3/19の日経平均は29792.05円
-424.70(-1.41%)でした。
東証1部の騰落銘柄数は値上がり1491/値下がり623。
売買代金は4兆4456億円。SQでもないのに大商いです。
日経VIは22.34 +1.72(+8.32%)
VIXは20.95 -0.63(-2.92%)でした。
業種別では海運、鉄鋼、銀行などが上昇した一方で、鉱業、情報・通信、ゴム製品などが下落しました。
個別では、金利上昇を受けて三井住友(8316)や三菱UFJ(8306)など銀行株がしっかり。千葉興銀(8337)や富山第一銀行(7184)などPBRが極端に割安に放置されている地銀にも、見直しの買いがはいりました。
その他、直近値幅のでていたマネックスG(8698)や日本郵政(6178)などが大幅高。上方修正をだしたイノテック(9880)や興研(7963)も急伸しています。
反面、日銀が買い入れETFをTOPIX型のみにする発表をうけてファーストリテイリング(9983)が大幅安 1銘柄で日経平均を212円も下げる動きになっています。
その他、ソフトバンクG(9984)や東京エレク(8305)、エムスリー(2413)など日経平均寄与度の高い銘柄が軒並み売られ、BASE(4477)、フリー(4478)、メルカリ(4385)などのマザーズの主力所も大幅安しています。
少し、早いかもしれませんが、日経平均は上記のようにダブルトップを形成する恐れが出てきています。
(先物はナイトセッションで一時、29000円割れをおこしています。3/20 29330円 -160)
前日までの上昇マインドが一変、5日線(29922.24円)を割り込み、戻り歩調に変化が出てきています。
左の黄色い丸は25日前の位置を示していまして、週明け月曜日から高いローソク足が外れていきます。
つまり、25日線が緩やかに下降していく可能性があります。
また、ここから下落する動きになれば、5日線と25日線がデッドクロスする可能性があります。
そうなれば、緑で引いたダブルトップを警戒しなくてはならなくなります。
このネックラインが3/5の安値28308円になり、黄色い線の28300円を下抜ければダブルトップ完成になってしまいます。
したがって、下落する場合は25日線(29654円)、50日線(29000円)ネックライン(28300円)がサポートになりそうです。
そうはいっても、TOPIXはプラスで終わっています。
売買代金も4兆円越えで、商いも活発です。
TOPIXのほうが日本株の実態をより強く示しているので、ここから崩れることもないだろうとの観測もあると思います。
しかしながら、上記のTOPIXのチャートを見ると、ほぼ赤い線のN計算値の戻り高値水準まで達してきていると見ることもできます。
騰落レシオも127.39をつけてきています。
120を超えたとしても、すぐに下落するわけではありませんが、過熱感がでてきていることは意識しておいたほうがいいと思います。
上記は先物の手口ですが、一番影響力のあるABNアムロやゴールドマンも残高を減らしてきており、上値を買い上げるという動きにはなっていません。
今週の動きでは、三菱UFJモルガンが10000枚近く、先物を売り越ししてきたことがわかります。
オプション手口を見ても、ABNアムロやゴールドマンの手口は、さほど変わっていないのですが、モルガンスタンレーが29000円プットを2002枚 三菱UFJが29250円に2000枚プットを持っていることがわかります。
恐らく、ナイトセッションでの下落は、モルガン連合が仕掛けたものではないかと思います。
私は、ナイトセッションの動きは急すぎると思い、コール買いを仕掛けましたが、おそらく戻りは限定的ではないかと感じています。
再来週の3月最終週あたりは警戒が必要ではないかと感じています。