10月16日(月)
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Fear and Greed Index - Investor Sentiment | CNN
【個別】
良品計画(7453)が急伸し、年初来高値を更新しています。
同社は、13日、2024年8月期(今期)の連結純利益が前期比50%増の330億円になる見通しを発表しています。
市場予想平均のQUICKコンセンサス(3日時点、11社)の261億円を上回り、好感した買いを集めたようです。
原材料費や物流費の高騰が落ち着くことによる採算改善や、ゼロコロナ政策が終わった中国の売り上げ回復を見込んでいるようです。
市場では「すでに粗利益率の改善については株価に織り込まれていたが、慎重な既存店計画に対する上振れ余地も期待できる」(外資系証券アナリスト)との声が聞かれます。
一方で、粗利益率の上昇をけん引役にした計画には出店加速による値引き販売懸念が浮上しやすいなどのリスクも伴いやすく、注意は必要との見方もあるようです。
中古車のガリバーを運営するIDOM(7599)が急騰しています。
同社は、12日に上半期の決算を発表しています。
営業利益は71億円で前年同期比17.6%減となり、従来計画の75億円に沿った着地となっているものの、6-8月期は43.3億円で同28.8%増と増益に転じる形になっています。
通期予想は従来の190億円、前期比1.7%増を据え置いています。
同社株は、大株主のビッグモーターが売却を検討していると報じられたことや、中古車業界自体ビッグモーター同様の経営体質ではないかと疑心暗鬼に見られていたことから、株価の低迷が続いていました。
今回、会社想定通りの業績回復が確認できたことから、買い安心感が強まっているようです。
カルナバイオサイエンス(4572)が、場中値つかずのストップ高比例配分まで買われ、急反発しています。
同社は、本日寄り前に、「新規脂質キナーゼDGKα阻害剤」のプログラムに関連して、導出先である米ギリアド・サイエンシズが同プログラムから見出された「GS-9911」の固形癌患者を対象としたフェーズ1試験の情報を米国の臨床試験データベース「Clinical Trials.gov」に登録したと発表しています。
同社は、19年6月にギリアド・サイエンシズ社と同プログラムで独占的な権利を供与する契約を締結しています。
本日は、差し引き439万株超の買いを残しています。
JESCOホールディングス(1434)が場中値つかずのストップ高比例配分になっています。
同社は独立系の電気工事会社でベトナムなど海外にも積極的に進出しています。
足もとでは世界的な脱炭素への取り組みを背景に太陽光発電関連の工事需要が旺盛で全体売上高の伸びに反映されているようです。
2023年8月期の連結経常利益は前期比30.4%減の5億円に落ち込みましたが、2024年8月期は前期比2.2倍の10.9億円に急拡大を見込み、2期ぶりに過去最高益を更新する見通しです。
株価は割安感が台頭していたことから、買いが先行し、本日は25日・75日両移動平均線を突破してきています。
目先は8月28日の年初来高値の800円も意識される流れになりそうです。
ポエック(9264)が急伸し、一時ストップ高になるまで買われています。
同社は、13日引け後に、2024年8月期通期の連結業績予想を発表し、営業利益の見通しを前期比48.8%増の6億円としています。
また、期末一括配当計画を前期比10円増配の43円としています。
環境・エネルギー事業及び動力・重機事業の関連市場において需要が増加傾向で推移するとみているようです。
本日の株価は高寄り後も長い下影を伴う陽線を形成しており、一段高相場が見込めそうです。
【テクニカル分析】
日経平均は大幅続落!
大幅ギャップダウンからスタートし、長大陰線を形成しています。
5日線(32,030円)を下回り、短期下落トレンドを形成してきています。
しかしながら、本日騰落レシオ(25日)は77.99まで下落し、ここもと見かけない数字になっています。
明らかに売られすぎという兆候です。
そして、日経VIは、一時22.29まで上昇しています。
もう少し上昇する局面もあるかもしれませんが、ダブルトップを形成し始めているように見えます。
あと、1~2日ほどは下落するかもしれませんが、短期的な反発局面は近いと思います。
【本日のトピック】
さて、フィラデルフィア連銀のハーカー総裁は、ディスインフレが進行中だと指摘し、データが急激に変化しない限り、政策金利を現在の水準で据え置くことが望ましいとの見解を示しています。
FEDWatchを見ても、11月、12月のFOMCでは金利は据え置かれると見られているようです。
気がかりなのは、やはり原油価格です。
原油価格が再び100㌦をつけるような高騰になれば、米国もインフレ再燃ということになり、金利上昇に走るでしょう。
中東紛争については、見守るしかありませんが、ブルームバーグによると、バイデン大統領が数日中にイスラエルを訪問することが検討されているとのことで、少しづつ落としどころを探る動きになるのではないでしょうか?
米国では、18日のテスラ、ネットフリックスを皮切りに大手ハイテク企業の決算が発表になります。
相場が騰勢を取り戻すとすれば、このあたりからかもしれません。