えのキングの投資日記

日本株投資日誌

3/18(木)

3/17日経平均29914.33円 

        -6.76(-0.02%)でした。

f:id:ENOKINGkun:20210317181146p:plain

日経平均 寄与度ランキング

東証1部の騰落銘柄数は値上がり1409/値下がり682

売買代金は2兆5794億円でした。

日経VIは21.58 -0.02(-0.09%)

業種別では医薬品不動産陸運などが上昇した一方で、鉱業空運鉄鋼などが下落しています。

個別では、アドバンテスト(6857)日本電産(6594)などハイテク株がしっかりの動き。

その他、分割や上方修正を発表したアスクル(2678)、ホテルの建て替え観測のでた帝国ホテル(9708)も大幅高しています。

わかもと製薬(4512)が連続ストップ高したほか、業績下振れ報道から下落してはじまった久光製薬(4530)も切り返し3%近くの上昇と薬品株が物色されました。

反面、ソフトバンクG(9984)が2%強の下落。柏崎刈羽原発に懸念材料が報道された東京電力(9501)が10%を超える下落に沈んでいます。

直近 物色された楽天(4755)ユーグレナ(2931)にも手仕舞い売りがでて、景気敏感株の日本製鉄(5401)神戸鋼(5406)も売りが先行しました。

f:id:ENOKINGkun:20210317184305p:plain

日経平均 ボリンジャーバンド MACD

日経平均は7日ぶりに反落。TOPIXは続伸しています。
TOPIXは、テクニカル的にも上昇トレンドに回帰してきていますが、日経平均+1σ(30102.37円)水準をクリアできません。
一時、15.66まで開いたNT倍率も15.08まで縮小してきています。
日銀政策決定会合のETF買い見直しの結果待ちなのかもしれませんが、日経平均が上昇トレンドに回帰するには5日線(29706.37円)上をキープしながら、+1σを上抜けるのが条件になると思います。

f:id:ENOKINGkun:20210317190046p:plain

3Dシステム(DDD)

f:id:ENOKINGkun:20210317190243p:plain

f:id:ENOKINGkun:20210317190442p:plain

f:id:ENOKINGkun:20210317190550p:plain

f:id:ENOKINGkun:20210317190727p:plain

さて、本日は米株のきな臭い情報が入ってきたので掲載します。
10年前に一世風靡をした銘柄で、私も新宿時代にやった記憶があります。
3Dプリンターの会社で、コロナの影響を、もろにくらった銘柄ですが、アフターコロナ銘柄として、物色されはじめている様子です。
バイデンの追加景気対策でばらまかれる1400ドルの約1割は株にまわるといわれており、こうした材料株にも矛先が向く可能性はあると思います。
値動きの荒い銘柄ですので、高値掴みは禁物と思われ、2点底を確認しての投資が有効と思います。






3/17(水)

3/16日経平均29921.09円 

       +154.12(+0.52%)でした。

f:id:ENOKINGkun:20210316170344p:plain

日経平均 寄与度ランキング

東証1部の騰落銘柄数は値上がり1529/値下がり592

売買代金は2兆9091億円でした。

日経VIは21.60 -0.82(-3.66%)まで下がっています。

業種別では海運空運その他製品などが上昇した一方で、鉄鋼銀行石油・石炭などが下落しています。

個別では、任天堂(7974)ソフトバンクG(9984)など主力グロース株が大幅高。TDK(6762)アドバンテスト(6857)など、多くのハイテク株にも幅広く買いがはいりました。日本郵船(9101)など海運株に買いが継続する中、明治海運(9115)大運(9363)は本日ストップ高をつけています。

反面、三井住友(8316)三菱UFJ(8306)など銀行株が軟調な動きで、楽天(4755)日本郵政(6178)マネックスG(8698)など直近、大きく値をあげた銘柄も売りに押されました。

