えのキングの投資日記

日本株投資日誌

12/28(木) 28日のマルマエ(6264)決算は今後の半導体関連を占う試金石に!

12月27日(水)



【相場概況】



日経平均寄与度ランキング】



【業種別】



【売買代金】



【騰落レシオ】



空売り比率】



【米株市況】

12/26(火)米株市況



恐怖指数



【Fear and Greed Index】



【個別】

www.nikkei.com

https://group.softbank/


ソフトバンクグループ(9984)が高騰しています。


同社は、
26日、75億9100万ドル(1兆1000億円)相当の米通信大手TモバイルUS株を無償で取得すると発表しました。

19億2500万ドル2023年10〜12月期持ち株会社投資事業からの投資損益に計上する方針で好感した買いが入っているようです。

2020年にSBG傘下だった旧スプリントがTモバイルに吸収合併された際、一定期間のうちにTモバイル株が上昇して条件を満たすとSBGに普通株を無償で発行する条項があり、今回はその条件を満たしたようです。

市場では「SBGにとって投資事業の評価を高める内容であり、株価にはポジティブ」(岩井コスモ証券の川崎朝映シニアアナリスト)との声が聞かれています。


www.nikkei.com


大阪製鐵(5449)が急伸し、年初来高値を更新しています。


同社は26日引け後に、物言う株主として知られるストラテジックキャピタルが、新たに5.00%保有していることが判明しています。

ストラテジックキャピタルが同日付で関東財務局に提出した大量保有報告書によると、報告義務発生日は19日で、保有目的は「純投資および状況に応じて重要提案行為などを行うこと」としています。

ストラテジックキャピタルはワキタ(8125)といったPBR1倍割れの企業に対し、増配などPBRの改善に向けた提案をすることが多いと言われています。

本日の同社の株価は高寄り後急速に押し戻されるも切り返して高値圏で終えており、一段高を匂わせています。

市場では「2024年1月には東証がPBR(株価純資産倍率)改革に対応している企業の一覧表を開示することもあり、資本効率の改善余地のある企業には買いが集まりやすい」(国内証券)との声が聞かれています。


kabutan.jp

https://www.socionext.com/jp/


ソシオネクスト(6526)が反発しています。

www.nikkei.com


27日の日本経済新聞では、トヨタ自動車(7203)など自動車大手が、自動運転などに使う先端半導体の共同研究に動くことが分かったと報じられており、同社やルネサスエレクトロニクス(6723)なども加わって新組織を立ち上げるとのことです。

日本の自動車や半導体企業が技術や設計を持ち寄り、車載用の先端半導体で独自開発に動く米テスラなどに対抗するとのことで、この報道が刺激になっているとの見方です。

また、同社株は今年大相場を作りましたが、その後は大きく売り込まれてきており、依然として信用買い残も多い状況だけに年末特有の節税目的の損切りが継続的に出ていることも株価の重石になっていた面もある様子です。

ただ、その売りも本日で終わり、明日から需給改善するとの期待から先回り的に買っている向きもいる様子です。

明日の株価動向が注目されます。


kabutan.jp

https://www.unerry.co.jp/


unerry(5034)が反発しています。

同社は27日寄り前に、千葉県が実施する「アクアラインの人流データレポート作成業務」に採択されたと発表しました。

ETC時間帯別料金「ロードプライシング」の社会実験がアクアライン利用者数の変化」「周辺施設の利用状況」「県内観光客の周遊傾向」にどのような影響があったかを人流ビッグデータなどを用いて分析し、観光振興に関する効果検証を行うとしています。

目先の株価は底値圏脱出を目指す動きになりそうです。


kabutan.jp

https://cybozu.co.jp/


サイボウズ(4776)が急反発しています。


同社は26
日引け後に、2023年12月期連結業績予想を発表し、売上高253億4,200万円から前期比15.1%増253億9,100万円営業利益27億3,300万円から同5.3倍32億2,800万円純利益19億3,300万円から同37.2倍24億5,500万円へ上方修正しています。

広告宣伝費及び販売促進費の一部を年内に執行しないことが確定したこと、及び為替変動の影響が主な要因としています。

株価は11月中旬以降2,100円を中心とした揉み合いを形成しており、上限となる2,260円処を明確にブレイクすると新ステージ入りが見込まれそうです。


テクニカル分析

日経平均 日足 MACD


日経平均は4日続伸!

ギャップアップでスタートし、5日線(33,310.13円)を上抜けてきています。

www.google.com


本日は、日経平均の寄与度が高い前述のソフトバンクグループ(9984)や、イスラエルに3.6兆円の設備投資が報じられたインテル(INTC)5%高になったことから、東京エレクトロン(8035)半導体関連が買われ、日経平均を押し上げています。

日経平均 日足 ボリンジャーバンド

今年も残り2日となりましたが、「掉尾の一振」を形成し、ボリンジャーバンド+2σ(33,859.33円)を上抜け、+2σ+3σ(34,205.43円)の間で推移するバンドウォークに進展するのか、それとも、今まで通り+2σに頭を抑えられるボックスが継続するのか注目されるところです。

年末相場でボラティリティが高くなりがちですが、残り2日の動きは来年相場を占ううえで重要な局面になりそうです。


【本日のトピック】

マルマエ(6264)

https://www.marumae.com/


さて、12/28マルマエ(6264)の決算発表があります。

同社は半導体の精密加工部品を手掛けており、8月決算です。

12/281Q決算の発表になりますが、半導体関連で一番最初の発表となり、今後の半導体関連の試金石になり得る会社です。

kabutan.jp

 


同社は10/62023年8月期単体決算発表にあわせ、2024年8月期業績予想を開示しました。

半導体製造装置の需要低迷を見込み、最終益43.4%減4億円とし、年間配当予想6円減配30円としています。

マルマエ(6264)日足


決算発表後は見通しが嫌気され、一時1,284円まで下落しましたが、本日の株価は決算発表前の高値水準を上抜けてきています。

kabutan.jp


実は、半導体関連には、同様に直近悪い決算見通しを出しながらも、株価が復活している銘柄が数多くあります。

これは、足元は悪くとも、おそくとも、来年年央までには半導体は回復するという見通しがベースになっています。

明日のマルマエ決算が、会社予想より改善しているのか?また、改善していたとしても織り込み済みということで株価が売られることはないのか?

今後の半導体相場を占ううえで同社の決算は要注目です。

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