柄的に、まだ、それ以上の暴落が来ることは想定していませんが、5/3FOMC時、日本はゴールデンウイークに入ります。

4月中に、ポジションを軽くしておくことも一考かもしれません。


【本日のトピック】


S&P500



さて、今年に入って、S&P5006.8%の上昇になっています。

値上がりの9割はトップ20


しかしながら、その上昇の内訳を分析すると、上昇の9割以上はトップ20社の大型銘柄によるもので、残りの480社は、ほぼフラットになっています。

ラッセル2000

小型株で構成されるラッセル2000は、年初の水準から、ほとんど上昇していません。

www.google.com


昨日の2月米JOLTS(米労働省雇用動態調査)は、求人件数が予想を大きく下回り、1年半ぶりの1000万件割れになりました。


4/4(火)の米株市場は、リセッション懸念で下落しましたが、小型株のラッセル2000は他に指数より下落率が高かったことがわかります。

なぜ、このようなことが起こるのか?
恐らく、マーケットは景気後退を折り込み始めているものと思います。

不景気になると、一番先に倒産するのは、体力のない中小企業です。


アップルやマイクロソフトのような大企業は体力があるため、業績は下がっても倒産の心配はありません。


通常、リセッション時には、およそすべてのセクターが下落します。

今回大型ハイテク銘柄が買われているのは、10年国債の利回り低下とSVB破綻後、FEDが緊急措置としてお金をばらまいたからと思われます。

ダブついたお金は、どうしても株に流れますが、その中で金利が低下したため、将来のキャッシュフローが期待できる大型ハイテクグロース株に資金が流れたものと思われます。

問題はこれからです。
FEDの緊急バラマキもほぼ終了し、消費を支えていたコロナ預金も底をつき始めています。ここからのさらなる株への資金流入は、さほど見込めないでしょう。

FED Watch 5月

FED Watch 9月

そして、パウエル議長は、5月のFOMC0.25%の利上げを示唆していますが、債券市場は据え置きを予想しています。

そして、9月には利下げになることを織り込んでいます。

もし、債券市場が正しいのであれば、かなり厳しい景気悪化が半年以内におこることを示唆しています。
そうでなければ、パウエル議長は利下げをするはずはありません。

株式市場は不況なしの利下げを想定しているのでしょうか?
それは、楽観的すぎると思います。

それとも、米景気は引き続き堅調ということで、5月に予定通り利上げが実施されることになれば、それはそれで、マーケットにショックを与えることになるでしょう。


今週は週末に雇用統計 4/17にCPIの発表があります。
これらの結果でマーケットがどのような反応になるのか?

春の嵐が起きないことを祈るばかりです。

にほんブログ村 株ブログへにほんブログ村 株ブログ 株式投資情報へ
にほんブログ村 
にほんブログ村