12月28日(木)
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Fear and Greed Index - Investor Sentiment | CNN
【個別】
ハイディ日高(7611)が、マドを開けて、一時5%を超える上昇になりました。
28日付の日本経済新聞朝刊が「2023年3〜11月期は単独営業利益が前年同期比23倍の35億円前後となったもようだ」と報じています。
人流回復や夜間の営業時間を延ばした効果もあり、新型コロナウイルス禍前の2019年3〜11月期の30億円を超えた公算が大きいとのことです。
楽天証券経済研究所の香川睦氏は「物価上昇局面で、低価格戦略をとる飲食店の強さが表れている」と指摘し、28日の円相場が対ドルで上昇していることも、輸入食材の費用低減などの見方につながり、株価の追い風になっているとみているようです。
まぐまぐ(4059)がストップ高まで買われ、年初来高値を更新しています。
同社は27日引け後に、メルマガ配信プラットフォーム「まぐまぐ!」で、米著名投資家ジム・ロジャーズ氏が有料メールマガジンの配信を始めると発表しています。
配信開始は来年1月7日予定で、ロジャーズ氏の相場展望や投資戦略などを解説する他、読者からの質問に答えるQ&Aコーナーを開設するなど、日々の投資判断に役立つ情報を配信するとしています。
ただ、利用者の増加は見込まれるものの、業績への影響などは不透明な部分もあり、株価の上昇は一過性の動きと見る向きも多いようです。
https://www.septeni-holdings.co.jp/
セプティーニ・ホールディングス(4293)が大幅上昇になっています。
同社は、28日提出された大量保有報告書で、アクティビストで知られる香港の投資ファンド、オアシスマネジメントが同社株を9.9%保有していることが明らかになっています。
最近60日間の取得状況では、12月21日に1株482円で約1035万株(4.9%)を市場外で取得しています。
その前に5%近くを既に保有していたことになり、保有目的はポートフォリオ投資および重要提案行為としており、株主価値を守るため、重要提案行為を行うことがあるとしています。
同社は電通グループ(4324)の子会社で親子上場となっていることから、オアシスマネジメントは親子上場解消など何らかの株主提案をしてくるのではとの思惑に繋がっています。
明日以降もこの思惑買いが続くのか注目されます。
瑞光(6279)がマドを開けて、大幅続伸になっています。
同社は、27日引け後に2024年2月期第3四半期累計決算(2月21日~11月20日)を発表し、売上高は前年同期比7.5%増の169億円、経常利益は同60.8%増の14億6,400万円で着地しています。
経常利益は通期の計画(14億5,000万円)を上回り、これを好感した買いが入ったようです。
大人用紙おむつ製造機械の好調が続いている他、追加改造などの影響が減少して原価率も改善しています。
上半期決算時には通期予想を大幅に下方修正していたことで、好進捗にポジティブなインパクトが先行する形となりましたが、株価はやや過熱感も出ており、注意が必要です。
https://www.inter-action.co.jp/
インターアクション(7725)が3日続伸になっています。
同社は、27日引け後に大口受注を発表しました。
受注した製品はイメージセンサー検査関連製品で、受注額は15億8,000万円としています。
売上計上は2024年5月期第4四半期から2025年5月期第2四半期を予定していますが、2024年5月期第4四半期に計上予定の案件については、通期業績予想に織り込み済みとのことです。
しかしながら、本日の株価は12月4日ザラ場以来に1,000円大台を回復しており、トレンドが変わろうとしているように見えます。
【テクニカル分析】
日経平均は反落!
しかしながら、一方的な下落にはならず、下影のある陽線で5日線(33,389.96円)上をキープしています。
明日の大納会でも、5日線の攻防が続くイメージですが、本日より313.84円以上上昇すれば、11/20の年初来高値(33,853.46円)を抜くことになり、非常にセンセーションな形で今年を締めくくることになります。
為替の円高が進んでいるのは気がかりですが、なんとか、明日の「掉尾の一振」を拝みたいものです。
【本日のトピック】
さて、本日の日本経済新聞によると、日銀は、2024年1〜3月の国債買い入れ方針を公表し、残存期間「5年超10年以下」の1回あたりの買い入れ予定額の下限を前回の4500億円から4000億円に引き下げたと報じられています。
また、「10年超25年以下」「25年超」の超長期債では、1カ月あたりの買い入れ予定回数を減らす方針で、実質金融緩和をサイレント引き締めしていく方針です。
FRBはデュアル・マンデートが義務付けられているので、連銀総裁等のコメントを出すことにより市場と対話することを試みますが、日銀にその責務はなく、先日の「チャレンジング」発言のような突発的発言で市場が動揺することは今後もあるかもしれません。
本来、マイナス金利解除が行われたとしても、金利が米国のように上昇するわけではないので、経済に与える影響は限定的なはずですが、為替の円高がすすむと、業績修正を迫られる企業も出てくる可能性がありますので、日経平均のEPSが下がることにより上値が抑えられる可能性もあると思います。
そういう意味では、著名投資家の井村氏が語るように、来年は「森より木を見る」相場になり、個別銘柄を選別する目がいっそう求められるのかもしれません。
今年は、やられっぱなしだったグロース株も、先行指標の米バイオテクノロジー指数が底打ちしてきていることから、復活すると見る向きもあります。
グロース株が復活することになれば、個人投資家にとってはチャンスが来るものと思います。
私も来年は、一段高い目標を達成したいと思います。
今年のブログは本日が最後です。来年は、少し休みを多めにとって1/9(火)から再開する予定です。
皆さんも、よいお年をお迎えください!