1月15日(月)
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Fear and Greed Index - Investor Sentiment | CNN
【個別】
イオン(8267)が7日続伸し、昨年末高値を更新しています。
同社は、12日に2024年2月期(今期)の営業利益が前期比14%増の2400億円になりそうだと発表しました。
従来予想から200億円上方修正し、好感した買いが集まっているようです。
プライベートブランド(PB)の「トップバリュ」の商品力強化やコスト管理の徹底で、採算が改善しており、23年3〜11月期の連結決算は、営業利益が前年同期比27%増の1428億円で着地しています。
市場では業績改善は想定内としつつも「トップバリュの販売は順調との印象で、引き続き消費者ニーズを捉えられている」(国内証券のアナリスト)との評価がでているようです。
アイデミー(5577)が場中値つかずのストップ高比例配分になっています。
同社が12日の取引終了後に発表した24年5月期第2四半期累計(6~11月)の単体決算は、営業利益が1億9,700万円となり、通期の計画に対する進捗率は約71%に上っています。
AIモデル開発のニーズの強さが牽引し、過去最高の営業利益を達成しました。
また、2025年5月期以降の事業拡大を見据えて人材採用を中心に投資を強化するとしており、将来性を期待する買いも向かったようです。
株価は、目先、昨年11月の高値1,837円が意識されるものと思われます。
サインポスト(3996)がストップ高まで買われています。
同社は、12日の取引終了後、24年2月期の連結業績予想について、売上高を29億1,400万円から29億2,000万円(前期比13.4%増)へ、営業利益を3,000万円から6,600万円(前期1億1,000万円の赤字)へ、最終利益を1,700万円から3,000万円(同1億3,200万円の赤字)へ上方修正しています。
コンサルティング事業で従業員が増加したことや、既存得意先を中心に受注が堅調に推移し高水準な稼働が続いていることに加えて、人件費や研究開発費をはじめ販管費全般の支出を大幅に抑制してきたことなどが要因としています。
株価は、意識されていた75日線(434.19円)を超過し、目先現水準を保てるか否かが焦点となりそうです。
同社が、12日取引終了後に発表した24年5月期上期(23年6~11月)決算は営業損益が5億6,000万円の黒字(前年同期は15億1,100万円の赤字)になりました。
2021年7月から開発を進めていた「東方Project」のIP許諾を受けた新規ゲーム「東方幻想エクリプス」を昨年11月にリリースし、立ち上がりが絶好調となっているようです。
本日の大幅高で株価は昨年10月以降下げ局面の戻り高値をブレイクしており、一段高も期待できそうです。
【テクニカル分析】
日経平均は6日続伸!
序盤こそ、先日の終値近辺でもみ合う動きが見られましたが、先物の断続的な買いをきっかけに上げ幅を広げ、一時、取引時間中としては1990年2月22日以来となる、3万6,000円を上回る局面もありました。
先週のSQ値 36,025.97円が意識されたか、その後は、やや伸び悩む動きになりましたが、ローソク足は昨日高値を上回る陽線で終わっています。
25日線(33,497.55円)乖離率が7.18%まで広がっていますので、かなりの過熱感は出てきていますが、ボリンジャーバンドを見ると+2σ(35,221.37円)と+3σ(36,083.27円)の間でのバンドウォークが継続していることがわかります。
ローソク足が陰線を形成し、+2σを割り込むまでは、安易なショートは避けたいところです。
【本日のトピック】
さて、注目された安川電機(6506)2023年3〜11月期連結決算ですが、純利益が前年同期比6%減の348億円と市場予想のQUICKコンセンサス364億円(8日時点、4社)を下回り、やや軟調な株価の動きとなりました。
通期の純利益予想513億円に対する進捗率は7割弱にとどまっており、会社計画が未達になるとの警戒感から売りを出した投資家もいたようです。
同社は、中国での売上が国内に次いで多い企業ですが、所在地別売上収益をみると、中国が苦戦したことがわかります。
業績の先行指標となる受注の四半期推移をみると3Qは1283億円と2Qの1248億円からは回復傾向にあることがわかります。
受注動向を所在地別でみると、多少デコボコはあるものの、やはり中国が1Q 317億円→2Q 278億円→3Q 242億円と尻すぼみになっていることがわかります。
しかしながら、同社は通期の純利益は従来予想の513億円を据え置いています。
4Qで165億円以上の利益をあげる必要がありますので、決してハードルは低くありません。
同社の見通しが甘くないものと仮定するならば、同社は中国の回復を見越しているのかもしれません。
先日のファーストリテイリング(9983)の決算では、中国が非常に好調で、消費はしっかりしていることが示唆されました。
本日、業種別値上がり率トップになった海運業が物色された要因は先週末に公表された中国輸出コンテナ運賃指数(CCFI)が前週比で21.7%と大きく上昇したことがきっかけと言われています。
まだ、希望的観測かもしれませんが、中国が回復するマーケットも想定しておいたほうがいいかもしれません。