4/22の日経平均は29188.17円
+679.62(+2.38%)でした。
東証1部の騰落銘柄数は値上がり1823/値下がり287。
騰落レシオ(25日)88.10
売買代金は2兆2746億円 相変わらずの薄商いで先物主導の動きです。
日経VIは19.48 -3.08(-13.65%)
VIXは17.24 -1.44(-7.71%)4/22 17:18現在
日経が底割れしなかったのはVIXの急騰を伴った下落ではなかったからだと思います。
業種別では海運、鉄鋼、電気機器が大幅上昇。下落は石油・石炭と空運2業種のみでした。
個別ではレーザーテック(6920)が6.8%高。東京エレク(8035)が4.6%高と半導体関連が先導する動き。
日本電産(6594)も引け後決算期待で4%を超える大幅上昇です。ただ引け後、決算自体はまずまずでしたが、私も大好きなカリスマ永森さんが、最高経営責任者から外れる人事が発表されていましたので、明日の株価にはマイナスに作用するのではないかと思います。
永森さんといえば「すぐやる・必ずやる・できるまでやる」という名言を残されていますが、皆さんも明日から心に刻み込んで営業活動がんばってください♡
その他、iPhoneの取り扱いを開始すると報道された楽天(4755)が急伸し、上方修正を発表したアルプス物流(9055)、アルファCO(3434)、中外炉工業(1964)などが大幅高しています。
反面、任天堂からの損害請求訴訟金額が引き上げられたコロプラ(3668)が大幅安。任天堂(7974)もマイナスで終わっています。
三菱UFJ(8306)など金融株も逆行安。
直近値をとばしていたAmidA(7671)やさいか屋(8254)など急落に転じた銘柄も多くありました。
日経平均は大幅高です。
テクニカル上は75日線(29144円)を回復。5日線(29233円に接近しています。
結果、昨日も書きましたが、3/5 28308円、 3/24 28379円、4/21 28419円と下値を切り上げる形になっていますが、上値も2/16 30714円、3/18 30485円 4/6 30208円と上値を切り下げています。
長いスパンでの三角持合いを作り始めている可能性もあり、離れた方向に大きく動く可能性がでてきているように思います。
20日、21日は公的年金のリバランスが重なった特殊事情であったとみる向きもありますが、ここにきてABNアムロやソシエテが先物売りに転じてきているのが気がかりです。
(もっとも、ABNアムロは先物は常に逆張りポジションをとり、オプションで荒稼ぎしていますが・・・)
あと、後日述べますが、S&P500にも気がかりな点がでてきています。
いずれにしても、明日以降、しっかり29000円を固めて、三川明けの明星のようなチャートが形成され上値追いの動きになることに期待したいと思います。
さて、以前のブログで今後のFOMC及び議事録ではテーパリング(資産買い入れ縮小)には注意が必要、住宅の値上がりや失業率などでは、いつテーパリングが開始されてもおかしくない環境であることを述べました。
上記の通り、3月の議事録には必要と思われる時期よりかなり前にアナウンスしていく方針が記されています。
前回テーパリングがおこなわれた2013年は4月の議事録にテーパリングの議論が記載され、8か月後の1月に実施されています。今回も議論されてから前回同様の期間かそれ以上の期間を設けるのでしょう。(ちなみにセントルイス連銀総裁はワクチンが国民の75%に行き届いたらテーパリング開始と述べています。)
実際にテーパリングが実施されると、債券の買い入れを縮小していくわけですから金利は上昇します。
2013年の時には5月にバーナンキがテーパリングに言及(バーナンキショック)してから金利は上昇しています。
ただ、よく見ていただくと、30年金利はスタートからエンドまで0.22%ほどしか上昇していません。
それに対して、5年金利は0.97%も上昇しています。
これは、30年後の世界ではテーパリングなどはごく一時期の現象ととらえられるため短期債に比べて変動幅が小さくなるからです。
ただ、これがどういった現象を起こすかというと企業の信用力の差に影響がでてきます。
例えば、日本でもトヨタやNTTなどは30年債でも起債は可能でしょうが、直近上場したようなポット出企業では、長期のファイナンスは無理でしょう。
すなわち、グロース株や中小型株には不利な状況になりうるということです。
上記は前回のテーパリングが実施されたときの主要株価推移ですが、S&P500はあまり影響を受けてないのに対して、中小型は相対的にパフォーマンスが落ちています。
今回は、まだ、テーパリングの議論がいつ行われるかもわかりませんし(6月くらいかな)、議論がおこなわれても実施は来年以降になるでしょう。
したがって、今年はまだ、グロース中小型が優位だと思いますが、少しづつバリュー大型株にポートフォリオを入れ替えていく必要があると感じています。