8月29日(火)
【相場概況】
【騰落レシオ】
【空売り比率】
【売買代金】
【米株市況】
【恐怖指数】
【Fear and Greed Index】
Fear and Greed Index - Investor Sentiment | CNN
【業種別】
【個別】
楽天グループ(4755)が上昇しています。
同社は、28日、傘下の楽天モバイルの契約数が500万件を突破したと発表しています。
6月に通信品質を改善した新プランを導入したことで契約数が増えている様子で好感されているようです。
楽天グループはモバイル事業の基地局整備などの先行投資がかさみ、財務悪化懸念が強まっていました。
市場では「契約者数が順調に回復してきていることが確認できたのは好印象で、モバイル事業の業績が改善するとの期待が強まっている」(ネット証券の情報担当者)との見方もあり、見直し買いが継続されるか注目されます。
サカイ引越センター(9039)が急伸しています。
同社は、株式売出の実施を中止すると発表しています。
直近の株価動向などを総合的に勘案したとのことです。
同社は8月21日に既存株主による株式の売出実施を発表し、本日から売出価格の決定期間に入る予定でした。
売出発表後は株式需給の悪化懸念から株価は急落し、前日終値は売出発表前の水準から7.2%下落した水準にありました。
株式分割については予定通り実施するとしています。
本日の大幅高で株価は、売出発表時の急落の際に空けた大きな窓を埋めており、ここからは実力が反映される株価推移がありそうです。
6月末に新規上場したジーデップ・アドバンス(5885)が大幅反発になっています。
同社は28日引け後に、米エヌビディアが8月8日に発表しているユニバーサルデータセンタープロセッサ「NVIDIA L40S」を搭載したオリジナルサーバーモデルの受注を開始すると発表しています。
同プロセッサは生成AIトレーニングパフォーマンスなどの大幅な向上に繋がるものとされ、今後の業績拡大に寄与すると期待感が先行する流れになっているようです。
株価は、戻り場面にある株価の刺激材料となり、目先は7月24日高値13,590円が意識される動きになりそうです。
アディッシュ(7093)が急反発になり、ストップ高まで買われています。
同社は、子会社のアディッシュプラスと総務省請負事業「デジタル・シティズンシップの考え方を踏まえたICTリテラシーの向上に関する調査研究」を落札し、請負契約を締結したと発表しています。
全世代のICT活用に向けたリテラシー向上に向けた全体像の整理やリテラシーを優先して取得するべきセグメントに関する調査およびリテラシーを身に付けるためのコンテンツの作成などを実施するとしています。
株価は、引けで2万3,600株の買いを残した状況ですが、上昇の勢いがどこまで続くか注目されます。
有力投資家が手掛けている噂のビューティ花壇(3041)が続伸しています。
同社株は、逆日歩が連日発生していて、踏み上げの思惑相場が続いている格好です。
同社株は今年5月に派手な踏み上げ相場作った経緯があるだけに、踏み上げへの期待も出易い銘柄です。
既に売り禁となっているものの、売り方は買戻していない向きも多くありそうです。
同社株の逆日歩は、23日分は3日分で1株16.8円、24日分は4.4円、25日分は4.4円、28日分は4.8円と連日で最高料率の逆日歩を付けています。
日々の値動き考えれば、この程度の逆日歩は大したことも無いと言えますが、両建てしていない売り方は連日逆日歩を取られているだけにボディブローのように効いてくることから、売り方が白旗を上げて買戻してくるまで、相場は終わらないとの見方もあります。
腕に自信のある人以外は手出し無用の銘柄ですが、5月の大踏み上げ相場の再来になるのか注目されます。
【テクニカル分析】
日経平均は小幅続伸!
ギャップアップからスタートし、一時、25日線(32,276円)を上抜ける動きになるも、その後は押し戻される流れになり、方向性の乏しいコマの陰線になっています。
引き続き、25日線が上値抵抗線として立ちはだかる状況ですが、本日は大きく跳ね返されることもなく、5日線(32,063円)、75日線(32,214円)上は維持しています。
膠着状態から、上下のどちらに振れてくるのか注目されます。
【本日のトピック】
さて、久しぶりにNAAIMエクスポージャー指数を見てみると、一時期にくらべて大きく下落していて、35%くらいまでさがってきています。
つまり、米株は機関投資家が、かなりポジションを落としてきているということです。
6月後半は一時、100%を超える局面もあり、お腹一杯の状態だったのですが、このような局面では、機関投資家の戻り売りが出やすい状態で、上値が重くなる傾向があります。
ところが、現状のように、株価のトレンドに大きな変化がない中、機関投資家はポジションを落しているわけですから、なにかきっかけがあれば、買戻しに走る可能性があります。
先日のジャクソンホール会合では、大方の予想どおり、パウエル議長が自然利子率の議論に踏み込むことはなく、無風で通過しました。
次のマーケットインパクトになる可能性のあるイベントとしては、9/1の雇用統計やISM製造業景況感指数になるかもしれません。
マーケットが好材料としてみなす動きになれば、意外高になる可能性もあると思います。