2月21日(水)
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Fear and Greed Index - Investor Sentiment | CNN
【個別】
サマンサタバサジャパンリミテッド(7829)がストップ高まで買われています。
同社は昨日引け後に、コナカ(7494)を親会社、同社を子会社として株式交換により経営統合することでコナカと基本合意したと発表しました。
交換比率は今後決めるものの、足元のサマンサJPの株価水準で買いを入れて株式交換に応じれば利益が出るとみた投資家の買いが入ったようです。
同社は、不採算店舗の撤退に伴う売り上げの減少が響き、2024年2月期通期の連結最終損益が11億円の赤字(前期は19億円の赤字)となる見込みです。
コナカは同社の発行済み株式数の59.09%を持ち、完全子会社に伴い、サマンサJPは上場廃止になる予定です。
auカブコム証券の山田勉マーケットアナリストは「コナカがこれまで財政支援してもサマンサJPの業績が低迷していたため経営の立て直しは容易ではない。ただ、株式交換の比率によっては足元の株価は割安とみる短期筋の思惑的な買いが入っている」と話しています。
株価は、140円手前までは真空地帯で目先はボラタイルな展開が続きそうです。
ハブ(3030)が急反発し、ストップ高まで買われています。
同社は20日引け後に、今年2月末を基準日として株主優待制度を拡充すると発表しました。
拡充後には100株以上1000株未満の保有で、2,000~10,000円分、1000株以上で20,000円分、1000株以上且つ1年以上保有で25,000円分を贈呈します。
スポーツバーを経営する同社株は、WBCやワールドカップの時には物色される特性がありますが、本日は、差し引き58万株超の買いを残して終わっています。
株価は昨年来高値(1,008円)を超える動きになるか注目されます。
レシップホールディングス(7213)が場中値つかずのストップ高比例配分まで買われています。
同社は20日の取引終了後、2024年3月期の連結業績と配当予想の修正を発表しました。
連結経常損益を従来予想の18億円の黒字から30億円の黒字へと66.7%上方修正し、4期振りに過去最高益を更新する見通しです。
新紙幣発行に伴う製品の更新や改造作業が計画より前倒しで進む模様です。
また、期末一括配当を従来計画の7.5円から8.5円へと増額修正しています。
従来計画に対する第3四半期までの進捗率が38%に留まっていたことから大幅上振れがサプライズとなりました。
株価は年初来高値更新となり、目先この勢いがどこまで続くか注目されます。
BEENOS(3328)が大幅上昇になっています。
20日に提出された、大量保有報告書により、アクティビストで知られる英投資ファンドのアセット・バリュー・インベスターズ(AVI)が、同社株を5.22%保有していることが明らかになっています。
保有目的は「持続的な企業価値の向上に向けた重要提案行為等を行う可能性がある」としています。
市場内外でコツコツと買い集めており、大量保有報告書から算出した平均買いコストは1,446円程度です。
AVIは日本の中小型株に投資して株主提案することも多く、ここ数年では、デジタルガレージ(4819)やNC HD(6236)、東京ラヂエーター製造(7235)、日鉄ソリューションズ(2327)などへ株主提案を行っています。
また、商船三井(9104)がダイビルにTOBした際には、TOB価格が安すぎるとTOB価格引き上げを要請した経緯もあります。
今後、同社に対しても何らかのアクションを起こす可能性もあるとの思惑から見直し買いに繋がっている様子です。
【テクニカル分析】
日経平均は3日続落!
ギャップダウンでスタートし、小陽線を形成するも、5日線(38,348.27円)を下回っています。
ボリンジャーバンドをみても、+2σ(38,692.34円)を2日連続で割り込んでおり、上昇バンドウォークが終了したことが示唆されます。
売買代金が4兆円を超える高水準が続いているため、まだ買い手優位な状況が続いているとは思いますが、22日早朝のエヌビディアの決算の結果次第では、トレンドが変わる可能性もありますので注意が必要です。
【本日のトピック】
さて、22日早朝6:20は、注目されるエヌビディアの決算発表です。(先物は6:00までなので、日本市場が一番に影響を受けることになります。)
アナリスト予想は、今後も大きく利益が増えていく見通しで、2027年1月期には純利益が777億ドル(11.6兆円)が見込まれています。
PERを計算すると22倍となり、かなりの収益成長が織り込まれていることが伺えます。
ブルームバーグの集計データによると、短期のコールとプットの価格は、決算発表翌日の22日にエヌビディアの株価が10.6%動くことを示唆しているようです。
これは同社の時価総額で約1800億ドル(約28兆円)の変動に相当し、1営業日の動きとしては過去最大級となるとのことです。
こうしたことが警戒されてか、20日のエヌビディア株は4%余り下落し、ハイテク株の比重が高いナスダック100指数は1%近く下げています。
フィラデルフィア半導体株指数も1.6%下落しました。
日本でも、本日は半導体関連が総じて売り込まれました。
反面、主力株でも、ここもと売られがちであった銘柄には買いが入っています。
決して、一方通行ではなく、循環物色が作用していることがわかります。
エヌビディア株はアフターでも1%強下落しており、決算が織り込み済みだとしても、値幅調整は完了しており、大きな下落にはならないのかもしれません。
仮に、大きく売り込まれる局面になっても、ゴールドマンが選定した「七人の侍」あたりを監視しておくのも一考かもしれません。
ワシの背中に取り付けられたカメラが記録した息を呑むような景色🦅🤔
— マサミ (@masami777777) 2024年2月20日
pic.twitter.com/0PhvZ5Feut
エヌビディアの決算は「鳥の目」でみるべきと思います。