えのキングの投資日記

日本株投資日誌

2/19(月) エヌビディアの決算は押し目買いの好機か⁉

2月16日(金)



【相場概況】



日経平均寄与度ランキング】



【業種別】



【売買代金】



【騰落レシオ】



空売り比率】



【米株市況】

2/15(木)米株市況

2/16(金)米株市況



恐怖指数



【Fear and Greed Index】

再び Extreme Greedに!

Fear and Greed Index - Investor Sentiment | CNN



【個別】

www.nikkei.com

https://www.sompo-hd.com/


SOMPOホールディングス(8630)が続伸し、上場来高値を連日で更新しています。

www.nikkei.com


同社は、15日に開いた投資家向け説明会で、傘下の損害保険ジャパンが抱えている約1.3兆円分の政策保有株式をゼロにすると表明しました。

xn--r8jzdvima84a.com

(損保各社が、どの銘柄をいくら持っているかは☝ブログを参照ください。)

損保各社は、株の持ち合いを通じた企業とのもたれ合いが保険料の事前調整行為の温床になったとして金融庁から売却加速を求められています。

モルガン・スタンレーMUFG証券の長坂美亜氏らは15日付リポートで「方向感はポジティブ」と指摘し、「政策保有株削減の時間軸や具体的に株主還元政策をどのように進めるかは検討中で、5月の本決算時の開示に注目したい」との見方を示しています。

尚、東京海上(8766)傘下の東京海上日動火災保険は15日の日本経済新聞の取材に対し「政策保有株をなくすことも含めて検討中」と回答し、ゼロにすることも視野にあることを示唆しています。

16日は同社株も3%ほど値上がりする場面がありました。


www.nikkei.com


京阪神ビル(8818)が大幅反発し、昨年来高値を更新しています。

 


村上ファンド出身者の投資ファンドで、
物言う株主(アクティビスト)として知られるストラテジックキャピタル(東京・渋谷)が、京阪神ビル株の5%を取得したことが15日判明しました。

www.nikkei.com


保有目的は「純投資及び状況に応じて重要提案行為などを行うこと」としていますが、同ファンドは、2021年に同社に対して敵対的TOBを仕掛け不成立になった過去があります。(1株1,900円TOBを実施したものの応募株数が買い付け予定数の下限を下回ったため不成立。)

市場では「買い増しの思惑も含め、株式需給の引き締まりが意識されやすい」(国内証券)との見方があるようです。


www.nikkei.com

https://www.dydo-ghd.co.jp/


ダイドーグループホールディングス(2590)が大幅反発になっています。


同社は、15日取引終了後に、2024年1月期連結業績予想上方修正を発表しました。

売上高2,118億円から2,130億円前期比33.0%増)へ、純利益8億円から44億円前期5億700万円の赤字)へ引き上げています。


国内の価格改定効果が順調に表れたほか、海外飲料事業の大半を占めるトルコ子会社で中東問題を受けた飲料受注の急増があり、これらが業績を押し上げたようです。

また、繰延税金資産の計上も大きく寄与するようです。


市場では「国内外の飲料事業が好調なのに加え、PBR(株価純資産倍率)は1倍前後と指標面での割高感がないのも買いを誘った」auカブコム証券の山田勉マーケットアナリスト)との声が聞かれました。


kabutan.jp

https://ets-holdings.co.jp/


ETSホールディングス(1789)が、場中値つかずのストップ高比例配分まで買われています。

同社は、15日の取引終了後、東北電力ネットワーク(仙台市青葉区)から受注している「宮城丸森幹線新設工事」について、50万ボルト送電線の新設鉄塔工事を追加受注したと発表しました。

同件は、国家プロジェクトである広域系統整備計画のうち、東北東京間連系線を2ルート化するために、東北電力ネットワークが主体となって新設する「宮城丸森幹線」に関して、第4工区(鉄塔51基)の建設工事を、同社が担当するものです。

