えのキングの投資日記

日本株投資日誌

7/3(月) 日経平均は来週前半に明暗を分ける⁉

6月30日(金)


【相場概況】

日経平均 寄与度ランキング



【騰落レシオ】



空売り比率】



【売買代金】



【米株市況】

6/29(木)米株市況

6/30(金)米株市況


恐怖指数



【Fear and Greed Index】

Fear and Greed Index - Investor Sentiment | CNN



【業種別】



【個別】

www.nikkei.com


高島屋(8233)が大幅反発しています。


同社は、今2024年2月期利益予想を上方修正しています。

営業利益については、従来予想の350億円から375億円前期比15.3%増)に増額し、純利益同12.0%減245億円にそれぞれ上方修正しています。

高額消費やインバウンド消費の復活で売上高が押し上げられ、経営構造改革に伴うコスト削減効果も奏功したようです。

野村証券の山岡久紘リサーチアナリストは29日付のリポートで「コスト構造改革効果などが一段と表れている印象で、野村の想定以上に経費を抑制できている点はポジティブ」との見方をしめしています。

訪日外国人客の売上高が計画超で推移していることを勘案すれば、更なる上振れも期待できるかもしれません。


kabutan.jp

 


東テク(9960)が急伸し、上場来高値を更新しています。


同社は決算発表を行ない、
2023年3月期連結経常利益前期比14.8%増81.7億円2024年3月期前期比13.8%増93億円に伸びを見込み、12期連続で過去最高益を更新する見通しを公表しています。

 

 

また、今期の年間配当は前期比20円増182円に増配する予想を発表しています。

同社は、子会社の東テク電工で実体を伴わない仕入取引の疑いがあり、特別調査委員会の調査などに時間を要したことから、決算の開示が遅延していました。

しかしながら、今回の決算発表で、堅調な業況と増配の見通しが示されたことから、買い安心感が広がったようです。

株価は、やや過熱感がでていますが、今後の値動きが注目されます。


kabutan.jp

 


ヘッドウォータース(4011)が、一時ストップ高になるまで急騰し、年初来高値を更新しています。


同社は、NVIDIA Inceptionのパートナー企業に認定されたと発表しています。

これまで両社は連携して企業のDXやスマート化を支援してきましたが、連携を更に強化・拡大するためにパートナー企業として参画することになったとのことです。

今後、スマートシティやスマートストア、物流DXを推進する企業に対して共同提案と共同マーケティングを加速していく方針です。

株価は、目先この勢いがどこまで続くか注目されます。


kabutan.jp

 


フィードフォースグループ(7068)ストップ高まで買われ、年初来高値を更新しています。

 

同社は昨日引け後に決算を発表し、2023年5月期連結経常利益前期比11.8%増10.2億円に伸び、2024年5月期前期比32.7%増13.5億円に拡大を見込んでいます。

6期連続で過去最高益を更新する見通しで、10期連続増収・5期連続増益になります。

SaaS事業やDX事業が好調に推移していることが主な要因で、生成AI活用も含めた将来の収益基盤構築のための人材投資をさらに進める計画です。

株価は過熱感が台頭していますが、調整を交えながらも上昇基調は継続されるとの見方も強いようです。

kabutan.jp


マーケットエンタープライズ(3135)が大幅反発になり、年初来高値を更新しています。


同社は6/29に、京都府長岡京市リユース事業に関する協定を締結したと発表しています。

京都府では初の連携となり、長岡京市は、同社が運営するリユースプラットフォーム「おいくら」を用いて、不用品を廃棄物として捨てずに再利用する仕組みを構築するとしています。

 


また、同社は6/30には、群馬県桐生市大阪府吹田市ともリユース事業協定を締結したと発表していて、同サービスの導入自治体は全国で50となりました。

上昇基調にある株価への刺激材料となり、引き続き買い優勢の展開が期待されます。


www.nikkei.com


6/30に新規上場したジーデップ・アドバンス(5885)が、公開価格4,510円約2.3倍となる10,680円で寄り付き、その後、ほどなくストップ高まで買われています。

 


同社は、2007年から米NVDIAのGPUに着目し、AI学習など高度な処理を可能とするハードウェアなどの販売事業を手掛けていて、AIを開発する企業や大学・研究機関などにAI開発用のハードウェアを提供しています。

公開株数は46万株と少なくありませんが、既存株主にベンチャーキャピタルはなく、全ての現物株に180日間のロックアップが掛かっていることから、需給環境は悪くないようです。

何より今流行りのAI関連事業ということから資金も集まり易かったものと思われます。

しかしながら、同社は、AI関連事業と言っても、あくまでハードウェアの卸売業者です。

過度な成長期待は危険と思うのですが・・

だだ、IPOは、上場後暫くは、株価モメンタムが重要なだけに、勢いでどこまで買われるか来週の動向が注目されます。



テクニカル分析

日経平均 日足 MACD


日経平均は小幅反落!

ギャップダウンからスタートし、一時、心理的な節目33,000円を割り込むも、持ち直し、上向きに転じた5日線(32970円)上を維持する陽線になっています。


ナイトセッションの日経平均先物33,420円 +230円で戻ってきています。


来週は、価格帯的にも戻り売りが出やすい33,520円レジスタンスを上抜けることができるかがポイントになりそうです。

この水準は、前週の急落直前の高値であり、今週のリバウンド時にも上値が抑えられた水準です。

この水準は、オプションのストップバイオーダーが多い水準と思われ、明確にブレイクすればショートスクイーズを誘発しやすく、一気に年初来高値33,950円に迫る展開もあり得ますが、跳ね返される動きになれば、失望を伴い、7月下旬までの夏枯れ相場が継続する可能性もあり得ます。


来週は、6/3日銀短観中国PMI米ISM等重要な経済指標の発表が続きます。6/4米市場が独立記念日で休場です。

来週の前半での値動きが、7月の当面の相場情勢を決定づけることになるかもしれません。

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