9月21日(木)
【相場概況】
【騰落レシオ】
【空売り比率】
【売買代金】
【米株市況】
【恐怖指数】
日経VIが16割れから反発しています。
【Fear and Greed Index】
Fear and Greed Index - Investor Sentiment | CNN
【業種別】
【個別】
JMC(5704)がストップ高まで買われ、年初来高値を更新しています。
同社は、20日引け後に、新たな生産設備として大型低圧鋳造設備の導入を完了し、10月から稼働すると発表しています。
低圧鋳造設備は自動車部品などの製造に用いられており、今回導入する大型低圧鋳造設備は定盤面積2,000mm×2,000mm、溶解重量500kgの大型低圧鋳造炉を擁しています。
次世代型バッテリーEVの開発で部品の機能集約化・大型化が進む中、新設備導入で大型鋳造部品の製造が可能になるとのことです。
巨大な車体部品を一体成型する技術「ギガキャスト」工法の試作に対応した大型鋳造部品の受注も可能になるようです。
株価は、この勢いがどこまで続くか注目されます。
サンウェルズ(9229)が急反発しています。
同社は20日引け後に、2024年3月期の業績予想を上方修正しています。
営業利益は従来見通しの29億4,700万円から前期比2.3倍の33億5,300万円に大幅増額しています。
また、今期の年間配当を従来計画の10円から12円に増配しています。
さらには、中期経営計画も最終年度の2026年3月期の営業利益を従来の59億9,000万円から73億6,500万円に大幅に引き上げています。
パーキンソン病専門の有料老人ホーム「PDハウス」への入居希望者が多く高稼働状態にあり、業績は会社側の想定を上回って推移しているようです。
株価は、直近底値圏脱出に期待が掛かる状況です。
八洲電機(3153)が急反発しています。
同社は20日引け後に、2024年3月期の連結業績予想の上方修正を発表しています。
営業利益を29億円から前期比18.1%増の33億円へ、純利益を20億円から同9.6%増の21億円へ上方修正しています。
プラント事業を中心に老朽設備の維持・保全案件などの大型工事案件が好調に推移し、付加価値の高いエンジニアリング案件に注力したことで売上総利益率が改善しているとのことです。
株価は6月29日の年初来高値1,435円を目指す動きになりそうです。
DDグループ(3073)が大幅反発し、年初来高値を更新しています。
同社は首都圏中心にカフェやレストラン、居酒屋など複数の飲食店業態を展開しています。
いちよし証券ではレーティングを新規に「A」、フェアバリューを3,300円としています。
不採算店舗の閉鎖など体質改善効果によって24年2月期業績は会社計画を上回ると予想しているほか、ライフタイムバリューの最大化を推進することにより、持続的な成長も期待できるとしています。
同業他社比でPER水準も割安と判断しているようです。
2024年2月期営業利益は前期比6倍の28億円を予想し、会社計画22.5億円を大きく上振れるとみているようです。
株価は、通期業績上振れ期待を背景に2018年以来の高値水準をどこまで駆け上がれるか注目されます。
【テクニカル分析】
日経平均は大幅続落!
結果的に、日経平均は「三川宵の明星」→「下放れ二本黒」という酒田五法の下落パターンを形成し下落してきています。
本日は、75日線(32,643円)を割り込んでしまい、今後9/11安値(32,391円)を割り込めばダブルトップも完成してしまいます。
ここにきて、9/11の時には無風であった日経VIが16割れから急反発してきています。
プットオプションを使ったヘッジニーズが旺盛になっていることが推測できますので、一段安は覚悟すべきと思います。
場合によっては、8/18安値(31275円)までぐらいの下落は想定しておいたほうがいいのかもしれません。
ただ、過去の統計をとってみると、9月は日経平均が最もパフォーマンスの悪い月であり、10月から年末にかけて上昇しやすい傾向であることがわかります。
そして、以前のブログにも書きましたが、セル・イン・メイ、正確には「Sell in May, and go away; don't come back until St Leger day.」(相場が高い5月に売って、9月半ばに再び市場に戻ってこい! )に概ね合致しています。
www.nikkei.com
21日の日本経済新聞は、「中東のオイルマネーが、本格的な日本株買いに向けて準備を進めている」と報じています。
権利付き最終日まで、あと4営業日です。
今年最大の押し目買いのチャンスが巡ってきているのかもしれません。