5月10日(金)
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【個別株】
ジャパンエンジンコーポレーション(6016)が場中値つかずのストップ高比例配分になっています。
同社は、9日の取引終了後、2024年3月期の単体決算発表にあわせ、2025年3月期の業績予想を開示し、今期の売上高が前期比27.1%増の266億5,000万円、最終利益が同17.7%増の30億円となる見通しを示しました。
同社は、舶用低速エンジンの世界3大ブランドの一つ、UEエンジン(舶用低速2ストロークエンジン)の開発設計、製造、販売、アフターサービスまで一貫体制を整えた世界唯一の会社ですが、前期に続き最高益を更新する計画です。舶用低速エンジンの世界3大ブランドの一つ、UEエンジン(舶用低速2ストロークエンジン)の開発設計、製造、販売、アフターサービスまで一貫体制を整えた世界唯一の会社は舶用低速エンジンの世界3大ブランドの一つ、UEエンジン(舶用低速2ストロークエンジン)の開発設計、製造、販売、アフターサービスまで一貫体制を整えた世界唯一の会社
新型省エネ主機関のLSH型など受注残高が豊富に積みあがっており、前期比で主機関の販売台数増加を見込んでいるようです。
また、同社は、9月30日を基準日として10月1日付で1株から3株の株式分割を発表し、前期の年間配当を115円から130円へと増額。
今期は92円とし、株式分割を考慮した実質配当は20%増になります。
株価は、75日線(11,065.73円)を超過し、一段高の動きになりそうです。
日新(9066)が場中値つかずのストップ高比例配分になっています。
同社は、9日、2025年3月期連結業績予想について売上高を前期比7.7%増の1,830億円、純利益を同19.1%増の103億円と発表しました。
また、配当指標としてDOE2.0%以上(下限配当)から4.0%以上を目安にと変更しており、それに伴い今期1株年間配当は200円と前期の110円から大幅増配計画を発表しています。
さらに、立会外取引での取得ですが、450万株(発行済み株式総数の23.61%)・140億円の自社株買いも実施します。
また、政策保有株式については、昨年度売却済みの約80億円に加え、2026年度までに更に政策保有株式約120億円を売却予定とのことです。
売却資金は成長投資と株主還元に活用するとのことで、来期以降も高水準の株主還元が期待できるとの思惑から買いを集めています。
株価は一段高が期待できそうです。
https://www.sansei-technologies.com/
三精テクノロジーズ(6357)がストップ高まで買われ、年初来高値を大幅に更新しています。
同社は、9日取引終了後、2025年3月期連結業績予想について売上高を前期比22.4%増の640億円、営業利益を同61.2%増の51億円となる見通しを発表しました。
売上高・営業利益共に6期ぶり過去最高更新の見通しを示し、加えて配当予想も前期比10円増の50円としています。
「遊戯機械」部門で受注工事が順調だったほか、「舞台設備」部門でもコンサートやイベント向け仮設舞台装置の需要が引き続き回復傾向となったようです。
本日の株価はストップ高の一本値で、差し引き129万株超の買いを残しており、勢いは続きそうです。
ツムラ(4540)がストップ高まで買われ年初来高値を更新しています。
同社は、9日の取引終了後、2024年3月期の連結決算発表にあわせ、2025年3月期の業績予想を開示しました。
2024年3月期の連結経常利益は前期比0.2%増の234億円となり、従来予想の224億円を上回り、減益予想から一転して増益で着地し、2025年3月期も前期比68.1%増の395億円に拡大を見込んでいます。
また、同社は、前期の年間配当を70円から85円へと増額し、今期も前期比51円増の136円に大幅増配する方針を示しました。
これらがサプライズとなり、高値圏で揉み合いとなっていた株価は年初来高値更新となりましたが、やや過熱感も台頭しており注意が必要かもしれません。
Arent(5254)がストップ高まで買われています。
同社は9日取引終了後、2024年6月期第3四半期累計(2023年7月~2024年3月)の連結決算を発表しました。
営業利益は前年同期比79.7%増の8億9,800万円となり、通期計画11億4,200万円に対する進捗率は78.6%に達しています。
プロダクト共創開発では主に建設業界のクライアントからの開発受注が増加したほか、共創プロダクト販売では空間自動設計システム「PlantStream」の顧客層が拡大したようです。
また、決算説明会で人材派遣業への参入計画について問われた際、人材派遣業の許可を取得していると答えており、事業拡大の期待感もあって投機資金が攻勢を仕掛けたと見る向きもあります。
株価は25日・75日両線を突破し、目先この勢いがどこまで続くか注目されます。
【テクニカル分析】
日経平均は3営業日ぶりに反発!
