10月22日(水)
【相場概況】

【売買代金】

【米株市況】

【個別銘柄】

大成建設(1801)が反発し、上場来高値を更新しています。

大和証券が21日に同社の投資判断を5段階で2番目の「2(アウトパフォーム)」から、最上位の「1(買い)」に引き上げており、目標株価も7,800円から1万3,000円に引き上げています。
大和の寺岡秀明氏は同日付のリポートで、同社の2026年3月期の連結営業利益について前期比27%増の1,530億円と、会社計画の1,010億円を大幅に上回ると予想しています。
寺岡氏は2025年4〜6月期決算で営業利益が前年同期比2.1倍の392億円と、通期の会社計画に対する進捗率が38.9%だったことを踏まえ「季節的に4〜6月期の利益貢献は四半期で最も小さくなる傾向があることを考慮すれば、かなりの上振れペースだ」と指摘しています。
寺岡氏の予想には、同社が連結子会社にした東洋建設(1890)の業績寄与が織り込まれているようです。
買収によるのれん代を800億円、償却期間を8年と想定し、償却後の連結営業利益への寄与は25年度に30億円、26年度に30億円、27年度に50億円と見積もっています。
また、寺岡氏は「(大成建の)高水準の自社株買いが中期的に続く見通しである点も魅力だろう」とも指摘しています。

第一稀元素化学工業(4082)がストップ高になるまで買われ、年初来高値を更新しています。

同社は、21日、セラミックス製品の材料となるジルコニア粉末シリーズ「DURAZR-Sシリーズ」の「HSY-0774」を新規開発したと発表しました。
中国によるレアアースの輸出規制が話題になるなか、新規開発品はレアアースを使わないという特徴を持っています。
セラミックス製品の材料となるジルコニアには一般的に安定化剤としてイットリアなどのレアアースが使われている一方、新規開発品では入手が容易な酸化カルシウムを安定化剤として使うことに成功したとのことです。
株価は、この勢いがどこまで続くか注目されます。

大同特殊鋼(5471)が大幅反発になり、年初来高値を更新しています。
21日の東洋経済オンラインの記事で、同社が中国依存100%の「重希土」を使わないネオジム磁石を開発した企業として取り上げられています。
注文増で生産量3倍へ向けた投資計画と報じられており、見直し買いに繋がったようです。
レアアースの中でも重希土は中国に偏在し、日本の重希土調達は中国依存100%という状態です。
同社が、このネオジム磁石を開発したのは、かなり前の話ではありますが、今年の4月以降、自動車部品を中心に重希土類完全フリー製品に対する注文や引き合いが増えているとのことです。
中国がレアアースの輸出規制を強化する中で、今後の展開に対する期待感が高まっているようです。
【本日のトピック】
高市内閣が発足しました。 pic.twitter.com/4IFjFj9gNs
— 首相官邸 (@kantei) 2025年10月21日
さて、いよいよ高市内閣が始動始めます!

それにしても、腹を出した石破だらし内閣とはずいぶん見栄えが違いますね!

人事も随分考え抜かれていて、まさに適材適所!
片山さつき財務大臣「財政の帳尻を合わせることだけが究極の目的なんかじゃなくて、それは手段として出てくることはあるが、究極の目的はやはり、成長する日本を将来に残すこと。夢や期待が残る国にならなくちゃいけない。そういう方向に持って行くことを財務省は出来てなかった」 pic.twitter.com/qhJtK9mKM6
— Tokyo.Tweet (@tweet_tokyo_web) 2025年10月22日
小野田紀美さん
— あーぁ (@sxzBST) 2025年10月21日
「献金は一切受け取らない。政治資金パーティーも開かない。宗教団体にも関わらない。常に日本国と国民の国益を考えたい。どこかに弱みを握られたり紐付けでいることが嫌」
こんな清廉潔白な人が経済安全保障大臣かつ外国人政策担当に。もう期待しかない😆 pic.twitter.com/nPyO0FSxWF
中でも、財務省を知り尽くしている片山財務大臣と公明党の選挙協力をきっぱり断った小野田経済安全保障大臣兼外国人政策担当には大いに期待したいところです。

17日には150円割れになったドル円は152円を突っかけてきました。
片山大臣の「責任ある積極財政」を円安材料と捉えた投機筋が円ショート(ドル円ロング)を仕掛けているものと思われます。

ただ、日米長期金利差が3年半ぶりの2.3%台まで縮小しています。
本来であれば、円高が進行していてもおかしくないのですが、そうなっていないのは、投機筋が金利差を無視した思惑トレードに走っているからと考えます。

日銀も10月の利上げは見送るという見立てが大半ですが、ドル円の水準いかんでは、いつ利上げに踏み切ってもおかしくありません。
高市政権もドル円が過度に円安になれば、インフレ対策のためにも利上げを容認すると思われます。

昨日、今日と高騰していた金が大幅下落になり、Xでは随分悲鳴があがっていました。
米国家経済会議(NEC)のハセット委員長の米政府閉鎖は「週内に終わる可能性が高い」と述べたことが材料視されたようです。
政府閉鎖が解消されれば、不確実性が後退し、ゴールドに逃げていた資金が再び、ドル資産や米株に戻るという思惑が働いたと言われています。
ドル円や日本株も、多分に思惑先行で動いています。
なにかがきっかけで逆回転になってもおかしくありません。
高市政権には大いに期待していますが、しばらくはボラの高いマーケットが続くでしょう。
チャンスはいくらでもあると思いますので焦りは禁物と思います。