8月30日(水)
【相場概況】
【騰落レシオ】
【空売り比率】
【売買代金】
【米株市況】
【恐怖指数】
【Fear and Greed Index】
Fear and Greed Index - Investor Sentiment | CNN
【業種別】
【個別】
イビデン(4062)が大幅反発になっています。
米アップルでは、今年最大の製品アップグレードとなる「iPhone15」と次世代アップルウオッチの発表イベントを9月12日に開催すると決定している様子です。
新iPhoneはエントリーモデル2種とハイエンドモデル2種が発表される予定で、それぞれEU新規制対応のため、充電ポートも変更するようです。
イビデンはアップルに部品を供給するアップル関連銘柄との位置付けから買いを集めているようです。
同社株の他にも、新型iPhone効果による部品需要の底上げ期待から、太陽誘電(6976)やTDK(6762)、村田製作所(6981)等も物色されています。
ワークマン(7564)が反発しています。
30日付の日本経済新聞朝刊が「2027年をめどに女性服や機能性の高い服などカジュアル衣料の海外1号店を台湾に出す」と報じています。
中国でも電子商取引(EC)を中心に展開し、30年に海外売上高比率10%を目指すとしています。
海外進出への足がかりとして、24年に沖縄県にインバウンド(訪日外国人)客を狙った旗艦店を開く予定です。
株価は、2019年に一般向けのアウトドア商品などを扱うカジュアル衣料品店「ワークマンプラス」への業態転換が評価されて大きく上昇しましたが、国内は成長の余地が少なくなってきていることから、足元ではさえない展開が続いています。
海外進出の成否が株価動向を左右するとの見方が強いようです。
芝浦メカトロニクス(6590)が急反発になり、年初来高値を更新しています。
同社は29日引け後に株式の売出価格を発表し、売出価格は23,115円で昨日引け値比でのディスカウント率は3.00%となっています。
受渡期日は9月5日の予定です。
東芝やニューフレアテクノロジーらが売出人となる株式の売出実施を8月22日に発表していましたが、売出価格が決定したことで目先のショートカバーが先行していると見られる他、半導体株高の流れも支援となったようです。
伊勢化学工業(4107)が大幅反発になっています。
テレビ東京の「モーニングサテライト」の深読みリサーチのコーナーで、いちよし経済研究所の企業調査部長である張谷幸一氏が出演し、上方修正が期待される中小型株をいくつか紹介しています。
上方修正が期待される企業の傾向として、第1四半期から上方修正した企業、通期予想に対して進捗率が高い企業、同じ業種でも競争力がある企業と説明し、同氏の注目銘柄の一つとして、同社株が取り上げられました。
それにより本日は見直し買いが入ったようです。
同様に、同氏に取り上げられたDDグループ(3073)、エンプラス(6961)、マクニカHD(3132)、MCJ(6670)、オープンハウスグループ(3288)もしっかり上昇しています。
アジャイルメディア・ネットワーク(6573)が急反発し、一時ストップ高になるまで買われています。
同社は29日引け後に、東証から特設注意市場銘柄の指定を30日付で解除する旨の通知を受領したと発表しています。
内部管理体制上の不備が認められたとして、同社株は2022年6月16日付で特設注意市場銘柄の指定を受けていましたが、今般、内部管理体制の改善などが認められたとしています。
また、同時に、連結子会社のコンフィが新たな事業としてM&Aアドバイザリー事業を開始することを明らかにしています。
株価は8月23日の2,100円を付けたあと調整を入れましたが、目先は売り物も一巡して下げ止まる格好を見せており、新しいトレンド形成が期待されます。
【テクニカル分析】
日経平均は3日続伸!
ギャップアップからスタートし、25日線(32,262円)を上抜けてきましたが、高値から200円以上下落する上影陰線になっています。
少しずつ、短期的な騰勢は取り戻しつつあるのですが、中期上昇トレンド回帰の象徴である週足での13週線(32,450円)では押し戻される動きになっています。
本日は売買代金も3.3兆円と高水準なのですが、価格帯が厚い局面であることからも、かなりの戻り売りをこなさなければ上抜けしにくいところです。
昨日の米株は、7月の米労働省雇用動態調査(JOLTS)の求人件数が、この2年余りで最も低い水準であったことから、金利の先高感が後退し、大きく上昇しています。
9/1の雇用統計、ISM製造業景気指数を警戒する向きはあるかもしれませんが、こうしたイベントを通過し、9/4のレーバーデーが終われば、次のFOMCまでゴルディロックス相場が始まり強含む可能性がでてきています。
日本株は中国リスクがある分、米株より劣後する可能性はあるものの、次第に騰勢を強めてくるものと思います。
目先は、物色も日替わりで上値の重さが感じられますが、基本は押し目買いに徹するのが有効と思います。