5月16日(火)
【相場概況】
【騰落レシオ】
【空売り比率】
【売買代金】
東証プライム 3兆5529億円
東証スタンダード 2317億円
東証グロース 1657億円
少し前まで、東証スタンダードは東証グロースより売買代金が少ない状況が当たり前でしたが、最近は逆転しています。
上記比較チャートを見ても、ここ1か月はグロースが軟調で、プライム、スタンダードは好調です。
成長より割安を求める外国人投資家が主流であることがわかります。
【米株市況】
【恐怖指数】
Fear and Greed Index - Investor Sentiment | CNN
【業種】
【個別】
京セラ(6971)が続伸し、年初来高値を更新しています。
同社が発表した、2024年3月期業績は、売上高が前期比3.7%増の2兆1000億円、営業利益は同14.4%増の1470億円を予想しています。
コンセンサス(1390億円程度)を上回る計画が好感されたようです。
また、あわせて806万6,000株(発行済み株式数の2.25%)、500億円を上限とした自社株買いを発表しています。
足元で調整が続いているスマートフォンや自動車関連の市場が緩やかに回復し、収益を押し上げると見込んでいるようです。
他社の決算等から、やや楽観的に感じますが、スマホ市場に回復の兆しがあるという見方は注目されます。
網屋(4258)がストップ高比例配分になり、年初来高値を更新しています。
同社は、2023年12月期の業績予想を上方修正しています。
営業利益予想を従来の2億8,000万円から前期比22%増の3億2,000万円に増額修正しています。
脱コロナで営業案件が回復した他、前期実施した販売価格の値上げ効果が収益に大きく反映されたようです。
株価は売り板が薄い処を駆け上がり、1,420円台の戻り売りを順調に熟せればステージが変わりそうです。
fonfan(2323)がストップ高まで買われています。
同社は、サイブリッジ合同会社が、同社株を1株455円でTOBを実施すると発表しています。
サイブリッジ合同会社の職務執行者の水口翼氏は、同社の社外取締役で、サイブリッジコーポレーションの持ち分を合わせて筆頭株主となり、中長期的な企業価値の向上を目指すとのことです。
本日の株価はTOB価格を前に伸び悩みましたが、今後も同価格を意識した値動きが続くものと思われます。
ヘッドウォータース(4011)が急反発し、ストップ高まで買われています。
同社は、2023年12月期1Q決算を発表し、連結経常損益が6,100万円の黒字に浮上したことを公表しています。
また、6月末の株主を対象に1株を2株にする株式分割を実施することも併せて発表しています。
株価は急反発していますが、目先は4月19日に付けた年初来高値18,440円を突破出来るか否かが焦点となりそうです。
ispace(9348)がストップ高まで買われています。
同社は、2024年3月期の業績予想を開示し、売上高は前期比6.3倍の61億9,600万円、最終損益は78億8,900万円の赤字(前期は113億9,800万円の赤字)となる見通しを示しています。
大幅増収で最終赤字幅が縮小する計画が材料視されたようです。
説明資料によれば、月面着陸まで至らなかったミッション1の結果が、ミッション2、ミッション3の締結済み売上契約への影響は無いとのことです。
また、三井住友海上火災保険と締結した月保険を巡り、保険金の受領を見込むものの、現時点では確定しておらず、金額については業績予想には反映していないとしています。
今後の打ち上げスケジュールにも変更は無いとしていて、安心感に繋がり、改めて今後のミッションへの期待感から見直し買いが入ってきた様子です。
明日以降も買いが続くのか注目されます。
【テクニカル分析】
日経平均は4日続伸!
マドを開けて上昇し、十字足を形成しています。
仮に、明日もマドを開けて上昇ということになれば、30,000円到達とともに、坂田五法の「三空踏み上げ」が完成します。
いったんの調整は想定すべきと思いますが、すぐさま下落トレンドが始まるわけではないと思われますので、基本は押し目買いになると思います。
【本日のトピック】
本日は割愛します。