9月26日(火)
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Fear and Greed Index - Investor Sentiment | CNN
【個別】
TOWA(6315)が、一時4,115円まで買われ、約23年ぶりの高値をつけています。
26日付の日本経済新聞朝刊が「データセンターの効率的な運用などを目指して複数の半導体を1つにまとめる封止装置を開発した」と報じたのが手掛かりとなったようです。
封止装置は機能が異なる半導体をブロックのように組み合わせる「チップレット」と呼ぶ技術に対応し、半導体を衝撃や環境から守るのに使われ、半導体受託生産の世界最大手、台湾積体電路製造(TSMC)に出荷するとのことです。
同社は、半導体の封止装置のトップメーカーで、同社推計の世界シェアは約6割を占めています。
株価は、引けにかけて利益確定売りに押されましたが、今後同社の業績に寄与してくるのか注目されます。
日本取引所グループ(8697)が大幅続伸し、年初来高値を更新しています。
同社は、25日、2024年3月期(今期)の連結純利益(国際会計基準)が前期比17%増の540億円になりそうだと発表し、同6%増の490億円としていた従来予想から上方修正しています。
また、年間配当予想も6円増額し、記念配当10円を含めた前期の水準と横ばいの63円に見直しています。
市場では「売買活況で業績への期待はあったが、実際に上方修正され買い安心感が広がっているようだ」(東洋証券の大塚竜太ストラテジスト)との声もあるようです。
プロジェクトカンパニー(9246)が大幅続伸になっています。
同社は、先週21日にSBI HD(8473)が、同社との資本業務提携に向けた検討開始を発表し、同社株を追加で30万株取得することを公表しています。
発表されてから、本日で4連騰となり、この動きからもSBI HDは連日買いに動いているのではとの声も聞かれます。
近い内に予定数取得完了のアナウンスがあるのではとの見方もあり、出尽くし売りを警戒する向きもありますが、今後資本業務提携の正式決定や場合によっては更なる買い増しという可能性もありそうです。
今後の株価が注目されます。
ソーシャルワイヤー(3929)が急騰しています。
同社は、26日、プレスリリース配信サービス「@Press」とニュース発信プラットフォーム「NEWSCAST」で動画生成機能の提供を開始したと発表しています。
原則としてソーシャルワイヤーの配信サービスを利用する全ての配信リリースが対象で、追加費用なしで標準提供されるようです。
利用会員は、自動生成された動画を会員ページで参照した後、公開か非公開かを選択できるとのことです。
本日の大幅高で株価は足元の下げ分の大半を埋めており、目先は4日高値369円がターゲットになりそうです。
オプティマスグループ(9268)が急伸し、連日で上場来高値を更新しています。
同社はニュージーランド向けを主力に中古車輸出を手掛け、売上高の98%を海外が占めていますが、足もとの業績は絶好調に推移しています。
また、25日には、オーストラリアの自動車販売会社AUTOPACTの株式取得契約の締結について決議したことを発表しています。
オーストラリアでの事業領域拡大など業容拡大効果に期待した買いを集められれば、青天井圏を駆け上がることになりそうです。
【テクニカル分析】
日経平均は大幅反落!
大陰線で「陰のたすき線」を形成し、25日線(32,621円)、75日線(32,661円)の主要移動平均線を下回ってきています。
騰落レシオ(25日)が132.64%であることや、新安値銘柄数が、本日は10銘柄しかないことを考えれば、底入れとは考えにくく、28日には配当落ちが約225円ありますので、今週は一段の下落を覚悟しなければならないかもしれません。
しかしながら、本日も金利が上昇する中、海運株や銀行株などバリュー株はしっかり買われ、半導体等のグロース株は売り込まれています。
個別銘柄の動きは変わっておらず、売買代金も3兆2000億円の高水準を保っています。
決して、日本のマーケットから資金が逃げているわけではないと思います。
米株に比べれば、日本株はバリュー株(割安)であるともいえ、世界のバリューを求める投資資金が日本を支えているという構図でしょう。
パウエル議長は学生ローンの返済再開や大規模ストライキ、原油高、政府閉鎖の4つの「不確実性」を指摘していますが、10/2のISM製造業景気指数で、それなりの数字が出れば、相場の停滞ムードも払しょくされると思います。
ストライキや政府閉鎖はテクニカルなもので解決しないものではありません。
読みにくいのは、原油高でしょうか?
上記は、シェール会社のCEOが、政府に探査を要求する目的で述べたもので、150㌦というのは信ぴょう性に欠けるところがありますが、もし、昨日のブログにも書いた中国の復活が見られるのであれば、一段の原油高はあり得ます。
原油が100㌦を超えてくれば、マーケットにもインフレ再燃として下押し圧力になると思います。
年末ラリーの見通しは変えませんが、原油の動きには注意が必要と思います。