えのキングの投資日記

日本株投資日誌

8/3(水) オルガノ(6368)決算より

8月2日(火)

【相場概況】

日経平均 寄与度ランキング

東証プライムの値上がり銘柄191/値下がり銘柄1620
騰落レシオ(25日) 119.16%
空売り比率 44.8%
売買代金
東証プライム 2兆8232億円
東証スタンダード 867億円
東証グロース 1068億円

恐怖指数

日経平均 S&P500 日経VI VIX

日経VIが反転し、日経平均も反落!

Fear & Greed Index

恐怖と貪欲指数 - 投資家心理|ティッカー (cnn.com)

【業種】


【個別】

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1Qの最終利益が前年同期比16.5%増の314億円になったことを発表したTDK(6762)13%を超える上昇になっています。

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石炭事業での販売価格の上昇が寄与し、1Qの純利益が2.7倍になったと発表した双日(2768)が大幅高になっています。
8/51Qの決算発表を予定している三井松島(1518)石炭価格上昇の思惑で反発しています。

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上方修正を発表したセントラル硝子(4044)5%を超える上昇になり、猛暑関連商品が伸びることにより、好調な月次が確認されたワークマン(7564)も買いを集めています。


グループ会社のZETAが、投稿される膨大なレビューのテキストをAIで解析し、ポジティブ・ネガティブなどの感情をスコアリングする「感情分析機能」を「ZETA VOICE」の拡張機能として提供すると発表したサイジニア(6031)ストップ高まで買われています。

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反面、中国などでスマホ需要が低迷し、ディスプレー材料の出荷が落ち込んだことにより、純利益予想を460億円→435億円に下方修正することを発表したJSR(4185)ストップ安になるまで売り込まれています。

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三越伊勢丹ホールディングス(3099)通期営業利益予想を140億円→170億円になる上方修正を発表したものの、コンセンサスが190億円強になっていたため、失望売りを呼び込み大幅下落になっています。

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エンジン不正に関する国の調査について虚偽報告をおこなった疑いがあると報じられた日野自動車(7205)10%近い急落になっています。

長期金利下落を受けて、三菱UFJ(8306)三井住友(8316)などの銀行株や、第一生命(8750)T&Dホールディングス(8795)など保険株が大幅下落になっています。

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米国で実施しているCBP501臨床第2相試験について被験者登録ペースが鈍化しているとみなされたキャンバス(4575)ストップ安まで売り込まれています。

しかしながら、同社社長は「構造的な遅延要因は何ら発生しておらず、このペース鈍化が続く兆候はない」とコメントしていて、明日以降、下げ渋りが見られるのか注目されます。


テクニカル分析

日経平均 日足 MACD

日経平均は大幅反落!


ギャップダウンからスタートし、再び下向きに転じた5日線(27784円)を下回り、200日線(27563円)の攻防となりました。

想定通り、日経VIが20.6%まで反発し、日経平均も反落しています。

明日以降、200日線(27563円)水準を守れるかの正念場を迎えることになり、明確に下抜けることになれば、長期のトレンドも下落トレンドに転換する恐れがあり注意が必要です。

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マーケットの下落の要因は、ペロシ下院議長が2日夜にも台湾を訪れ、蔡英文総統と会談する見通しと伝えられ、
中国が「中国軍は座視しない」などのコメントを出し、地政学リスクが一気に高まったことがあげられます。

「有事の円買い」が進み、ドル円が一時130円台まで円高が進行しました。

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ペロシ氏は人権派の政治家として知られていて、31年前にも天安門広場「中国の民主主義のために命をささげた人々に」というプラカードを掲げて天安門事件で亡くなった学生と市民を追悼する行動をとっています。

中国共産党にとっては、体制を批判する象徴であり、習近平がバイデン大統領との電話会談で「火遊びすれば焼け死ぬ」と警告したのは、このことに起因するものと言われています。

今回の件が、すぐに米中戦争につながるとは思いませんが、我々も想像以上に地政学リスクを意識すべきなのかもしれません。

【本日のトピック】

オルガノ(6368)

オルガノ(6368)

https://www.organo.co.jp/


さて、本日は、昨日1Qの決算発表をしたオルガノ(6368)を取り上げます。

1Q経常の進捗率は22.5%です。

 

一瞬、前四半期と比べて数字が落ちていますし、進捗も悪いので、決算が悪かったのかと錯覚しますが、この会社は下期偏重の会社で、毎年1Qの数字は、進捗率が悪く出る傾向があります。

したがって、前年同期比で比べると、61.5%の伸びになっていることがわかります。

主力の水処理エンジニアリング事業の受注が好調であることがうかがえます。

通期の見通しは据え置かれています。


最終益がマイナスになっていますが、前期は固定資産売却の特別利益が計上されたためです。

恐らく今期のEPS10%くらい上乗せで80億ぐらいになるのかなと思います。

5月の決算短信


5月の決算短信と今回の決算短信を比べてみると、仕掛品が、猛烈に増えていることがわかります。

オルガノ(6368)日足

本日、株価は大幅高になり、10000円トライをやっています。

ここからは、前回高値近辺で仕込んだ人のヤレヤレ売りが出やすいところかもしれませんが、次回の2Q決算時には大幅上方修正 場合によっては過去最高益がでるかもしれません。
9月には、1:4の分割もありますので、監視しておいたほうがいいと思います。

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