えのキングの投資日記

日本株投資日誌

11/1(月)

10月29日(金) 相場概況

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日経平均 寄与度ランキング

東証一部の騰落銘柄数は値上がり1026/値下がり1052
騰落レシオ(25日) 78.86%
空売り比率 40.1%
売買代金 東証一部 3兆5317億円
     マザーズ 1526億円

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日経平均 S&P500 日経VI VIX

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業種 海運パルプ・紙鉄鋼など上昇。
   金属製品証券・商品先物ガラス・土石など下落。

個別 上方修正と増配を発表した商船三井(9104)9.5%高になり、日本郵船(9101)川崎汽船(9107)も大幅高になっています。

上期大幅増益のキーエンス(6861)5%高になり、ソニーG(6758)コマツ(6301)にも上方修正を好感された買いが入りました。

武田(4502)は下方修正は織り込み済みとして材料視されず、自社株買いの発表が評価されて上昇しています。

上方修正を発表した富士電機(6504)が急伸し、フェイスブックが社名を「メタ」に変更したタイミングで、子会社がメタバース型バーチャルイベントサービス「ZIKU」を提供すると発表したシャノン(3976)が急騰しています。

反面、上方修正を発表したものの、事前に強い買いが入っていたことから、利益確定売りを浴びたパナソニック(6752)アドバンテスト(6857)が大幅安になっています。

ZOZO(3092)は決算が市場の期待に届かず14%を超える下落になり、アンリツ(6754)も上期大幅減益が失望を呼び大幅下落になっています。

カプコン(9697)ノジマ(7419)日本ゼオン(4205)なども決算を材料に大きく売り込まれました。

直近IPO銘柄が弱く、CINC(4378)リベロ(9245)アスタリスク(6522)などが急落しています。

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日経平均 日足 MACD

日経平均は反発!
長い下ヒゲを形成し、75日線(28572円)や下方のマド埋めから急速に値を戻し、終値ベースでは25日線(28789円)200日線(28843円)を上回って終わっています。

上下500円を超える乱高下となりましたが、長い下ヒゲで75日線が下値抵抗線と意識され、ナイトセッションの先物29060円 +280円で帰ってきていますので、週明けは上値トライとなる可能性が高いと思います。

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立憲民主の江田代表代行のNISA課税発言(NISAを知らなかったの?経済オンチにもほどがある!)で自民党優勢の可能性が高まった様子なので、選挙の結果次第で一気に10/2029489円を突破することが出来れば、三角持合いからの上放れということになり、上昇トレンド回帰になる可能性もあると思います。

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主な海外ファンド 先物手口

ただ、トレンド形成を主導するCS先物を売り越ししていて、10/29は買い勢力のバークレイズソシエテGSも単日では売り越ししています。

25日線も下向きのままなので、仮に上値をとってきてもダマシになる可能性もあります。
米国のFOMCの結果を織り込むまでは、慎重な姿勢で臨んだほうがいいと思います。

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プラスアルファ・コンサルティング(4071)

さて、本日は、以前 IPOの紹介で、このブログにも掲載したプラスアルファ・コンサルティング(4071)を取り上げます。

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データ分析・可視化のクラウドサービスを提供している会社です。

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事業は3つ 見える化エンジン カスタマーリングス タレントパレットです。
時価総額1200億円 
自己資本比率82%
無借金 現金32億円
ROE30%
株主構成 経営が6割 野村VCが20%

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見える化エンジン、カスタマーリングスは利益は出ているものの頭打ちおよび横ばいのイメージです。
最大の買い要因は「タレントパレット事業」です。
3年前から立ち上げ急速に拡大していて、すでに高い利益率を実現しています。

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人事を科学する「人材科学事業」リクルート系のカオナビ(4435)が有名です。
市場自体伸びていてカオナビも40億以上売上ているものの、今一つ利益はでていません。
プラスアルファ自体の売上伸び率は30%台ですが、タレントパレットの伸び率は68%です。
利益率も全体31%に対しタレントパレットは47%です。
しかも、解約率は0.5%以下です。

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タレントパレットは飛躍的な差別化を誇っています。
カオナビの受注単価は14.5万円
タレントパレットは35.6万円 2倍以上高くても導入したい。使い勝手がいいということです。

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最も衝撃的なのは中期計画です。
3年後に売上100億 営業利益率を40%~50%に引き上げる強気の計画です。
EPSは2024年の売上からの予測ですが70~85が望めるのではないでしょうか。
同業PER70倍~80倍とするなら6000円~7000円も見えてくると思います。

注意点は2番目の大株主野村キャピタルが20%保有しています。
ロックアップは3450円ですが、すでに90日たっていますので売却可能と思います。
時価総額1200億の高成長企業なので、一番の理想は機関投資家の買いで野村の持ち株が市場外で売却されるパターンです。

上場来高値は3080円 来週にも抜けていけば面白いと思います。