8月28日(月)
【相場概況】
【騰落レシオ】
【空売り比率】
【売買代金】
【米株市況】
【恐怖指数】
【Fear and Greed Index】
Fear and Greed Index - Investor Sentiment | CNN
【業種別】
【個別】
日鉄鉱業(1515)が急反発しています。
同社は、25日、株価と配当額が連動する新たな配当政策を導入すると発表しています。
同社のPBRは0.6倍台で推移していますが、3月末時点のPBR(株価純資産倍率)が1倍を下回る場合、年間配当額の下限値を年間平均株価の3%にするとしています。
また、連結配当性向のメドを30%から40%に引き上げることも発表し、2024年3月期(今期)の年間配当予想は従来の100円から132円に上方修正しています。
極東証券経済研究所の増渕透吾研究員は「石灰石の需要は国内の土木向けで多く、市況は底堅く推移しそうだ。同社の今期業績は減益見込みではあるものの、今回の株主還元発表を前向きに捉える投資家の買いが当面の株価を支えるだろう」とみているようです。
本日の株価は高寄り後も一段高を形成していて、8月1日に記録した年初来高値5,110円を視野に捉えた格好になっています。
YE DEGITAL(2354)が続急伸になり、年初来高値を更新しています。
同社は25日引け後に、2024年2月期の連結業績予想について発表しています。
売上高を165億円から前期比11.4%増の180億円へ、営業利益を10億円から同21.0%増の11億円へ、純利益を6億円から同10.6%減の7億円へ上方修正しています。
足もとでビジネスDXや物流DXなどのDX化に対する需要が好調に推移し、上期業績が計画を上回る見通しであることが要因としています。
SBI証券の鈴木英之投資情報部長は「PER(株価収益率、19倍程度)などの投資指標面でさほど割高感がなく、業績修正をきっかけに買いは入りやすかったようだ」と指摘しています。
株価は、順調に一段高となるなら2020年12月高値882円を目指すことになりそうです。
メディカル・データ・ビジョン(3902)が大幅上昇になっています。
同社は、25日の取引終了後、SBI ホールディングス(8473)が同社の株式を追加取得すると発表しています。
同社は、2020年11月にSBI HDと資本・業務提携契約を締結しています。
SBI HDは、2020年11月に当時の筆頭株主だった富士フイルム(4901)などから、1株2,352円で議決権比率20.68%を取得していて、その後追加取得も行っています。
今回、最大204万3,200株を上限に、東京証券取引所における市場買い付けを通じ取得する方針ですが、平均取得価格はかなり高い水準となっています。
当面売ることもなく、今後更に買い増したり、子会社化する期待にも繋がっている様子です。
なお、今回の取得期間は8月16日から12月29日までとなっています。
タメニー(6181)が急騰しています。
同社は、25日引け後に、同社が運営する婚活事業者間の会員相互紹介プラットフォーム「CONNECT-ship」に関し、リクルートHD(6098)が展開する「ゼクシィ相談カウンター」との協業施策の実施を発表しています。
ゼクシィ相談カウンターと連携し、成婚を受けて退会するコネクトシップの会員に対するサポートを拡充するとしています。
また、成婚退会した際にゼクシィ相談カウンターに相談予約すれば、電子マネーギフト1000円分を贈呈するとのことです。
株価は、やや過熱感がありますが、6月14日の高値132円を上抜けていけるか注目されます。
ENECHANGE(4169)が大幅上昇になっています。
前日の日本経済新聞では、「経済産業省は電気自動車(EV)向けの充電設備を巡り、2030年までに15万としていた設置目標を倍増させて30万口に引き上げる新指針を定める。」と報じています。
28日にもまとめるとのことで、30万口の内、商業施設やマンションに置く普通充電器は27万、高速道などでの急速充電器は3万と示すとのことで、同社は商業施設やマンションなどに普通充電器を提供・設置していることから、恩恵を受けるとの期待から見直されています。
本日は、同社株のほか、東光高岳(6617)やモリテック スチール(5986)、ニチコン(6996)など、電気自動車(EV)充電器関連に位置づけられる銘柄群が買われています。
報道通り、本日にもまとめられれば、そのことが明日も報じられることが想定され、明日も物色が続くと期待する声も聞かれています。
【テクニカル分析】
日経平均は大幅反発!
ギャップアップからスタートし、5日線(31,989円)、心理的な節目の32,000円を上抜けきていますが、75日線(32,176円)タッチ後は頭が抑えられる動きになっています。
MACDがゴールデンクロスし、パラボリックも陽転してきましたので、短期的には騰勢が強まってきていますが、レンジ相場を上抜けするためには、25日線(32,295円)突破し、75日線を下値抵抗線にする上昇トレンドに転換する必要があります。
本日は、中国の株式取引の印紙税引き下げ等で中国株が反発したのも追い風になったようですが、上海総合指数は、早い段階で値を消し大陰線となっています。
これまでは
・米中対立リスク → 代替としての日本株評価 → ポジティブ
という構図で中国株が下がる局面でも日本株が買われるという流れになっていましたが、現状は
・中国経済リスク → アジア株全体の軟調 → 日本株ネガティブ
という流れに変わりつつあります。
本日は、東電処理水をめぐって中国は11年ぶりに、日本製品の不買運動をおこなっているという報道も目立ち、多くのインバウンド関連が値下りしています。
中国に関しては、投資のスタンスも変えなくてはならない時期に来ているのかもしれません。
それにしても、かえすがえす腹立たしいのは、コイツとか山本太郎とか風評加害者が政治家を語っていることです。
岸田首相も、いつもの「遺憾砲」ではなく、しっかり対応してほしいものです。