4/13の日経平均は29751.61円
+212.88(∔0.72%)でした。
東証1部の騰落銘柄数は値上がり1110/値下がり976。
売買代金は2兆3028億円。
日経VIは16.52 -0.91(-5.22%) まだ下落してます。
VIXは16.95 +0.26(∔1.56%)4/13 16:30現在
3日連続上昇 底打ちかもしれません。
業種別では、鉄鋼、証券・商品先物、ガラス・土石などが上昇 反面 空運、電気・ガス、陸運などが下落しています。
個別ではファーストリテイリング(9983)が4%を超える上昇。1銘柄で日経平均を122円引き上げています。
上方修正と増配を発表したAGC(5201)が大幅高となり、連想で日本板硝子(5202)にも買いが入りました。
その他、みずほが目標株価を9000円に引き上げた資生堂(4911)が大幅高になり、SMBC日興が目標株価1750円のレポートをだしたQDレーザー(6613)が急騰しています。
反面、SOX指数の下落を受けて、レーザーテック(6920)やSUMCO(3436)など半導体関連が軟調。
太陽誘電(6976)やTDK(6762)村田製作所(6981)など電子部品関連の多くも売り込まれる動きになりました。
その他、JAL(9201)、ANA(9202)、JR西(9201)、西武HD(9024)などアフターコロナ関連の多くが売られ、決算が失望を誘ったキャリアリンク(6070)やNPC(6255)などが急落しています。
日経平均は反発。
しかしながら5日線(29907.39円)や一目均衡の転換線(29763.85円)は抜けず。
おおむね、29500円~30000円のボックスの動きで方向性
に欠ける動きになっています。
上下どちらか抜けた方向に勢いがつくと思われ、引き続き、売買代金やVIXなどの動きには注意が必要です。
以前このブログでも書いたトリプルトップからのリターンリバーサルが完成しないためには、4/6の30208.89円を明確に抜けていく必要があり、いぜん盛り上がりを見せない外人買いが決算をきっかけに活発になることを期待したいところです。
さて、本日はREITについて書いてみたいと思います。
以前のブログで来たるべき不動産バブルに向けて、長期目線で住友不動産とREITに注目ということを書きましたが、上記東証REIT指数は、すでに上昇トレンドを形成し、年初からどの指数より高いトップパフォーマーになっています。
先日も上記のとおり、スターウッド・キャピタルがインベスコ・オフィス・ジェイリート投資法人のTOBをすることが発表になっています。おそらく、今後もREITのTOBは頻繁に行われると思います。
J-REITは現在61銘柄上場しています。
当然、銘柄ごとにパフォーマンスが変わっており、今後ねらい目のREITを探ってみたいと思います。
上記は過去1年の騰落率ヒストグラムですが、今回TOBを仕掛けられたインベスコは58.26%のパフォーマンスを出しています。
東証REIT指数の騰落率は約30%ですが、上記61銘柄の平均値は41.15% 中央値は43.66%になります。
したがって、時価総額の大きなREITより中小型のREITのほうがパフォーマンスがいいことを示しています。
実際、パフォーマンスの悪いREITは上記のように、時価総額の大きいもの、および住宅系です。住宅は流動性が低いためパフォーマンスが落ちると考えられます。
そこで、61銘柄から上記7銘柄を外します。
そこから、リバウンドの大きかったホテル系REITは伸びしろが少ないと思われ、上記5銘柄をはずします。
残り49銘柄ですが、上記はNOI利回りと騰落率です。
NOI利回りとは配当利回りと違い、組み入れている物件がどれだけの収益を出しているかの利回りです。
4%の収益がない積水ハウスREITと森ヒルズREITは外します。
残り47銘柄ですが、上記は1年前の時価総額と騰落率の関係を示しています。
そうしますと、時価総額が5000億未満のREITがパフォーマンスがいいことがわかります。したがって、1年前の時価総額の大きいGLPREIT、大和ハウスREIT、日本プロロジスREIT、野村不動産REITを外します。
上記は残り43銘柄からNOI利回り5%以上+時価総額5000億未満をスクリーニングにかけた18銘柄です。
もちろん、今後も物色対象が同様の流れで続く保証はありませんが、REITの物色対象が様変わりに変わるということは考えにくいと思います。
この中から、たとえばTOBになりうるようなREITを絞るとすれば、大手が運用している三井不動産やイオンや伊藤忠 を省くとか、資産価値に絞るなら福岡は外すとか、オフィスREITのみで運用しているものを選ぶとか、考えていけば10銘柄以下に絞れると思います。
お客様の中長期の資産形成のために、上記のようなアプローチも面白いのではないでしょうか?