えのキングの投資日記

日本株投資日誌

11/15(火) オプトラン(6235)の押し目を狙う!

11月14日(月)


【相場概況】

日経平均 寄与度ランキング

東証プライムの値上がり銘柄471/値下がり銘柄1327
騰落レシオ(25日)94.17%
空売り比率 40.1%
売買代金
東証プライム 3兆8284億円
東証スタンダード 1167億円
東証グロース 2095億円

11/11 米国市況

恐怖指数

恐怖指数

Fear & Greed Index


【業種】


【個別】

www.nikkei.com

ファーストリテイリング(9983)83450円 +1260円
東京エレクトロン(8035) 45400円 +1030円
エムスリー(2413) 4760円 +193円
日本電産(6594) 8861円 +192円

  
指数寄与度の高いファーストリテイリング(9983)東京エレクトロン(8035)が買われ、エムスリー(2413)日本電産(6594)など主力グロース株が続伸しています。

kabutan.jp

 

平田機工(6258)5240円 +700円

 

生産設備のシステムインテグレーターである平田機工(6258)ストップ高まで買われています。

 

平田機工(6258) 決算説明資料

原材料価格の高騰を、売上原価の低減努力や管理間接部門のプロジェクト見直しなどの販管費抑制策でまかない、今期経常利益予想を29億円→50億円に大幅上方修正、年間配当も50円→85円に増額しています。

 

目先、株価は3月高値(5580円)が意識される展開と思われます。

kabutan.jp


マイクロ波化学(9227) 1767円 +300円

8/19の、このブログで紹介したマイクロ波化学(9227)ストップ高まで買われています。紹介してから3か月たらずで、ほぼダブルバガー達成です。

 

マイクロ波化学(9227)決算説明資料


同社は11/11に発表した2Q決算で赤字継続となるも、大幅増収で、順調に進捗していることが好感されたようです。

また、決算説明資料によると、2Q間の新規契約が通期計画25件に対し13件52.0%)、契約総数も通期計画52件に対し42件80.8%)を記録し順調に推移しています。

明日以降も物色が続くか注目です。

kabutan.jp


国電機(6333) 2552円 +487円

本日場中値つかずのストップ高比例配分年初来高値更新になっています。

 


同社は2Q累計の経常利益が前年同期比2.2倍27.7億円に急拡大しています。

併せて、通期の同利益見通しも、従来の31.3億円→50.5億円に上方修正し、年間配当も58円→116円に大幅増配しています。(本日の株価でも配当利回り4.55%です。)

さらに、上限12億円 80万株自社株買いを発表しています。

国電機(6333) 決算短信

同社の決算短信によると、主力の化学物質用ポンプが、中国で好調であることがうかがえます。

ロックダウン等で疲弊している中国での伸びは注目されます。
北米に強いイワキポンプ(6237)も好調な決算であり、ケミカルポンプ自体の必要性が増していることを感じさせます。

国電機(6333) 日足

株価は過熱感がでていますので、利益確定売りに押される局面もあると思いますが、下げ止まりは狙ってみたい銘柄です。
              

www.nikkei.com

ソフトバンクG(9984) 6068円 -885円

反面、11日の決算発表で自社株買いの新たな計画が盛り込まれなかったことが失望を呼んだ、ソフトバンクG(9984)13%近い急落になっています。

 

同社の下落で日経平均182円引き下げています。


2Q決算自体はアリババ株を一部売却したことにより、約4兆3000億円を計上し、大幅な黒字転換になりましたが、想定の範囲内と受け取られ、それまでに設定済みの自社株買いで派手に上昇していたため反動もあったようです。

また、同社は11日に破綻したFTXトレーディングにも出資していて、回収不能になる懸念もあるようです。

しかしながら、時間差で自社株買いを発表する可能性もあり、MBOへの思惑もくすぶることから、一方的に売るのもリスクがあるとの見方もあります。

明日以降、下げ渋るか注目です。

www.nikkei.com

三菱UFJ(8306) 703.3円 -7.5円
三井住友(8316) 4289円 -58円
みずほ(8411) 1597.5円 -32.5円

日経新聞に、3メガバンク外債の含み損が4兆円に急増していることが報じられ、三菱UFJ(8306)三井住友(8316)みずほ(8411)がそろって軟調になっています。

