6月20日(木)
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Fear and Greed Index - Investor Sentiment | CNN
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https://www.mcd-holdings.co.jp/
日本マクドナルドホールディングス(2702)が、一時4%を超える反発になりました。
19日、日本取引所グループ(8697)子会社のJPX総研がTOPIXの新たな改革案を公表しました。
現行のTOPIXは基本的に東証プライム市場の上場企業が対象となっていますが、新しいTOPIXでは東証スタンダード市場と東証グロース市場からもおよそ50銘柄が加わる見込みとのことで、スタンダード市場の代表的な銘柄である同社株にも思惑的な買いが集まったようです。
同社株以外にも、時価総額の大きい銘柄のワークマン(7564)、セリア(2782)、ハーモニック・ドライブ・システムズ(6324)などのスタンダード上場銘柄が買われ、グロース上場でもカバー(5253)などが物色されました。
日本取引所は、TOPIX採用銘柄の時価総額の基準を一段と厳しくし、今後数年かけて銘柄数を段階的に削減し、28年には現在より4割強少ない1200銘柄ほどに絞り込む方針です。
新TOPIXは採用の門戸を全市場に広げ、成長性のある企業を取り込むようにします。
ただ、市場では「まだ実際の採用までには時間があり、株価上昇は一時的な動きにとどまりそうだ」(国内証券トレーダー)との声も聞かれ、買い一巡後は利益確定売りが上値を抑えているようです。
https://www.wacoalholdings.jp/
ワコールホールディングス(3591)が大幅続伸し、上場来高値を更新しています。
シンガポールの投資会社、3Dインベストメント・パートナーズがワコールHD株を買い増したことが19日変更報告書により判明しました。
保有目的として経営陣への助言や重要提案行為などを挙げており、経営改善要求が強まるとの思惑から買いを集めているようです。
3Dインベストメントの保有比率は6.19%と、前回報告(5.13%)から上昇しました。
11日付の大量保有報告書で4日時点で5%超を保有していることが判明しましたが、その後も市場内外で取得を繰り返していることがわかり、投資家の関心が高まっているようです。
トレードワークス(3997)が場中値つかずのストップ高比例配分になっています。
同社は19日引け後に、SCSK(9719)との資本業務提携を発表しました。
資本業務提携の内容は、SCSKによるトレードワークス株式の取得であり、SCSKは、同契約に基づき2024年7月8日に、トレードワークスの普通株式128,000株(2023年12月31日現在の発行株式総数に対する割合3.7%)を第三者割当により取得します。
また、SCSKは第三者割当による株式取得後、提携関係の深化に合わせ、7万9,000株程度を市場買付けで追加取得の予定です。
今回、証券トータルシステムの開発と販売、個別システムの開発と販売、知識やノウハウの共有、人的交流などを業務提携するとしており、業容拡大を好感視した投資資金が攻勢をかけたようです。
株価は一段高が期待できそうです。
サンケン電気(6707)が急騰しています。
19日に提出された大量保有報告書によると、旧村上ファンド系投資ファンドのエフィッシモ・キャピタル・マネージメントが、同社株を買い増しており、保有比率が20.18%まで増えたことが明らかになっています。
同報告書によると、5月末から市場内で買い増していることが判明しています。
エフィッシモは2021年3月に保有比率を19.16%まで引き上げてから、3年以上も保有比率の増減はなかったものの、ここにきて手仕舞いではなく買い増してきたことで、見直し買いのキッカケになった様子です。
なお、同報告書から算出するエフィッシモの平均買いコストは4,078円程度となっています。
昨年同社株が14,000円を超えてきた時も売っていないだけに、まだ当面売る気はないのではとの見方も多く、明日以降も確りとした展開を続けられるか注目されます。
【テクニカル分析】
日経平均は小幅に3日続伸!
ギャップダウンからスタートするも、切り返し、高値引けとなる陽線を形成しています。
しかしながら、下向き転換した25日線(38,721.43円)は抜けきらず、前日の高値安値、共に切り下げています。
売買代金は、3兆1756億円と、今年で最も薄商いとなっており、引き続き方向性が見い出せない相場になっています。
目先は上値抵抗線となっている25日線を回復できるか注目されるところです。
【本日のトピック】
さて、前日の米国市場が休場で、日本株市場も薄商いの膠着状態が続いています。
正直ネタ切れ状態ですが、上記のブルームバーグ記事はちょっと気になりました。
記事によると、FRB当局者が利下げ前にインフレ沈静化の証拠が示されることが必要と主張しているというものです。
特に、セントルイス連銀のムサレム総裁は、利下げを裏付けるデータを見極めるには数カ月ではなく「数四半期」かかる可能性の方が高いと述べています。
先日の6月FOMCでは、2024年末時点の中央値が5.1%と前回の4.6%から引き上げられ、年1回の利下げの見通しを示しました。
3月FOMCでは、年3回の利下げを示唆していましたので、ややタカ寄りの動きがでているのは確かです。
FED Watchを見ても、年一回の利下げ、年二回があってもおかしくないという状況をマーケットが織り込んでいることになります。
ただ、ムサレム総裁の「数四半期」必要という状況は織り込んでいません。
最も、ムサレム総裁は、今回就任以来初めての講演で投票権も持ちませんので、あまり気にしなくてもいいのかもしれませんが・・・
昨日のブログでも書きましたが、現在米国市場は絶妙な適温相場(ゴルディロックス相場)になっていると思います。
ターニングポイントが来るとするならば、次の決算発表でやや減速傾向がみえてきた場合でも、FRBが金利引き下げに躊躇する場合でしょう。(減速が見られなければ問題ナシ!)
その時は、マーケットが金利引き下げ催促相場に転じる可能性がありますので注意が必要です。