6月12日（月）
【相場概況】
【騰落レシオ】
【空売り比率】
【売買代金】
【米株市況】
【恐怖指数】
【Fear and Greed Index】
Fear and Greed Index - Investor Sentiment | CNN
【業種】
【個別】
鳥貴族ホールディングス（3193）が大幅高になり、年初来高値を更新しています。
同社は、23年7月期の連結業績予想について、売上高を317億1,300万円から330億7,200万円（前期比63.0％増）へ、営業利益を8億5,700万円から12億2,000万円（前期24億3,300万円の赤字）へ上方修正することを発表しています。
新型コロナウイルス感染症第7波の影響で8～9月に来店客数は一時的に減少したものの、その後は速やかな回復がみられ、「鳥貴族」における売上高が想定を上回って推移したことが要因とのことです。
東海東京調査センターの沢田遼太郎シニアアナリストは「新型コロナウイルス禍からの経済正常化を背景に『リベンジ消費』による収益効果が出ている」と評価し、「既存のメニューを値上げするだけではなく、（割高感が出にくい）期間限定メニューを導入するなど販売促進策も改善されてきている」と話しています。
同社は、月次動向も発表していて、今後の外食産業の業績推移を見るうえでもチェックしておいたほうがいいかもしれません。
ブレインズテクノロジー（4075）が場中値つかずのストップ高比例配分になっています。
同社が発表した、2023年7月期第3四半期累計の経常利益は前年同期比34.1％減の8,300万円に落ち込みました。
売上高は12.9％増の7.74億円に拡大しましたが、売上原価が膨らんだことから減益になっています。
しかしながら、2-4月期の経常利益は前年同期比2.3倍の1.2億円に急拡大していて、業績成長トレンドが継続しているとの見方が広がったようです。
株価は目先、昨年11月30日に付けた高値1,386円も視野に捉えたと見られます。
ベステラ（1433）が場中値つかずのストップ高比例配分になっています。
同社が発表した2024年1月期1Q（2～4月）決算は、売上高15億3,700万円（前年同期比8.6％減）、営業損益3,500万円の赤字（前年同期1億9,600万円の黒字）と営業赤字に転落したものの、受注工事高は製鉄業界で大型工事の受注があり、過去最高の74億2,700万円（前年同期比4.4倍）を記録したと公表しています。
また、受注残高も過去最高額に積み上がっていて、これを受け業績は今後付いてくるとの見方から足元の赤字決算は嫌気されず先行き期待から見直し買いが集まった格好です。
さらに、同社は11日の朝のＴＢＳ系情報番組「応援！日本経済 がっちりマンデー！！」で紹介されたことが話題を呼んだようです。
番組では「儲かる破壊業界」のテーマで同社のりんご皮むき工法でガスタンクを破壊する技術を紹介しています。
風力発電の風車を転倒させる工法で破壊する技術も紹介されています。
同社は小型貸借銘柄で、これからも東証プライム上場維持基準を満たすため積極的なＩＲやメディア出演をしてくることが見込まれます。
引き続き注目していきたい銘柄です。
フューチャーリンクネットワーク（9241）が、連日で年初来高値を更新してストップ高まで買われています。
同社は、Vtuberに関する事業を多数展開するuyet社と共同で「まちスパチャプロジェクト」を開始すると発表しています。
今後は若者と地域の距離を更に縮めていくために、ユーザーが実際に地域に貢献出来、メリットも享受出来る手段として「ふるさと納税制度」を活用した展開も予定しているとのことです。
また、同社は23日に、地域事業者の情報発信を代行する新サービス「まるまるおまかせプラン」について、個人投資家向けIRセミナーを開催すると発表しています。
IRセミナーで前向きな材料が出るのではないかとの思惑からも買いを集めているようです。
シーイーシー（9692）が、大きな窓を空けて続急伸し、年初来高値を更新しています。
同社は2024年1月期1Q決算を発表し、営業利益が18.4億円で前年同期比2倍の水準となったことを公表しています。
それに伴い、上半期予想を従来の25.5億円から30億円、前期比52.3％増に上方修正しています。
主要顧客である製造業を中心にICT投資が堅調に推移し、注力事業・主力事業共に総じて計画より上振れで着地し、高収益商談の獲得も進んでいる模様です。
上振れ期待の買いが入っていて、どこまで買われるか注目されます。
【テクニカル分析】
日経平均は続伸！
SQ後も、日経平均は買われる動きが継続していて、本日も5日線（32152円）を上回る陽線を形成しています。
本日の空売り比率は39.6％まで低下していて、ショートカバーのエネルギーは少なくなっているものの、騰落レシオ（25日）が、いまだ106.32％で過熱がみられないということは、かなりうまいこと資金循環が効いていて、それが日経平均を支えているということだと思います。
そして、特筆すべきは、その資金循環が、いよいよ中小型株に流れ始めたということでしょう。
本日、マザーズ指数は+3.22％の今年一番の上昇をしてきています。
16日の日銀政策決定会合を踏まえた植田総裁の会見については、一抹の不安があるものの、現状は個人投資家が最も利益を上げやすい相場になってきたものと思われます。
過信は禁物ですが、ここは「踊らにゃ損、損」という状況です。
【本日のトピック】
ユークス（4334）
さて、5/10に紹介したユークス（4334）がストップ高まで買われてきています！👍
同社は、2024年1月期1Q決算を発表し、最終利益が前年同期比51.7％減の1億4,300万円と減益ながら中間期の計画を上回るという、悪くはないけどパンチがないという内容でした。
株価は、寄り付きは売られる局面からスタートしたものの、その後急速に切り返し9：20過ぎにはストップ高になっています。
同社は6/8に、デジタルカードゲーム「DC デュアルフォース」のPC版において、英語版ベータテストを2023年6月に実施することを公表していましたが、決算を通過して、あらためて新ゲームに対する期待が集まったものと思われます。
この発売前のベータテストは、海外でかなり評判が高いようで、絶賛の嵐というツイートも見られます。
そして、6/16には、このゲームのキャラクターとしても登場する「ザ・フラッシュ」の映画が世界同時公開されます。
ちなみに、Nuverseが提供する『MARVEL SNAP』が2022年10月のリリース以来、全世界で生涯収益3,000万ドル（約40億円）を突破したと推計されているようです。
しかも、サブスク方式です。
岩井コスモ証券は、本日、目標株価を1900円→2500円に引き上げてきています。
プロモーションがうまくいけば、3000円以上になってもおかしくないと妄想していますがいかがでしょう。