各社は、時価を大きく下回る外債については損失処理をしたものの、6月末で2.6兆円だった含み損が、米金利上昇で、3か月で5割増えたことになります。

14日の決算発表で追加の損失処理の発表をする可能性もあり注意が必要です。

www.nikkei.com


オリンパス(7733) 2758.5円 -334.5円

内視鏡や処置具に使う部材の高騰で、今期営業利益を2310億円→2120億円に下方修正することを発表したオリンパス(7733)10%を超える急落になっています。

市場は円安による上方修正を期待していたところもあり失望を呼んだようです。

同社は同時に500億円上限 2100万株自社株買いも発表していますが、材料出尽くしとみられ、売りが先行した様子です。

www.nikkei.com


DOWAホールディングス(5714) 4225円 -700円

DOWA HD(5714) 決算説明資料

情報通信関連製品や新エネルギー関連製品の低調な見通しで、今期営業利益を当初予想の585億円→470億円に下方修正することを発表したDOWAホールディングス(5714)ストップ安まで売り込まれ、年初来安値を更新しています。

DOWA HD(5714) 決算説明資料

全セグメントで悪化傾向が見られ、1Qでは上方修正されていた決算が、一転下方修正になり失望を呼んでいます。

DOWA HD(5714) 決算説明資料


下期の想定為替も1ドル145円を見込んでいて、金属価格も下落する想定のため、先行きも、しばらく厳しい状況が予想されます。

テクニカル分析

日経平均 日足 MACD

日経平均は大幅反落!

ソフトバンクショックとも言える動きになり、ローソク足「かぶせ線」を形成しています。

 

かぶせ線

下落トレンドに転換しやすい足形ですが、まだ、5日線(27852円)75日線(27628円)を上回っていて、上昇トレンドは継続しています。

明日以降、切り返す動きがみられるか注目です。


【本日のトピック】

オプトラン(6235)

オプトラン(6235)

http://www.optorun.co.jp/

さて、本日は11/10引け後に決算発表をしたオプトラン(6235)を紹介します。


オプトナノテクノロジーを基盤にスマートフォンやレンズ等各種光学部品に成膜(コーティング)を施し、反射防止や赤外線カット機能化する光学薄膜成膜装置を受注生産している会社です。

 

kabutan.jp

オプトラン(6325)クオーター決算推移

オプトラン(6235)決算資料

 


同社は中国の生産・販売が柱になっていて、ロックダウンの影響もあり、上半期は減益になっていました。

ここもとの決算発表を見ていると、スマホ中国と聞くと苦戦必至というイメージなのですが、同社は3Q決算で大幅上方修正を発表し、通期予想も営業利益650億円→750億円 通期配当も配当性向30%程度を経営目標にしているため、当初予想42円→50円に増配発表をしています。

オプトラン(6235)決算説明資料

同社の業績モメンタムを好転させたのは、世界に先駆けて半導体光学融合に進出していたことが奏功した、利益率の高い新型ALD成膜装置の受注・売上が著増し収益の柱に成長してきたことがあげられます。

オプトラン(6325)四半期連結財務諸表

財務諸表をみても、仕掛品が急増していることがわかります。

2022年 2Q決算短信

           ⇩

2022年 3Q決算短信


前回の2Q決算短信と今回の3Q決算短信を比べてみても、成膜装置事業において受注実績が大幅に伸びていることがわかります。

オプトラン(6235) 日足

包み線(抱き線)


決算発表後の11/11は窓を開けて、ストップ高まで買われましたが、本日は利益確定売りが先行し「包み線」を形成しています。

もう少し、売りに押される動きもあるかもしれませんが、業績の裏付けがありますので、下げ止まったところは狙いたい銘柄と思います。

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