4月21日(木)
【相場概況】
東証プライムの値上がり数1243/値下がり数528
騰落レシオ(25日) 106.00%
空売り比率 41.7%
売買代金 東証プライム 2兆5187億円
東証スタンダード 747億円
東証グロース 1289億円
【恐怖指数】
【業種】
【個別】
前日軟調になっていた半導体関連が物色され、レーザーテック(6920)や東京エレクトロン(8035)、ディスコ(6146)などが大幅上昇になっています。
ファーストリテイリング(9983)やキーエンス(6861)など値嵩株の一角も買われ、日本電産(6594)には決算発表の先回り買いが入っています。
日本郵船(9101)、商船三井(9104)、川崎汽船(9107)の大手海運株もしっかりの動きになり、TSLAの好決算が好感されてかパナソニック(6752)も2%を超える上昇になっています。
政府が2030年までに蓄電池の生産を20倍にすべく、民間企業投資に補助金をつける方針と報じられ、日本電解(5759)やGSユアサ(6674)、古河電池(6937)など電池関連が大きく買われています。
決算関連では、上方修正を発表したオプティマスG(9268)や前期利益見通しを引き上げたJVCケンウッド(6632)などが急騰しています。
また、JTBと業務提携を発表した大黒屋HD(6993)も12%を超える大幅上昇になっています。
反面、円安一服を受けて、前日買われていたトヨタ(7203)や日産(7201)、三菱自動車(7211)など自動車株が売られています。
日経新聞に発電用燃料価格の上昇が大手電力の経営を直撃していると報じられ、東京電力HD(9501)や関西電力(9503)、九州電力(9508)など電力株が軒並み売り込まれています。
市況関連の大阪チタニウム(5726)や東邦亜鉛(5707)、住友金属鉱山(5713)など非鉄株の多くが下落しています。
米ネットフリックスの下落の影響か、USEN-NEXT(9418)は大和証券が目標株価を3500円→3600円に引き上げたにもかかわらず急落しています。
しかし、やはり、このふたりは同じ穴のムジナ!
グローバルウェイ(3936)の子会社をピアズ(7066)に譲渡!
売上 178万円 経常損失583万円って
完全に会社を私物化しています。
それでもPTSは上昇!・・・やれやれです。
【テクニカル分析】
日経平均は3日続伸!
約1か月ぶりに、明確に25日線(27371円)を上抜けてきています。
米国の好調な決算に支えられた値動きに便乗した動きで、強い動きになっています。
25日線を下値支持線に変えることができて、引き続き米企業決算が好感される状況であるなら、200日線(28119円)近辺までは上昇してくる可能性がでてきています。
日経平均が107円上昇した4/11-4/15の週に海外投資家は+868億円(現物+863億円/先物+5億円)の買い越しになっています。
しかしながら、少額の買い越しで積極的なスタンスは見られません。
米市場の関心が決算から金利に移る5月相場において、日経平均がどこまで上値をためせるか注目です。
ちなみに、ナスダックとFB(META)とNETFLIXのチャートを重ねると・・・
寒気がしてきたのでやめときます。
【本日のトピック】
さて、本日引け後、注目の日本電産(6594)の決算発表が行われています。
今回 決算発表と同時に社名変更も発表しています。
日本電産→ニデック
OKK→ニデックオーケーケー
になるようです。
そして、永守会長がCEOに復帰 関社長はCOOに降格とのことです。
数字的には、想定通り、2期連続の最高益を更新する見通しになりましたが、コンセンサスには届かない数字になっています。
ちなみにOKK(6205)は赤字からド転黒字になっています。(まさに永守マジック!)
PTSではOKKが高騰するのは当たり前と思いますが日本電産もしっかりの動きです。
日本電産の数字的には、物足らないように見えますが、
年間配当予想 5円増配の70円
自社株買い あすから550万株(今回は永守会長が安いといってますので満額買ってくるでしょう。)
創業者永守会長がCEO復帰
チャートは底値圏
想定為替レートは110円
というのが評価されてのことと思います。
そして、明日大暴れするであろうOKKとのシナジー効果を狙った工作機械事業を第3の柱として育成するようです。
これからも日本電産 あらためニデックからは目が離せないと思います。
【おまけ】
WEB3の戦略を聞く岸田総理・・眠そう!
「検討します」 終了