累計受注増額は69億8,500万円で、この内、今回の受注金額は60億400万円となっています。

工期は2026年4月までとなり、受注金額の内、60億900万円2024年9月期から2026年9月期に掛けて売上計上される見通しのようです。

前期売上高実績約80億円ですので、業績インパクトに繋がるとの見方で買いが優勢になっています。

株価は75日線(576.89円)を突破し、更なる一段高も期待できそうです。


kabutan.jp

https://www.headwaters.co.jp/


ヘッドウォータース(4011)が急反発し、ストップ高まで買われています。


同社は、15日引け後に、日本マイクロソフトの「Azure OpenAI Service」利用企業向けにテキスト、音声、画像・映像の複合的な生成AI支援を行う「マルチモーダルAIラボサービス」の提供を開始したと発表しました。

マルチモーダルAIは、様々な種類の情報を利用して高度な判断を行うAIで、テキストの枠を超え、ユーザーはテキスト、音声、画像、動画をベースに新しいコンテンツを生成出来るようになります。

今後はXR(現実世界と仮想世界を融合し、新しい体験を創造する技術)スマートグラス未来型UXアプリエッジAIへの適用といったソリューション展開を図るとしています。

株価は業績寄与期待から11,000円大台復帰になりました。

目先、現水準を保てるか否かが焦点となりそうです。


テクニカル分析

日経平均 日足 MACD

 

日経平均は大幅続伸!

ローソク足はマドを空けて上昇し、引き続き、上昇する5日線(37,841.98円)を超過しています。

一時、史上最高値38,915円まで、あと50円ほどまで肉薄しましたが、その後は失速し、足形は寄り引けほぼ同値の小陰線から上下にヒゲを出す十字線で上昇一服を示唆しています。


ナイトセッションの日経平均先物は、38,310円 -300円で戻ってきています。

日経平均 ボリンジャーバンド


週初は売りからスタートすることが想定されますが、上昇してくる5日線や、ボリンジャーバンド+2σ(38,052.07円)を維持して、バンドウォークが継続できるかが注目ポイントになりそうです。


【本日のトピック】


さて、来週のイベントの注目は、なんと言っても21日(日本時間22日午前6時20分)に発表になるエヌビディアの決算です。


市場はデータセンタ向けの高価格GPUが業績を牽引すると見ており、売上高、利益ともに過去最高を更新する予想です。

ただ、前期比にしても前年同期比にしても伸び率自体は縮小するとの見方が優勢で、いざ決算が発表されると「成長鈍化」との言葉と共に市場はネガティブな反応を見せるかもしれません。

xn--r8jzdvima84a.com

(☝上記ブログも参照ください。)

同社の決算後の株価反応次第では、東京エレクトロンアドバンテストなどの半導体関連や、Armを傘下に持つソフトバンクグループに大きな値動きが見られる可能性があると思います。

これらは日経平均株価への寄与度が高いため、指数のボラティリティも高く、場合によっては、日経平均37,000円台後半あたりまで押し戻される局面もあるかもしれません。

ただ、エヌビディアは、昨年11月に発表されたデータセンタ向けGPUの新製品であるH200今年の第2四半期以降に発売する予定です。

また、1月上旬のCES(世界最大の技術展示会)でゲーミングセグメント向けに新製品を発表しており、来る2-4月期にそれらの売上が本格的に積み上げられてくることを考えると、11-1月期の実績もさることながら2-4月期の見通しがより重要になるものと思われます。

来期が強気の見通しを発表すれば、株価の下落も限られると思います。

いずれにしても、エヌビディア株は押し目買いの場を提供するだけ」になると思います。

www.nikkei.com


そして、押し目買いの好機になるのは、日本の主軸半導体関連も同様と思われます。

2/17の日本経済新聞によると、半導体汎用品のDRAM価格が3ヶ月連続で前月比で上昇したことが報じられています。



このDRAM価格の推移は、半導体市況を見るうえで、最も重要な指標の一つで、一般的には、DRAM価格が底打ちすれば、半導体サイクルは2~3年継続する」といわれています。

仮に、エヌビディアの決算で、半導体株が売られる局面があったとしても、東京エレクトロン(8035)アドバンテスト(6857)レーザーテック(6920)等の主力半導体関連は押し目買いの好機と考えるべきと思います。

 

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