本日上場したウイングアーク1st(4432)HCH(7361)はいずれも、高い初値を付けた後は軟調な動き HCHは安値引けになっています。

f:id:ENOKINGkun:20210316174339p:plain

日経平均 ボリンジャーバンド MACD

日経平均は6連騰!一時30000円を回復する動きがありました。TOPIXは昨年来高値を更新です。

上昇トレンド回帰の条件と思われるボリンジャーバンド+1σ(30079.37円)は抜けきれず足踏み。

しかしながら、MACDゴールデンクロスヒストグラムも陽転しており、上昇トレンド復帰に期待したいところです。
ただ、今週はFOMCや日銀政策決定会合など、マーケットを冷やす可能性もあるイベントがありますので注意が必要です。
先物の手口をみても、どちらかというと日系証券のショートカバーが買いの主流で、外資に積極的な買いは見られません。
私も本日はアットザマネーのプットを引き付けて買い日計りいたしました。

f:id:ENOKINGkun:20210316181013p:plain

さて、期末が近づいてきて、配当取りや優待狙いの買いも検討する時期が来ています。
私も現役時代は、この時期丁寧に案内して、お客様に喜ばれた記憶があります。

f:id:ENOKINGkun:20210316181623p:plain

SBI NISAで買える3月株主優待ランキング

以下は配当+優待利回りランキングです。参考にしてみてください。

f:id:ENOKINGkun:20210316183243p:plain

f:id:ENOKINGkun:20210316183343p:plain

f:id:ENOKINGkun:20210316183503p:plain

そういえば、大和証券(8601)も1000株で2000円相当のカタログギフトがもらえて、配当利回りも4.38%ありますね。案外狙い目かもしれません。





3/16(火)

3/15日経平均29766.97円 
       
+49.14(+0.17%)でした。

f:id:ENOKINGkun:20210315171748p:plain

日経平均 寄与度ランキング

東証1部の騰落銘柄数は値上がり1800/値下がり338

売買代金は2兆9345億円でした。

日経VIは22.42 +0.41(+1.86%)

業種別では海運空運銀行などが強い上昇。下落は情報・通信電気機器の2業種のみでした。
個別では、日本郵政Gと資本業務提携を正式に発表した楽天(4755)ストップ高

米国金利上昇を材料に三井住友(8316)菱UFJ(8306)など銀行株が大幅高を記録し、円安を材料にトヨタ(7203)ホンダ(7267)など自動車株が買いを集めています。

その他、日経新聞の藻類培養に関する記事を受けてユーグレナ(2931)が物色され、通期の見通しを引き上げた日本アビオニクス(6946)ストップ高しています。

以前紹介した、船井電機(6839)NTTデータ(9613)年初来高値を更新しています。

反面、ソフトバンクG(9984)が2%を超える下落をしたほか、東京エレク(8035)日本電産(6594)など、多くのハイテク株が売られました。

小型株も、メルカリ(4385)BASE(4477)フリー(4478)などマザーズ主力株が売られ、直近IPOQDレーザー(6613)も大商いを伴いながら7%強の下落に沈んでいます。

f:id:ENOKINGkun:20210315181205p:plain

日経平均 ボリンジャーバンド MACD

日経平均は小幅ながら5日続伸 TOPIXは昨年来高値を更新しています。
25日線 5日線上をキープし、引き続き上昇トレンドに回帰できるかどうかというところですが、本格上昇を志向するには、上記ボリンジャーバンド+1σ(30054.26円)終値ベースで突破することが必須になると思われます。
今週は明日からの米国FOMC、18日からの日銀政策決定会合、週末の米国メジャーSQとイベントが目白押しですので、乱高下する可能性もあると思いますので注意が必要と思います。

さて、明日から、3月IPOの上場がスタートします。
3月は全部で13銘柄上場予定ですが、猫も杓子もなんでもOKというわけではなさそうです。
以下に今週上場IPOの初値メドを載せておきますので参考にしてください。

f:id:ENOKINGkun:20210315183258p:plain

f:id:ENOKINGkun:20210315183400p:plain

f:id:ENOKINGkun:20210315183449p:plain

 

f:id:ENOKINGkun:20210315183811p:plain

f:id:ENOKINGkun:20210315183858p:plain










 

