5月15日(月)
【相場概況】
【騰落レシオ】
【空売り比率】
【売買代金】
東証プライム 3兆1715億円
東証スタンダード 1705億円
東証グロース 1583億円
【米株市況】
【恐怖指数】
Fear and Greed Index - Investor Sentiment | CNN
【業種】
【個別】
ゼンショーホールディングス(7550)が大幅高になり上場来高値を更新しています。
同社は、2024年3月期業績予想を発表し、売上高は前期比15.2%増の8,984億6,600万円、営業利益は同84.5%増の400億9,000万円と前期に続き過去最高を更新する見込みです。
また、配当も前期比16円増の40円としており、これらが好感されているようです。
新型コロナウイルス感染症に伴う行動制限の緩和などを受け、個人消費が回復傾向にあり、外食事業の伸びを見込むとのことで、4月1日に完全子会社化したロッテリアも貢献するようです。
株価はどこまで買われていくのか注目です。
GENOVA(9341)が場中値つかずのストップ高比例配分になっています
同社が発表した2024年3月期連結業績予想で、売上高84億8,200万円(前期比30.2%増)、営業利益22億700万円(同27.3%増)、純利益15億500万円(同19.4%増)と大幅増収増益を見込むことが好感されているようです。
引き続き医療メディア「Medical DOC」をはじめとする主力のメディカルプラットフォーム事業でサービス契約件数、契約単価の上昇を見込むとのことです。
本日は差し引き108万株超の買いを残して終えていますので、明日以降も上昇が期待できそうです。
ヤプリ(4168)が高より後、ストップ高まで買われています。
同社は、2023年12月期1Qの営業損益は7,100万円の黒字に浮上して着地したと発表しています。
サービス売上が好調かつ抜本的なコスト構造の見直しを行った結果、黒字に転換し、長期的に筋肉質な組織への転換を図ることが出来たとしています。
通期予想は2,400万円で据え置きましたが、1Q時点で既に上回っていることから上方修正への期待が広がっています。
守谷輸送機工業(6226)が一時ストップ高まで買われ、年初来高値を更新しています。
同社は、2024年3月期の業績予想を開示し、最終利益は前期比2.1倍の13億2,000万円の見通しを発表しています。
2期ぶりの過去最高益を計画した他、年間配当予想も同1円増配の16円としています。
また、同社は中期経営計画も公表していて、2027年3月期の売上高を210億円、営業利益を26億円(2024年3月期見通しは19億5,000万円)に伸ばす目標を掲げています。
株価の一段高が期待できそうです。
長野計器(7715)がストップ高まで買われ、年初来高値を更新しています。
同社は、2024年3月期連結業績予想を発表し、売上高が前期比12.0%増の678億円、営業利益は同29.1%増の61億円、純利益は同17.3%増の40億円と大幅増益の見通しを公表しています。
また、同社は、2026年3月期に売上高753億円、営業利益97億円を目指す中期経営計画も発表しています。
株価は昨年1月以来の高値水準を駆け上がる動きが期待できそうです。
【テクニカル分析】
日経平均は続伸!
ギャップアップからスタートし、陽線で年初来高値を更新しています。
引き続き5日線(29301円)上を保っていて、上昇の勢いは継続しています。
次なるターゲットは2021年11月16日高値29,960.93円、そして大台30,000円となってきます。
引き続き、この勢いが継続するのか注目されるところです。
【本日のトピック】
ホソカワミクロン(6277)
https://www.hosokawamicron.co.jp/
さて、本日はホソカワミクロン(6277)に注目したいと思います。
同社は、微粉体関連機器のグローバル・ニッチ・トップメーカーです。
粉体に関する様々な事業を行っていますが、メインのビジネスは、細かく砕く、大きさで分ける、混ぜる、乾かす、供給する、計測する、粒子を設計するなど粉を処理する機器・装置の開発、設計、製造、販売、メンテナンスサービスの提供です。
ものづくりには複数の工程がありますが、原料状態、中間工程、最終製品など、いずれかの工程で粉であることが多く、そこには必ず粉を処理する粉体技術が必要となります。
つまり、同社の機器は、食品、医薬、化学、樹脂、金属、電子部品などあらゆる産業分野で活用され、“ものづくり”に不可欠な存在となっています。
エコカーや携帯電話に使われる充電できる二次電池や磁石、液晶パネル、紙おむつ、化粧品、洗剤、ペットボトル、化学繊維、調味料、お菓子、サプリメント、薬などの製造には同社の粉体処理装置や粉体技術が活用されています。
同社のビジネスは“B to B”であるためあまり知られていませんが、粉体処理機器の業界での知名度は非常に高く、粉体技術の世界トップ企業として認知されています。
同社が発表した、2023年9月期第2四半期累計(22年10月-23年3月)の連結経常利益は前年同期比7.7%増の33.6億円に伸び、通期計画の65億円に対する進捗率は51.8%に達しています。
決算短信をみると、全体市況が軟調な中、いち早く受注を戻し始めていることがうかがえます。
市場環境も、米国市場はまだ弱いものの、欧州の製造系が戻りつつあることも書かれています。
PERは10.7倍程度で、PBRも0.86倍です。
財務も堅調で、有利子負債率も2.4%と、無いに等しい状況です。
日本がインフレに転じて、利率が上昇してきても強い体質であると言えると思います。
週足のチャートを見ると、下値を切り上げるアセンディングトライアングルを形成してきているのがわかります。
海外投資家が割安な日本株に注目してきたのならば、世界になくてはならない同社のグローバルニッチトップな特性、及び割安な株価に関心がもたれると思います。