えのキングの投資日記

日本株投資日誌

8/31(水) FRBが重視するのは「雇用」!

8月30日(火)

【相場概況】

日経平均 寄与度ランキング

東証プライムの値上がり銘柄1543/値下がり銘柄244
騰落レシオ(25日)106.75%
空売り比率 45.2%
売買代金
東証プライム 2兆4563億円
東証スタンダード 836億円
東証グロース 1199億円

恐怖指数

日経平均 S&P500 日経VI VIX

Fear & Greed Index

恐怖と貪欲指数 - 投資家心理|ティッカー (cnn.com)

【業種】


【個別】

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原油価格高騰をうけて、INPEX(1605)4%を超える上昇になり、ENEOS(5020)コスモエネルギー(5021)など石油卸関連が大幅高になっています。
三井物産(8031)三菱商事(8058)など商社株も全面高になっています。

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政府が「水素を運搬する大型船舶を受け入れられる港湾を複数整備する方針」と報じられ、川崎重工(7012)岩谷産業(8088)が大幅高になっています。

原発関連として東京電力HD(9501)三菱重工(7011)木村化工機(6378)も大幅上昇になっています。

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最大300億円・670万株の自社株買いを発表したNEC(6701)6%近い上昇になっています。
同社初の自社株買いであり、CFOが「今期の業績予想と中期経営計画に照らすと、現状の株価は満足できない」と語ったと報じられています。

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1Qの経常利益が前年同期比の42倍5.4億円に急拡大したことを発表した元気寿司(9828)が高騰し年初来高値を更新しています。

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岸田首相が、「年間30万人の外国人留学生の受け入れ目標を見直し、更に留学生を増やす計画を策定するように指示した」と報じられ、子会社が外国人留学生の採用広報支援や進学・就職支援を手掛けているアクセスグループHD(7042)ストップ高まで買われ、留学生支援事業を手掛けるピーエイ(4766)一時ストップ高になるまで買われています。

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シダックスへのTOBが好感されたオイシックス・ラ・大地(3182)が大幅高になり、時価より低いTOB価格が提示されたシダックス(4837)は大幅安になっています。

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新たな新株予約権を発行すると発表したダイヤモンドエレクトHD(6669)が急落しています。

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「金融教育を国家戦略に推進する」というニュースで、昨日動意づいたZUU(4387)は大幅続伸になったものの、ブロードマインド(7343)は急失速し9%を超える下落になっています。

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債務超過上場廃止の猶予期間入りしたと発表された極楽湯HD(2340)が急落しています。

テクニカル分析

日経平均 日足 MACD

日経平均は反発!
米株が続落になる中、心理的な節目である28000円をあっさり回復しています。

25日線(28265.33円)は抜けておらず、今後上値抵抗線になるのか、抜けていくのかが注目になると思います。

25日線をクリアしていけば、昨日の窓埋めとなる28600円近辺までの戻りは期待できると思いますが、MACDが陰転したままで、一定の売り圧力もあることを考えると、このまま29000円を奪回するような上昇になるのは難しいと思います。
基本は戻り売りになると思います。

半導体関連


しかしながら、SOX指数が大幅続落する中、日本の半導体関連は概ねしっかりになるなど、個別銘柄では米株離れしつつある銘柄も散見されます。

「政策断行内閣」をうたった岸田政権の実行力に期待したいところです。
(もうコロナと統一教会に金と時間をかけているべきではないと思いますが・・・)

【本日のトピック】

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さて、ブルームバーグによるとミネアポリス連銀カシュカリ総裁は、今回のジャクソンホール後の株価下落について、「うれしく思う」「6月からの株価上昇は好ましいものではなかった」と発言しています。

現状のFRBの政策は、かっての「パウエルプット」という、株価が下落しそうな局面では利下げをちらつかし、株価を上昇に導くという政策とは180度違うことがわかります。

すなわち、株価下落はFRBの政策方針転換の要因にはならないということです。

そして、インフレについても、ピークアウトはしても、水準自体が高いわけですから、少々インフレが低下する指標がでても、政策変更の要因にはなりにくいでしょう。

だとすれば、FRBが政策変更をするとすれば、なにがきっかけになるでしょう?

以前のブログにも書きましたが、金利上昇による経済の悪影響は「住宅市場」→「新規受注」→「企業利益」→「雇用(失業率)」の順番にでます。

したがって、FRBが最重要視する項目は「雇用(失業率)」になると思います。

そういう意味で、まずは9/2の雇用統計は非常に重要になると思います。


おそらく、「雇用悪化」→「利上げ抑制」→「株価上昇」または、「雇用堅調」→「利上げ継続」→「株価下落」という反応になると思います。

8月雇用統計を占ううえで、今晩の「JOLT労働調査(求人件数)」は注目になると思います。


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