1月30日(火)
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Fear and Greed Index - Investor Sentiment | CNN
【個別】
東映アニメーション(4816)が急伸しています。
同社は、29日に2024年3月期(今期)の連結純利益が前期比26%減の155億円になりそうだと発表しました。
従来予想(35%減の135億円)から減益幅が縮小し、好感した買いが集まっています。
前期に公開した映画の波及効果が続き、配信権や商品化権の販売、商品販売事業が期初時点の予想を上回ったとのことです。
また、配当予想を従来から24円積み増し、114円(前期実績は155円)としています。
あわせて3月31日を基準日として1株を5株に分割することも発表しています。
実質、株主優待も増額になるのも好感されています。
株価は一段高が期待できそうです。
ピー・シー・エー(9629)が場中値つかずのストップ高比例配分まで買われています。
同社が、29日に発表した24年3月期第3四半期累計の連結経常利益は前年同期比26.4%増の17.3億円に伸び、通期計画の18.6億円に対する進捗率は92.9%に達しました。
また、配当政策の変更を発表し、ROE10%以上・DOE2.5%・配当性向30%を目標としていましたが、ROE10%到達などの目標達成までの期間は配当性向を100%程度にするとしています。
そして、期末一括配当を従来計画の17円から62円へと大幅増額修正しています。
株価は昨年の高値圏へと浮上していますが、目先、現水準を固めることができるか注目されます。
三社電機製作所(6882)がストップ高まで買われ、昨年来高値を大幅に更新しています。
同社は29日引け後に、24年3月期連結業績予想を発表し、営業利益を25億円から前期比84.1%増の30億円へ、純利益を17億5,000万円から同2.0倍の25億円へ上方修正しています。
半導体事業で顧客の在庫調整局面が継続したほか、電源機器事業で一部の案件が来期の売り上げにずれ込むこむことから、売上高は310億円から305億円(同8.6%増)へ下方修正しましたが、大型のパワーコンディショナー評価用電源をはじめ、顧客からの要望に対応した付加価値製品の提供を進めたことが利益を押し上げる要因のようです。
また、期末配当予想を30円から40円へ引き上げ、年間配当予想は50円(前期30円)としています。
株価は46万株超の買いを残しており、2018年2月高値にどこまで迫れるか注目されます。
SREホールディングス(2980)が場中値つかずのストップ高比例配分まで買われています。
同社は、29日、24年3月期第3四半期累計決算を発表し、連結経常利益は前年同期比44.8%増の13.9億円に拡大する見通しです。
不動産仲介向けの顧客増加に加えて、IT・ヘルスケアなど隣接領域の顧客獲得も順調に増加し、L&Pでの物件売却が計上されたことなども業績改善の背景にあるようです。
株価は節目として意識されていた2,800円処を突破し、一段高も期待できそうです。
日本ギア工業(6356)がストップ高まで買われ、昨年来高値を更新しています。
同社は、23年4-12月期単独決算を発表し、売上高が前年同期比31.5%増の70億円、営業利益が同2.5倍の16億3,100万円となり、営業利益が通期計画14億6,000万円を上回っています。
原子力発電所や火力発電所、上下水道向けでバルブ・アクチュエータが増加したことなどから「歯車及び歯車装置事業」が好調だったほか、「工事事業」も火力発電所や石油・ガス向けで伸びたようです。
株価は一段高が期待できそうです。
【テクニカル分析】
日経平均は小幅続伸!
ローソク足は、下降する5日線(36,061.36円)をわずかに上回っていますが、上ヒゲのある陰線となり、上値が重いことが示唆されています。
ボリンジャーバンドでは、わずかではあるものの、再び+1σ(36,084.10円)を下回っています。
バンドが少しではあるものの、スクイーズ(バンド幅の収縮)する動きが見られ、これまでのような勢いがなくなりつつあることが見てとれます。
それだけに、少なくともSQまでは、外部環境の力学で振らされる可能性が高いと思われますので、米国のイベント等もチェックしておいたほうがよさそうです。
【本日のトピック】
さて、今週のマーケットの予定を確認すると、今週は、31日早朝のマイクロソフト(MSFT)とアルファベット(GOOGL)を皮切りにMG-7の本丸の決算が出そろうことや2/1のFOMC、2/2の雇用統計など重要イベントが目白押しです。
MG-7の決算は、上記の予想が出ていますが、実際の数字が予想を上回るか下回るかで株価が大きく上下することが想定されます。
これまで、決算発表をしてきた中では、マイクロンテクノロジー(MU)やASML(ASML)のように好決算だったものは、それなりに上昇していますが、テスラ(TSLA)やデュポン(DD)のように決算内容が投資家の期待に応えられなかった銘柄は、厳しい下げになっています。
ここもとの米株は金利下落期待等で上昇してきたため、株価が業績を織り込めていないものと思われます。
23年第4四半期のEPSの伸びについての予想の変化をみると、テクノロジー部門は伸びていることを考えれば、これから発表になるMG-7は無難に通過するかもしれません。
しかしながら、アップル(AAPL)については、アナリストの間でも見方が分かれていますので要注意です。
前述のように、本日の東証プライムの売買代金は3兆7,547億円と今年一番の低水準になっており、やや海外投資家の買いも細ってきた兆候があります。
指数連動銘柄保有の場合は、イベント前に手をすかすのも一考かもしれません。