9月19日(火)
【相場概況】
【騰落レシオ】
【空売り比率】
引き続き低水準です。
【売買代金】
【米株市況】
【恐怖指数】
【Fear and Greed Index】
Fear and Greed Index - Investor Sentiment | CNN
【業種別】
【個別】
丸三証券(8613)が場中値つかずのストップ高比例配分になっています。
同社は、前週末15日の取引終了後、2028年3月期まで普通配当に加えて特別配当を実施する方針を公表しています。
未定としていた2024年3月期の中間配当は普通配当10円に特別配当15円を加えて25円とする予定としていて、株主還元姿勢を好感した買いを集めたようです。
今期の期末配当は、普通配当は未定とする一方、特別配当は15円とする計画です。
前期の実績は中間配当が5円、期末配当が7円でしたので、大幅増配になりそうです。
年間ベースの特別配当は今期から2026年3月期までは30円で、2027年3月期は20円、2028年3月期は10円とする方針です。
資産管理型営業へ舵を切ったことにより、従来よりも収益基盤が安定化するなか、事業譲渡に伴って株式信用取引に関する融資残高が減少し、手元資金を多額に備えておく必要性が薄れたと判断したとのことです。
同社株の特別配当実施発表を受け本日は中小証券株の上昇が目立っていて、東洋証券(8614)、アイザワ証券グループ(8708)、水戸証券(8622)、いちよし証券(8624)、極東証券(8706)などが買われています。
リョービ(5851)が大幅高になり、年初来高値を更新しています。
19日の日本経済新聞では、トヨタ自動車(7203)は巨大なアルミ部品を一体成型する「ギガキャスト」の試作機を公開したと報じられています。
約3分間で車体の3分の1を一体成型出来るとしており、トヨタ自動車がギガキャストを導入すれば、他社も追随するとの思惑もあり、ギガキャスト関連株に本日は買われている銘柄が目立っています。
同社株はギガキャスト参入を既に発表しており、恩恵を受けるとの思惑で買われているようです。
その他にもアーレスティ(5852)や大豊工業(6470)、アイシン(7259)なども思惑的に買われています。
コマースOneホールディングス(4496)が場中値つかずのストップ高比例配分になっています。
同社は、先週末15日引け後に配当修正を発表しています。
従来無配としていた2024年3月期の上期配当を27円(前年同期は無配)実施するとし、同じく、従来無配としていた下期配当も7円実施する方針を示しています。
年間配当は34円となります。
配当性向30%程度を目安としたことに伴う措置で、中間配当にはグループ会社フューチャーショップ(大阪市)のサービス提供開始20周年の記念配当として20.00円を加えるとのことです。
また、中期経営計画を11月14日開示予定の第2四半期決算発表に併せて開示するとしています。
株価は25日・75日両移動平均線を突破し、新展開入りも期待できそうです。
プロディライト(5580)が急騰し、ストップ高まで買われています。
同社は先週末15日に、クラウド電話システム「INNOVERA」とTOA(6809)の「IPオーディオシリーズ」との連携ソリューションの提供を開始したと発表しています。
本連携ソリューションにより、スマートフォンアプリやPCソフトフォン、固定IP電話機から放送を行うことが可能となります。
また、対応の給電ルーターを用いることにより、電源用配線を必要とせずLANケーブルのみで接続及び配線が完結とのことです。
併せて「P-net Voice ファミリー/マンション 固定IPプラン」の月額料金について、2024年2月利用分から値上げすることも発表しています。
株価は、本日の大幅高で、上場来安値圏を脱していて、中期トレンド転換に注目が集まります。
HYUGA PRIMARY CARE(7133)が大幅高になっています。
同社は先週末15日引け後に自社株買いを実施すると発表しています。
上限を15万株(発行済み株数の2.10%)・3億円としていて、取得期間は9月19日から12月22日までとしています。
資本効率の向上と株主への利益還元および将来の機動的な資本政策を可能とするためとしています。
本日の株価は、一時2,000円大台を捉えるも押し戻されています。
この2,000円処を上回って引けると景色が変わりそうです。
【テクニカル分析】
日経平均は反落!
ギャップダウンからの陰線となり、売りのシグナルである「三川宵の明星」を形成しています。
一方で、陰線ながら、下影の長いローソク足になっていて、5日線(33,085円)をキープしています。
短期の上昇トレンドすら崩れていません。
そして、TOPIXは、本日もプラスで終わり、明日上寄りするなら、酒田五法の強い買いサインである「上放れ並び赤」を形成することになります。
売買代金も4兆円を超える高水準で、海外投資家の根強い買いが入っていることが伺えます。
ゴールドマン・サックスは、今後数カ月の円相場は大きく上昇しない可能性が高いとの見方を基に、年末までのTOPIX目標株価を2500に、12カ月先の見通しを2650に引き上げています。(19日TOPIX 2430.30)
当面バリュー株優位の相場が続くと見ているようです。
もちろん、米市場の動向次第というところもあるのでしょうが、引き続き押し目買いに徹するのが有効と考えます。