しかしながら、ローソク足は上ヒゲを伴う陰線となり、終値ベースで収れんしてきた5日線(38,315.33円)、25日線(38,558.78円)、75日線(38,453.84円)を下回っています。
ナイトセッションの日経平均先物は38,210円 -30円で戻ってきています。
オプション5月限SQ値は38,509.47円で「幻のSQ」にはなっていませんが、この水準は、東証プライム市場の累積売買代金が、年初から5月8日までの累計で約60兆円と最も多い水準と同水準であり、当面の上値抵抗水準として機能しそうです。
欧米株が利下げ期待を背景に戻り高値を更新しているのに対し、日本株は、日銀が円安是正の為に国債買い入れ減額などの対応を迫られるとの懸念から、海外投資家を中心に日本株への投資スタンスを慎重にさせた面があると指摘する向きもあります。
日経平均は、短期的には「三角持合い」を形成しており、かなり煮詰まってきていることが伺えます。
今週は、上下どちらかに離れる可能性もあり、SQ値の38,500円水準を上放れるのか、下離れて下落トレンドを形成するのか注目されるところです。
【本日のトピック】
日本ヒューム(5262)
さて、本日は日本ヒューム(5262)を紹介します。
同社は下水道向けヒューム管首位の会社で、先日の能登震災でも大きな被害が出たように、下水道の老朽化、耐震化は喫緊の課題であり、今後同社が話題にのぼることは増えてくると思います。
ヒューム管とコンクリートパイル両方で高いシェアを獲得しているのは同社のみと言っても過言ではなく、同社の高い技術力や品質力が評価されているものと思われます。
同社は、地震対策や社会インフラ老朽化対策では、各種コンクリート製品の機能・強度向上に努めているほか、施工の面でも下水道管路・マンホール耐震化工法や管渠更生工法などを開発するなど、新たな工法の開発も進めています。
特に、東京都下水道サービスと共同開発したe-CONはCO2の削減、耐塩害性、耐酸性に優れており、認定終了後に本格的な販売が開始される予定です。
仮に、新製品e-CONが全国の下⽔道管へ普及すればかなりのインパクトになるものと思われます。
9日に発表になった決算も好調で、今期配当も9円増配(25円→34円)になっています。
好決算を受けて、10日の市場では900円台を回復してきていますが、PERは10.9% PBRは0.53倍 配当利回りは3.73%と、まだまだ割安な水準であることがわかります。
また、600株以上保有する場合は年2回、5,000ポイント(5,000円相当)の商品に変えるポイントが付与され、配当金に優待利回りを加味すれば5.5%を超えることになります。
ちなみに、「投資の森」というサイトでは、業績適正価格を1,139円と表示しています。
また、IRはPBR1倍割れ対策に対して「まとまり次第開示する」ともコメントしており、更なる株主還元も期待できそうです。
さらに、同社は2025年に創立100周年を迎えますので、記念配等の増配もあるのではないでしょうか?
増収増益で財務良好 割安高配当銘柄として長期インカム狙いとしてもいいですし、今後の新商品の売れ行き次第では上方修正もあり得ますのでキャピタルゲイン狙いでもいいと思います。
短期的には、やや過熱していますが、配当利回りが4%になる850円あたりを下値と想定し買い下がるのは面白いと思います。