 

3/15(月)

3/12日経平均29717.83円 

       +506.19(+1.73%)でした。

f:id:ENOKINGkun:20210313084227p:plain

日経平均 寄与度ランキング

東証1部の騰落銘柄数は値上がり1243/値下り844
売買代金はSQでしたので3兆6235億円になっています。
日経VIは22.01 -1.58(-6.70%)
業種別では、電気機器金属製品海運などが上昇している一方、電気・ガス不動産陸運などが下落しています。
個別では、SOX指数の大幅上昇を受けて、東京エレク(8035)アドバンテスト(6857)など半導体関連が大幅高。 ソフトバンクG(9984)エムスリー(2413)など値がさグロース株にも買いがはいりました。
その他、資本提携観測が報道された楽天(4755)日本郵政(6178)も大幅高し、上方修正を発表した鎌倉新書(6184)ストップ高、同エンディング関連のはせがわ(8230)も12%近い上昇になっています。
反面、日銀政策決定会合を警戒してか、ファーストリテイリング(9983)が大幅安。東急不動産(3289)野村不動産(3231)など不動産株が軟調
大型株優位で直近IPOColy(4175)QDレーザー(6613)アピリッツ(4174)なども売りに押されました。

f:id:ENOKINGkun:20210313100524p:plain

日経平均 日足 モメンタム

SQ値は29282.41円
日経平均はSQ後、大幅に切り返しました。
上昇トレンド復活の試金石となる、25日線(29492.84円)を奪還し、2/16から続いていた下落トレンドに終止符を打っています。
ただ、モメンタムは裏腹に下落しています。
上昇トレンドに転換するためには、25日線上を維持し、パラボリックが陽転(29920円で陽転)モメンタムが一段上昇しゼロライン上をしっかりキープできるかがカギになりそうです。

f:id:ENOKINGkun:20210313103001p:plain

f:id:ENOKINGkun:20210313103145p:plain

さて、米長期国債利回りが、再び1.6%を超えてきています。本日は米金利上昇の背景を書いてみたいと思います。

f:id:ENOKINGkun:20210313105854p:plain

米国新規住宅着工件数

まず、上記は米国の新規住宅着工件数の推移ですが、2006年以来の高水準になっていることがわかります。

f:id:ENOKINGkun:20210313110553p:plain

米国全住宅ローン残高

そして、住宅ローンの残高が、2008年のリーマンショックの水準を超えてきているようです。

f:id:ENOKINGkun:20210313111037p:plain

MBS投資資産直近残高

したがって、MBS(Mortgage Backed Securities 不動産担保証券の残高も積み上がってきています。

f:id:ENOKINGkun:20210313113505p:plain

ところが、上記の通り、年初から長期金利上昇をうけてMBSデュレーションが急拡大しています。
要は、金利が低下しているときには、住宅ローンの安い金利への借り換えがすすみますが、金利が上昇してくると借り換えがすすまず、ローンを継続保有することになります。償還期間が延びたMBSの値段は下がります。
MBSの投資家は、損失の穴埋めのために、長期国債を売って帳尻をあわせようとします。そして、この長期国債の売却が更なる金利の上昇につながっているということです。

f:id:ENOKINGkun:20210313120352p:plain

S&P500とNASDAQ 米10年国債利回りの推移

そして、ご存じの通り金利の上昇は株価にも大きな影響を与えます。
上記のように、長期金利が上昇したときには、S&P500よりNASDAQのほうが下落が大きいことがわかります。

f:id:ENOKINGkun:20210313121321p:plain

S&P500 NASDAQ 売買動向

上記をみると、NASDAQを売っているのは、短期志向のヘッジファンドではなく、長期志向の機関投資家であることがわかります。(緑線)
なぜ、機関投資家が売るのか?

