9月6日(水)
【相場概況】
【騰落レシオ】
【空売り比率】
【売買代金】
【米株市況】
【恐怖指数】
【Fear and Greed Index】
Fear and Greed Index - Investor Sentiment | CNN
【業種別】
【個別】
トヨタ自動車(7203)が、連日で上場来高値を更新しています。
6日の東京外国為替市場で円相場は一時1ドル=147円82銭と2022年11月上旬以来の安値をつけ、輸出採算の改善を期待した買いが入ったようです。
同社は、2024年3月期(今期)の想定為替レートを1ドル=125円に設定しています。
財務省の神田真人財務官が円安について「あらゆる選択肢を排除せず対応する」と発言し、円相場が下げ幅を縮める場面もありましたが、実際の介入にはまだ距離感があるとの声は多く、円相場は再び下げ幅を広げています。
市場では「足元の為替水準であれば、為替介入で円高・ドル安に振れても輸出企業の採算改善期待はさほど剝落しない」との見方もあるようです。
トヨタは、これまでEVシフトが出遅れているという評価が付いて回っていましたが、ここにきて欧州勢がエンジンとモーターで動くプラグインハイブリッド車(PHV)に力を入れる方針に転換する動きがみられます。
豊田会長が、こうした世の中の動きを予見して戦略を立てていたのであれば、これからのモータービジネスは、ますますトヨタ中心の動きになるのかもしれません。
INPEX(1605)が4日続伸し、年初来高値を更新しています。
5日のニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)で原油先物相場が上昇し、収益改善期待の買いが入っているようです。
米原油先物の期近物は5日、前営業日に比べ1.14ドル高の1バレル86.69ドルと今年の最高値で取引を終えています。
サウジアラビアが自主減産を12月まで延長すると表明し、原油需給が引き締まると見込んだ買いが入っているようです。
内藤証券の大部由紀子アナリストは「サウジの減産が続いている一方、世界全体の景気は悪くなく、年末にかけて需給は逼迫傾向が続く」と予想し、米原油先物は90ドル台まで上昇余地があるとみています。
本日は、同社株のほか、石油資源開発(1662)やENEOSホールディングス(5020)、出光興産(5019)、コスモエネルギーホールディングス(5021)など石油関連株が軒並み上昇しています。
内海造船(7018)が急騰し、ストップ高まで買われています。
海事プレスオンラインは5日、同社が新たに開発した4万重量トン型バルカーを国内外の船主から受注したようだと報じています。
既に5隻以上の規模の受注を決めた模様と伝えています。
本日の株価は朝方は反応を示さず暫らく一進一退の動きとなっていましたが、次第に報道内容を好感した買いが優勢となりました。
株価は、8月16日の年初来高値7,390円を捉える動きになりそうです。
焼津水産化学工業(2812)が大幅高になり、年初来高値を更新しています。
5日に提出された大量保有報告書によれば、村上世彰氏が関わる投資会社の南青山不動産が、同社株を5.96%保有していることが明らかになっています。
平均取得価格は約1,146円となっていて、国内投資ファンドのYJホールディングスが1株1,137円でTOBを発表してから買い付けた模様です。
恐らくTOB価格が安過ぎるとの見方で買い付けたと思われ、TOB価格引き上げなどの思惑で買われています
TOBが発表されてから同社の株価は殆どTOB価格より上の水準で推移していて、このままではTOBは不成立になるとの見方が強く、そうなればTOB価格を引き上げてくるとの思惑です。
ただ、余り思惑で事前に上げてしまうと南青山不動産は手仕舞いしてくる恐れもあるとの声も聞かれます。
明日以降の動向が注目されます。
エクスモーション(4394)が急騰し、一時ストップ高になるまで買われています。
同社は本日、同社とISID(4812)が自動車開発支援ソリューションの共同開発などに向けた業務提携契約の締結を発表しています。
両社の協業により、自動車の開発課題の解決に繋がるソリューションを開発して提供するとのことです。
本日の株価はストップ高からは剥がれたものの、高値圏で終えていて、先ずは7月の決算発表を受けた急落時に空けた窓埋めを目指すことになりそうです。
【テクニカル分析】
日経平均は8日続伸!
5日線(32,909円)に下支えされるきれいな上昇トレンドで、5日連続陽線の「五陽連」を形成してきています。
レイバーデー明け、米株は下落でスタートしましたが、日本株は無双状態です。
日経平均にレバレッジをかけるETFの日経レバ(1570)に逆日歩が付き始めています。
前回も6月初旬から、同ETFに逆日歩がつく形で、日経平均も連騰する形になりました。
8/1高値の33,488.77円に迫る動きになってきていますが、とりあえず週末のSQまではこの流れが続く可能性もでてきています。
酒田五法には「新値八手十手」という教えもありますが、とりあえず、週末SQまで、安易なショートは避けたほうが無難かもしれません。