8月15日(火)
【相場概況】
【騰落レシオ】
【空売り比率】
【売買代金】
【米株市況】
【恐怖指数】
【Fear and Greed Index】
Fear and Greed Index - Investor Sentiment | CNN
【業種別】
【個別】
日本郵政(6178)が大幅高になっています。
同社は、14日の取引終了後、5月15日に開示していた自己株式取得に関し、8月15日から2024年3月31日の間に実施すると発表しています。
同社は、5月時点で取得総数3億4,600万株(自己株式を除く発行済み株式総数の10.0%)、取得総額3,000億円を上限とし、東証の自己株式立会外買付取引(ToSTNeT-3)と立会市場での取引による買い付けを併用する方針を示していました。
このうち1億307万3,600株については今回、取得総額約1,065億2,700万円でToSTNeT-3による買い付けを実施したとを8月15日午前に発表しています。
残りの約1,934億7,300万円に関しては24年3月31日までの間、立会市場における取引により取得する予定とのことです。
モルガン・スタンレーMUFG証券の尾坂拓也氏らは14日付リポートで「第一印象はポジティブが小さめ」と指摘し、自社株買いの詳細が発表されたこと自体は好印象だが、買いの規模は事前イメージどおりで違和感はないとの見方を示しています。
メドレー(4480)が急騰し、ストップ高まで買われています。
同社は、2023年12月期第2四半期累計決算を発表し、連結経常利益が、前年同期比97.9%増の27.8億円に拡大しています。
併せて通期の同利益を従来予想の17.6億円から30億円へと70.5%上方修正し、増益率が15.3%増から96.6%増に拡大し、従来の5期連続での過去最高益予想を更に上乗せしています。
主に人材プラットフォーム事業が好調に進捗していることに加えて、予備費用を含めた販管費が下振れる見通しであることが要因としています。
調整局面にあった株価の刺激材料となり、目先は6月19日の高値5,710円が意識される動きになりそうです。
シェアリングテクノロジー(3989)が急騰し、ストップ高まで買われています。
同社は、2023年9月期第3四半期累計決算を発表し、営業利益が前年同期比3.5倍の8億2,100万円と大幅な伸びを達成しています。
同社は、住まいに関するトラブルに対応したマッチングサイトを運営していて、消費者と工務店などをつなぐビジネスでニーズを取り込んでいます。
今期は、カギ交換や害虫駆除などの需要が高水準で業績に大きく寄与したようです。
株価は25日・75日両移動平均線を突破し、目先この勢いがどこまで続くか注目されます。
レアジョブ(6096)が急反発し、ストップ高まで買われています。
同社は、14日引け後に第1四半期連結決算を発表し、売上高が前年同期比79.5%増の26億3,000万円、営業利益は同12.3倍の1億9,600万円、純利益は同6.0倍の2億6,500万円と大幅増収増益となりました。
ALT(英語を母語とする指導助手)の小中学校への派遣事業を行うボーダーリンクを連結化したことが業績に寄与したようです。
目先の株価は6月23日の戻り高値1,179円が意識される動きになると思われます。
Jig.JP(5244)が続伸になり、ストップ高まで買われています。
同社は14日引け後に、2024年3月期第1四半期の連結決算を発表しています。
営業利益は4億5,300万円で着地し、通期計画9億9,200万円に対する進捗率は約46%にのぼっています。
ライブ配信事業「ふわっち」が好調に推移し、四半期で売上高・利益共に過去最高を更新しています。
株価は、目先年初来高値の475円を目指す動きになりそうです。
【テクニカル分析】
日経平均は反発!
ギャップアップからスタートするも、下降し始めている25日線(32,494円)に頭を押さえられる形で、終値では5日線(32,270円)をも割り込む陰線で終わっています。
罫線は「陰の陰はらみ」の形になっていて、明日上昇がみられるようなら、上昇相場転換のシグナルになることもあり得るところですが・・・
しかしながら、米長期金利が上昇し、為替の円安が進んできています。
21:00の日経平均先物は下落していて、ここもとのレンジの下限である32,000円近辺に迫ってきています。
ここもとの為替の円安は、日経平均にプラスの要素にはなっていません。
むしろ、ドル建て日経平均はトレンドが悪化してきていて、海外投資家の投資意欲の減退につながりかねない状況です。
明日以降も、32,000円水準を死守してレンジ相場を継続させるのか、32,000円を割り込み下落トレンドが鮮明になるのか重要な局面が続きそうです。