f:id:ENOKINGkun:20210313125223p:plain

f:id:ENOKINGkun:20210313125437p:plain

 

f:id:ENOKINGkun:20210313125533p:plain

機関投資家は上記のとおり、DCF法(ディスカウント・キャッシュフロー法)を用いて、保有資産の理論価格を算定します。
したがって、将来の見込み利益を織り込んでいるPEGレシオの高いグロース成長株は、金利が上がると理論価格が急激に下がるため、機関投資家の売却の大義名分になり、MBSや長期国債の穴埋めに使われているということです。

そして、こうした背景が、グロース成長株が多く組み入れられているNASDAQがS&P500より売られている理由になっていると思われます。

f:id:ENOKINGkun:20210313132327p:plain

では、いつまでこの状況が続くのか?
上記のように、今回の金利上昇は2013年4月以降の、バーナンキショックがおこった時期の金利上昇と酷似していると言われます。
仮に同じサイクルが当てはまるとするならば、まだ金利上昇は継続し、落ち着くまで、あと3か月くらいはかかることになります。
米国も日本も、しばらくは、グロース成長株は苦戦が続く可能性があると感じています。

明日から旅行にいくので、月曜に書く予定の3/16(火)のブログは更新が遅くなるかお休みするかもしれません。
m(__)m









 

 

 

 

3/12(金)

3/11日経平均29211.64円 
       
+175.08(+0.60%)でした。

f:id:ENOKINGkun:20210311174153p:plain

日経平均 寄与度ランキング

東証1部の騰落銘柄数は値上がり1558/値下り570

売買代金は2兆8692億円でした。

日経VIは23.59 -1.32(-5.30%)まで下がっています。

業種別では海運が7.7%と突出した上昇になっており、他、非鉄金属電気・ガスが強い動きになりました。
反面 ゴム製品や陸運、空運などが軟調になっています。

個別では、川崎汽船(9107)商船三井(9104)日本郵船(9101)が急騰。

明治海運(9115)飯野海運(9119)など中堅どころにも買いが波及しています。

大阪チタニウム(5726)東邦チタニウム(5727)のチタン2社も大幅高しています。

ファーストリテイリング(9983)ソフトバンクG(9984)エムスリー(2413)など日経平均寄与度の高い銘柄群にも買いがはいり、3銘柄で日経平均166円引き上げています。

反面、村田製作所(6981)レーザーテック(6920)SUMCO(3436)などハイテク株が軟調

下方修正を発表した富士急行(9010)が値を崩し、JR東海(9022)西武HD(9024)など他の鉄道株にも波及しています。
その他 決算が失望をさそったトビラシステム(4441)アセンテック(3565)も大幅安になっています。

f:id:ENOKINGkun:20210311181846p:plain

日経平均 日足 MACD

日経平均は、反転してきた5日線(28976.74)上はキープしているものの、25日線(29449.47)は奪還できず、上昇トレンドには乗り切れていません。

f:id:ENOKINGkun:20210311182845p:plain

日経平均 日足 ボリンジャーバンド ストキャスティックス

ボリンジャーバンドをみると、バンド幅が縮小するスクイーズ現象がおこりはじめており、25日線のセンターラインと-1σ(28873.40)の間をヨコヨコで推移し、日柄調整後、上下どちらかのトレンド(おそらく下落)が発生するパターンかと思われます。

f:id:ENOKINGkun:20210311184148p:plain

f:id:ENOKINGkun:20210311184318p:plain

f:id:ENOKINGkun:20210311184639p:plain

f:id:ENOKINGkun:20210311184734p:plain

さて、本日は、証券会社のレーティングで明暗をわけた動きが話題になっていました。
上記のとおり、村田製作所(6981)はモルガン・スタンレーMUFG証券の格下げで反落
川崎汽船(9107)は格上げで急騰しています。

f:id:ENOKINGkun:20210311185626p:plain

村田製作所は、上記のとおり、18社もの、ほぼすべての証券会社がレーティングしており、かなり強気の1.83(2が満点)のスコアになっています。

f:id:ENOKINGkun:20210311190145p:plain

ところが、上記をみるとレーティング強気銘柄は、1月半ばに天井をつけて、下落してきています。

f:id:ENOKINGkun:20210311190626p:plain

それに対して、上記は10社以上がレーティングしているスコアが悪いワースト3の銘柄です。

f:id:ENOKINGkun:20210311191005p:plain

ところが、ヒロセ電機もローソンも日野自動車も、おおむね株価は上昇傾向です。

なぜ、このようなことがおこっているのか?

