えのキングの投資日記

日本株投資日誌

11/10(金) マーケットは強含むも海外投資家の本気が伺えない状況か⁉

11月9日(木)



【相場概況】



日経平均寄与度ランキング】



【業種別】



【売買代金】



【騰落レシオ】



空売り比率】



【米株市況】

11/8(水)米株市況



【Fear and Greed Index】



【個別】

www.nikkei.com


花王(4452)が急伸しています。


同社が、8日発表した2023年1〜9月期連結決算国際会計基準)は、純利益前年同期比44%減325億円で着地しています。

中国での紙おむつ生産停止などの構造改革費用が響いたものの、7〜9月期でみると利益水準は想定以上として、好感する買いが入っているようです。


構造改革費用などを除く「コア営業利益」は、幅広い商品での値上げ浸透が奏功し、7〜9月期前年同期比56%増363億円で着地しています。

野村証券の大花裕司リサーチアナリストは8日付リポートで「7〜9月期のコア営業利益は野村予想(311億円)を上回り、ややポジティブ」との見方を示し、「25年12月期以降に年300億円の収益改善効果を見込んでおり、今後はこの金額の蓋然性に注目したい」と述べています。


kabutan.jp


TOWA(6315)が急反発し、一時ストップ高になるまで買われています。


同社は8日引け後に、2024年3月期第2四半期累計連結決算を発表しています。

営業利益前年同期比59.3%減23億8,800万円となり、従来予想の18億5,000万円から上振れました。


高付加価値製品の売り上げ増に伴い、粗利益率が改善したことが利益を押し上げたとしています。

株価は10/19の5,900円を上抜けていて、新しいステージに入っていく動きです。


kabutan.jp


タイガースポリマー(4231)が、場中値つかずのストップ高比例配分になっています。


同社は、8日引け後に決算を発表しています。


2024年3月期第2四半期累計連結経常利益前年同期比3.4倍25.9億円に急拡大しています。

併せて通期の同利益を従来予想の23億円から27億円へと60.9%上方修正し、増益率23.1%増から98.0%増へと拡大しています。

円安に加え、材料費や労務費、物流費などが想定より抑えられたことが寄与したようです。



また、業績好調に伴い今期の年間配当を従来計画の20円から35円へと大幅増額修正しています。

営業利益が7期ぶり最高益更新の見通しとなったことが好感され、株価に弾みがついています。

勢いがどこまで続くか注目されます。


kabutan.jp


ニッピ(7932)が場中値つかずのストップ高比例配分になっています。


同社は8日引け後に決算を発表しました。

2024年3月期第2四半期累計連結経常利益前年同期比54.6%増19.1億円に拡大し、減益予想から一転して増益で着地しています。

併せて通期同利益を従来予想の15億円から30億円へと2.0倍上方修正しています。


インバウンド需要の回復を背景に、健康食品用ぺプタイドやカプセル用ゼラチンが好調に推移し、化粧品関連事業や皮革関連事業なども計画を上回る業績となりました。

業績の成長性を期待する買いが大きく向かい、目先この勢いがどこまで続くか注目されます。


kabutan.jp


シュッピン(3179)がマドを開けて大幅続伸しています。


同社は8日引け後に、2024年3月期第2四半期累計単体決算を発表しています。

売上高前年同期比6.8%増233億8,100万円経常利益同0.8%減16億3,200万円で着地しています。

7-9月期経常利益同4%増となっています。

そして、同時に公表した10月度の売上高前年同月比25.0%増の45億7,200万円と大幅増になっています。

カメラ事業と時計事業がともに2ケタの成長となるなど大きく伸長し、時計事業ではEC売上高が伸びて販売単価も上昇したようです。

株価はこの流れで一気に8月15日の戻り高値1,284円を捉えると景色が変わってくるものと思います。


テクニカル分析

日経平均 日足 MACD


日経平均は大幅反発!

昨日のマド埋めからの陽線となり、上昇する5日線(32,384円)から上放れる強い動きになっています。

kabutan.jp


明日はSQで、引け後に発表されたソフトバンクグループ(9984)の決算が赤字拡大になっていることを考慮すれば、明日の値動きは荒くなる可能性もありそうですが、引き続き、5日線をキープできるかどうかが、目先の注目点になりそうです。


【本日のトピック】

www.bloomberg.co.jp


さて、注目された米国債入札も順調な結果になり、長期金利も約3週間ぶりの低水準になっています。


8日のナスダックも、わずかながら上昇し9連騰S&P5008連騰になっています。

 


しかしながら、NAAIM指数をみると、機関投資家の手口は低調なままであることがわかります。

機関投資家は様子見姿勢を崩しておらず、彼らが買いに転じることになれば年末ラリーも期待できると思います。



日経平均が約1,000円急反発した10/30-11/2週に海外投資家は現先合計で+2213億円現物+577億円/先物+1636億円)になっていて、3週ぶりに買い越しになっています。

しかしながら、
過去の上昇局面と比較して金額は低調にとどまり、日本株への関心が盛り上がっていないことが伺えます。

 

エムスリー(2413)日足

一部グロース株に、復活の兆しが見えるのですが、海外投資家の本気が見えないうちは、ロットを落して打診買いに留めておいたほうが無難なのかもしれません。



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