10月8日(金) 相場概況
東証一部の騰落銘柄数は値上がり1746/値下がり358
騰落レシオ(25日) 100.04
空売り比率 45.8
売買代金 東証一部 3兆1984億円
マザーズ 1165億円
業種 鉱業、輸出用機器、サービスなど上昇。
海運、証券・商品先物、銀行など下落。
個別 主力どころのソフトバンクG(9984)やトヨタ(7203)、リクルート(6098)などが買いを集め、東京エレク(8035)やレーザーテック(6920)などの半導体関連もしっかりの動きです。
JPMが「Neutral」→「Over」 目標株価3000円→3500円、同じく東海東京も目標株価2600円→3070円に引き上げたキャノン(7751)が3%を超える上昇になり、日経新聞に中小事業者でも気軽に出店できるECモールを本格展開と報じられたメルカリ(4385)が急伸しました。
原油高を材料にINPEX(1605)や出光興産(5019)が大幅高になり、月次好調が確認できたNATTY(7674)やネットマーケティング(6175)が急騰しています。
その他、関東で発生した大型地震で、水回りの緊急対応需要が多く発生するとの思惑からアクアライン(6173)がストップ高まで買われました。
反面、商船三井(9104)、日本郵船(9101)、川崎汽船(9107)の海運大手3社が、そろって売り込まれ、7&IHD(3382)とローソン(2651)も上期決算を受けて買いから先行したものの、失速してマイナスで終了しています。
クリークアンドリバー(4763)も上期大幅増益を受けて、一時4%高まで買われましたが、失速し4%を超える下落に沈んでいます。
NTTドコモの格安携帯料金プラン発表を受けて、競争激化が懸念された楽天G(4755)が3%を超える下落になりました。
上期良好な着地に対して、通期見通しの引き上げがなかったことが失望を呼んだツインバード工業(6897)が急落し、下方修正を発表したオンワード(8016)が8%を超える大幅下落になりました。
日経平均は続伸!
5日線(27904円)上を回復し、終値ベースで心理的な節目の28000円を回復しています。
MACDのヒストグラムも縮小してきていて、底固めの兆しが見えてきています。
しかしながら、長い上髭の寄引同時線を形成していて、上値の重さを示唆しています。
信用残をみても、NET(買い残-売り残)が2兆8000億強で整理が進んでいるとは言い難い状況です。
当面、戻り売りが多い状況と思われ、需給バランスの改善が見られない間は、上値を追うのが困難と思われます。
さしあたって、5日線上を維持しながら、75日線(28539円)を回復する動きになれるか注目です。
逆に8/20安値の26954円を割り込む動きになれば、中期的な下落トレンドを形成することになりますので、注意が必要と思います。
さて、本日は9/29に新規上場したプロジェクトカンパニー(9246)を紹介します。
企業向けにデジタル化のコンサルティングサービスを手掛ける会社です。
今期予想売上+83.8% 経常益2.3倍です。
主要販売先はNTTデータ、リクルート、SBI証券など大手企業中心でDXソリューションの提供に注力しています。
コンサルティングサービスの競合先としては、ベイカレントコンサルティング(6532)やアクセンチュアなどがあり、マーケティングサービスやUI/UXサービスの競合先としてはKaizen Platform(4170)やグッドパッチ(7351)等がありますが、同社のように、マーケティング支援から事業支援まで一貫してサービスを提供している会社はほとんどなく、実質的に競合会社がない状況です。
2021年を代表するIPOになる可能性があり、大化けも期待できるのではないかと感じています。