8月9日(水)
【相場概況】
【騰落レシオ】
【空売り比率】
【売買代金】
【米株市況】
【恐怖指数】
【Fear and Greed Index】
Fear and Greed Index - Investor Sentiment | CNN
【業種別】
【個別】
神戸製鋼所(5406)が急伸し、2015年以来8年ぶりの高値を記録しています。
同社は、8日の取引終了後に2024年3月期業績予想の修正を発表し、純利益を1,000億円から1,200億円(前期比65.4%増)へ引き上げています。
また、配当性向の目安を従来の15~25%程度から30%程度に見直す方針を明らかにし、24年3月期(今期)の年間配当を90円と前期比50円増やすと発表しています。
純利益予想が、アナリスト予想の923億円(7月5日時点のQUICKコンセンサス、6社平均)を上回るのも株価の追い風となっているようです。
木村工機(6231)がストップ高まで買われ、年初来高値を更新しています。
同社は、8日の取引終了後に発表した第1四半期(4~6月)単独決算で、売上高31億1,600万円(前年同期比32.9%増)、営業利益6億2,700万円(同5.7倍)、純利益4億5,500万円(同6.2倍)と大幅な増収増益となったことを公表しています。
産業分野における設備投資意欲の高まりから、夏場の暑熱対策案件が大幅に増加したことに加えて、オフィスビルなどによる省エネ意識の高まりから熱回収外調機の導入が進んだことが貢献したようです。
本日の大幅高で株価は2020年8月以来、3年ぶりに3,000円台を回復していて、上場来高値の4,695円にどこまで迫れるか注目されるところです。
サンクゼール(2937)が大幅続伸になり、ストップ高まで買われています。
同社は、8日の取引終了後に、2024年3月期第1四半期(4~6月)の連結決算を発表し、経常利益は5億5,500万円で着地し、通期計画に対する進捗率は約33%に及んでいます。
また、同社は、100株以上を半年以上、継続保有し、毎年3月31日時点で株主名簿に記載または記録された株主に対し、自社製品の詰め合わせギフト2,500円相当(500株以上の継続保有で5,000円相当)と同社の店舗やオンラインショップで利用可能なサービス券500円分(同1,000円分)を贈呈する株主優待制度を導入することも発表しています。
同社株は7月10日に発表した6月分の月次が弱い数字となったことから随分と売り込まれていただけに、今回発表された4-6月期業績への警戒もあった様子です。
しかしながら、堅調な決算が出てきたことや、一緒に発表された7月分の月次が好調だったこと、新しい株主優待が発表されたことなどから、見直し買いに繋がったようです。
明日以降どこまで上昇していけるのか注目されます。
ミズノ(8022)が続急伸し、ストップ高まで買われています。
同社が、8日の取引終了後に発表した、2024年3月期第1四半期(4~6月)の連結決算は、営業利益が前年同期比40.8%増の53億4,400万円で着地し、過去最高となっています。
通期計画に対する進捗率も、約36%と順調な滑り出しとなり、業績の上振れを期待した買いを集めたようです。
国内では野球やサッカー、バレーボールなど競技スポーツ品の販売が幅広く好調に推移し、海外市場ではゴルフ用品が引き続き堅調だったようです。
本日の株価は、幾度か寄り付いたものの、ストップ高で終えていて、上値余地も残されていそうです。
AIメカテック(6227)が急反発になり、ストップ高まで買われています。
同社は、2023年6月期決算を発表し、営業利益が前期比9%減の6億6,600万円と低調だったものの、続く2024年6月期は前期比2.1倍の14億1,500万円と、一転して急拡大に転じる見通しを公表しています。
同社は、半導体パッケージ製造装置やフラットパネルディスプレー製造装置の製造を主力としていますが、2019年6月期に達成した過去最高益を5期ぶりに上回る見通しです。
株価は新たなステージに突入する可能性がありそうです。
【テクニカル分析】
日経平均は反落!
下降する5日線(32,237円)を再度下回る陰線となり、日柄調整が継続する流れが続いています。
信用の評価損益率をみると、信用買い残が3.79兆円まで膨らみ、2007年8月以来の高水準になっています。
個人の強気買いが捕まっていることが推測され、これらも上値の重い要因となっています。
日経平均のトリプルトップが完成するネックラインは31,800円近辺です。
この水準を守るためには、日々50円ほど上昇している75日線(31,684円)が下値抵抗線として機能するかがカギになりそうです。
そして、海外投資家の買いが持続するのかも注目になりそうです。
明日は連休前のSQであり、SQが株価の潮目の変化のきっかけになることもありますので、SQ後の株価にトレンドがでるのかもチェックしておいたほうがいいと思います。