えのキングの投資日記

日本株投資日誌

3/23(火)

3/22日経平均29174.15円 

       -617.90(-2.07%)でした。

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日経平均 寄与度ランキング

東証1部の騰落銘柄数は値上がり908/値下がり1190

売買代金は3兆338億円でした。

日経VIは24.39 +2.05(+9.18%)

業種別では海運鉄鋼電気・ガスなどが上昇した一方、輸送用機器保険機械などが下落しています。

個別では商船三井(9104)日本郵船(9101)川崎汽船(9107)など海運大手が大幅高。

日本製鉄(5401)JFE HD(5411)など鉄鋼株も高く、市況関連に買いがはいりました。

その他、緊急事態宣言解除を受けてか、JR東海(9022)やJAL(9201)などレジャー関連も買われ、株主還元強化を発表した岩井コスモ(8707)や上方修正を発表したケアサービス(2425)高見沢サイバネックス(6424)なども急騰しています。

反面、日銀の政策変更をうけて、ファーストリテイリング(9983)ファナック(6954)など日経寄与度の高い値嵩株が軒並み安になりました。

日銀が買うであろうプレミアムがはげ落ちてきている状況で、しばらくこの状況は続くと思われます。

工場火災の影響が懸念されたルネサス(6723)が5%近く売られ、ホンダ(7267)日産(7201)などルネサスから半導体を調達している自動車関連も売られました。

1か月ほどで復旧する予定のようですが、野村の試算ではルネサスは約160億円の減収になり、自動車業界も約120万台の生産に影響が出る様子です。

その他、破綻した英金融会社に関する損失が懸念された東京海上(8766)やワクチン開発に遅れが生じていることを発表したアンジェス(4563)なども大幅安に沈んでいます。

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日経平均 ボリンジャーバンド MACD

日銀の政策変更の影響が大きくでて日経平均は大幅安です。
ただ、東証1部の値上がり・値下がりは、ほぼ拮抗しており、JASDAQにいたっては12連騰と、大きな影響は感じられません。

むしろ 最近の傾向としてPBRなど割安に放置されていた株に見直しがはいる動きがあり、森を見るより木を見る相場に変貌しつつあると思われます。

日経平均のテクニカルでは、センターラインの25日線(29640円)を、あっさり割り込み、一気に-1σ(29132円)水準まで到達しています。
このブログを書いている18:00の段階でCFDが29000円を割ってきていますので、13週線(28863円)や-2σ(28624円)あたりが次のメドになります。
そこでも 止まらなければ昨日のブログでも書いた3/5の安値水準の28300円を抜ける恐れがあり、ダブルトップの形が完成することになります。

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日銀 ETF 買い入れ結果

ただ、日銀はETFの売却を発表したわけではなく、本日も前場TOPIXが1%以上下がったタイミングで501億円買いをいれています。
現状は開きすぎたNT倍率の修正がおこっているのであり、米株の大幅下落がなければ、落ち着きを取り戻すのもはやいと思います。

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ケースシラー住宅価格指数

さて、本日は米国発の不動産バブルがおこりはじめていることを書いてみたいと思います。
上記はケースシラー住宅価格指数ですが、6月あたりから急上昇してきており10%を超えてきています。

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不動産価格とFFレート

上記は、ここ5年ほどのFFレートとケースシラー指数の動きですが、2015年から不動産価格が上昇しはじめ、2018年にFFレートの6度にわたる利上げで不動産価格がようやく下落していることがわかります。
そして、その後はご存じのとおり、FFレートはゼロに設定され、現状の不動産急上昇につながっています。

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不動産価格とFFレートの長期推移

ケースシラー指数が10%を超えたのは、これまでも数回ほどしかありませんが、不動産価格の上昇を抑えるには、利上げで景気をスローダウンさせるしかないということがわかります。

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不動産価格と名目GDPの長期推移

パウエル議長は2021年の実質GDPは6.5%になるといっています。これにインフレ率を加えると8.5%から9%ぐらいに上昇することになります。
上記のとおり、不動産価格はGDPが上昇するとき、上昇が加速することが知られています。
しかしながら、先日のFOMCでは、金利の上昇は2023年までおこなわないと明言しています。
まさに、米国発の不動産バブルが始まる予兆がでているということです。

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米国REIT指数とケースシラー住宅指数の推移

では、何に投資すればいいのか?
一番わかりやすいのはREITです。
上記の通り、不動産価格が上昇すればREITが上昇していることがわかります。

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米国REIT指数 直近の動き

上記は米国REIT指数の直近の動きですが、本来REITは利回りで買われるので、今のように長期金利が上昇してくれば下落するケースが多いはずです。
ここもとのREIT指数の上昇は、利回りよりも資産価値の上昇に着目した買いがはいってきていることを意味します。

そして、こうした状況は、グローバル経済になった現代において、タイムラグをおいて、必ず日本にも飛び火します。
お客様の資産の長期成長を求めるなら、REIT および資産価値の上昇が見込める不動産を保有する会社の株 例えば三菱地所(8802)JR東海(9022)あたりは狙い目と思います。