9月22日(金)
【相場概況】
【業種別】
【騰落レシオ】
【空売り比率】
【売買代金】
【米株市況】
【恐怖指数】
【Fear and Greed Index】
Fear and Greed Index - Investor Sentiment | CNN
FEARまで低下してきました。
【個別】
日本テレビホールディングス(9404)が、一時ストップ高になるまで買われ、年初来高値を更新しています。
同社は、21日の取引終了後、傘下の日本テレビ放送網がアニメ制作会社スタジオジブリ(東京都小金井市)の株式を取得し、子会社化すると発表しています。
10月6日付で、議決権ベースで42.3%のジブリ株を取得する予定で、同社のコンテンツを生かした海外展開などによる収益拡大への期待を集めたようです。
東海東京調査センターの山田健三郎アナリストは、ジブリ作品の放映やキャラクターを使った商品の海外展開などを通じ「放送事業以外の分野で収益を拡大することへの期待が高い」と指摘しています。
株価の勢いがどこまで続くか注目されます。
また、ビーグリー(3981)も大幅高になっています。
同社の筆頭株主は日本テレビ放送網であり、共同IP(知的財産開発)や既存IP利活用拡大などで、資本業務提携しているだけに、スタジオジブリが日本テレビHDの傘下となれば、同社事業にも何らかの恩恵があるとの思惑で買われたようです。
ジブリ効果が来週も続くのか注目されます。
ヨンドシーホールディングス(8008)が小安く始まった後に反発しています。
22日付の日本経済新聞朝刊が「2023年3〜8月期は、連結営業利益が前年同期比約6割増の10億円規模になったことがわかった」と報じています。
同24%増の8億円としている期初時点の会社予想を上回ったようです。
前期に不採算のブライダル店を閉店したことで収益性が改善したほか、あえて「4℃」ブランド名を隠した「匿名宝飾店」などのユニークなマーケティング戦略も話題を呼んでいるようです。
同社のPBR(株価純資産倍率)は現時点で1.06倍程度となっていて、auカブコム証券の山田勉マーケットアナリストは「配当利回りが高く投資妙味もある。経済活動の正常化が進んで宝飾品需要の回復が見込めることを考慮すれば、PBRは割安な水準」と評しています。
SANKYO(6417)が場中値つかずのストップ高比例配分になっています。
同社は21日引け後に業績・配当修正を発表しています。
非開示だった2024年3月期第2四半期累計の業績予想は連結経常利益が前年同期比63.9%増の440億円を見込んでいます。
また、配当方針についても、100円を下限とした配当性向40%を目安にすることを発表し、今期の上期配当、下期配当共に従来計画の75円から150円へと大幅増額しています。
更には、発行済み株式数の17.21%にあたる1000万株上限の自社株買いを立会外取引で実施することも発表していて、上昇局面にある株価へ弾みが付き年初来高値を更新しています。
株価は、目先この勢いがどこまで続くか注目されます。
木徳神糧(2700)が大幅反発になり、年初来高値を更新しています。
同社は21日引け後に、2023年12月期の連結業績予想について発表しています。
営業利益を15億8,000万円から前期比52.0%増の20億円へ、純利益を11億円から同30.1%増の13億5,000万円へ上方修正し、併せて期末配当予想を30円から50円へ引き上げ、年間配当予想を80円としています。
中期経営計画で掲げる事業拡大に向けた体制再構築で、構造改革を強力に推進したことがコスト削減につながったほか、米穀の国内仕入れで機動的かつ独自の調達を推進したことで競争優位性を高めたことが寄与したとのことです。
株価は20日、21日の大幅続落分を本日一気に埋めていて、2022年6月高値6,330円を目指すことになりそうです。
20日に東証グロース市場に新規上場した揚羽(9330)が連日のストップ高まで買われています。
同社は、人的資本経営に特化したブランディングを提供している会社ですが、2023年9月期の営業利益予想が前期比19.9%増の1億3,500万円と好業績見通しであることや、上場初日は公開価格1,400円を6.4%上回る1,490円で初値を付け初値と公開価格との乖離が小さかったこと、上場時の市場からの吸収額が7億円強と少なく時価総額も大きくないことなどから資個人投資家を中心とした短期筋に物色されたようです。
株価は一段高も匂わせる値動きです。
【テクニカル分析】
日経平均は4日続落!
大幅ギャップダウンからスタートし、一時400円を超える下落になるものの日銀金融政策決定会合での追加緩和修正見送りが伝わると反発し陽線を形成しています。
しかしながら、終始プラスになることはなく、25日線(32542円)で頭を押さえられる形で上ヒゲを引いています。
テクニカル的には、まだまだ予断を許さない状況です。
そして、一番不安なのは米株市況です。
S&P500やナスダック100等は持合いを下放れてきていますし、ストライキや政府閉鎖など、一時的現象とはいえ、まだ織り込み切れていない悪材料も見え隠れします。
そのような中で、日経平均CFDは、32508円 +106円で戻ってきています。
本
ADRでは、週末も強かった銀行株などのバリュー株が引き続き買われていて、二極化が進んでいます。
恐らく、バリュー株の買い手には、従来の欧米の海外投資家だけではなく、オイルマネー等、新しい投資家も参戦していると思われます。
来週は27日の権利付き最終日に向けた権利取りの買い、28日の権利確定後の売り、年金など指数運用投資家の「配当再投資」、10/2の日経平均入れ替え(メルカリ、レーザーテック、ニトリHD新規採用、日本板硝子、松井証券、三井E&S除外)に伴い、29日に約4000億円のリバランス売りが出る見通しです。
昨年の9月末の日経平均も-484円(-1.83%)になりましたが、来週は需給関係でボラタイルになりやすい週です。
引き続き、しっかり引き付けて押し目買いに徹する局面と考えます。
して的資本経営に特化したブランディングを提