考えられることは、変化率です。

ようするに、誰がみても優等生の村田のような銘柄は、すでに株価が織り込んでおり、少しケチがつくと大幅下落する可能性があります。

それに対し、あまり期待されていない上記銘柄群や、本日の川崎汽船のような銘柄は、レーティングの引き上げなどがあれば、株価が大きく反応します。

f:id:ENOKINGkun:20210311192751p:plain

上記は、多くの証券会社が、レーティングを低くつけており、今後修正もありうる銘柄です。
そのほか、キャノン(7751)コーセー(4922)なども該当すると思いますが、今後変化が見込める銘柄を仕込んでおくというのも一考と思います。









 

 

3/11(木)

3/10日経平均29036.56円 

        +8.62(+0.03%でした。

f:id:ENOKINGkun:20210310165453p:plain

日経平均 寄与度ランキング

東証1部の騰落銘柄数は値上がり879/値下り1218
日経平均はプラスでしたが値下り銘柄のほうが多い展開です。

売買代金は2兆8999億円

日経VIは24.91 -0.28(-1.11%) 25ポイントを割ってきて、やや落ち着きを取り戻しつつあります。

業種別では、医薬品電気機器情報・通信が上昇した一方で鉱業鉄鋼水産・農林などが下落しています。
個別では、工作機械受注の好内容をうけてファナック(6954)が大幅高。ツガミ(6101)牧野フライス(6135)DMG森精機(6141)などの機械株も買われています。

ハイテク株は総じて伸び悩みましたが、日本電産(6594)レーザーテック(6920)アドバンテスト(6857)などは、しっかりの展開です。

その他、ワクチン治験を材料にアンジェス(4563)が大幅高したほか、上方修正を発表したビューティガレージ(3180)、子会社が大口受注を獲得したナガオカ(6239)などの上昇が目立ちます。

反面、ファーストリテイリング(9983)エムスリー(2413)東京エレク(8035)など日経平均寄与度の高い銘柄が売られ、日本製鉄(5401)JFE(5411)など鉄鋼株も売られました。
決算が失望された、くら寿司(2695)も大幅安しています。

f:id:ENOKINGkun:20210310173926p:plain

日経平均 日足 MACD

日経平均は寄り付きこそ、米株の上昇を好感し上昇したものの、次第に値を消す動きで29000円を挟んだところで一進一退の動きになりました。
25日線(29416.01)の奪回はならず、ヨコヨコの動きになりそうです。
先物オプションの手口でも、海外勢は29000円を挟んだところで対峙しており、SQ値は29000円前後の可能性が高そうです。

f:id:ENOKINGkun:20210310175344p:plain

日経電子版 3/2

f:id:ENOKINGkun:20210310175507p:plain

さて、おそらく、SQは29000円を意識した動きになるのではと思いますが、SQ後は、不安定な動きが続くのではないかと考えています。
上記は3/2の日経電子版の記事ですが、年金が日本株を売り越してきているという内容が載っています。

f:id:ENOKINGkun:20210310180139p:plain

GPIF 第3四半期運用状況

上記はGPIFの第3四半期の運用状況ですが、昨年末の段階で国内株の運用資産が値上がりにより増えており、資産配分目標の25%を超えてきています。年始からの値上がりもあり、足元では26%を超えてきているといわれ、3月期末にむけてリバランスを余儀なくされるという観測です。

f:id:ENOKINGkun:20210310181337p:plain

上記は同じく 25%を超えている外国債券を、2月後半から、2週間で約3兆6000億円売却していますが、これらの売りも米国金利の上昇に関係がありそうです。

3/18には日銀政策決定会合による、ETF買いの見直しも発表されると思われますし、上記年金の株式リバランスも1兆円を超える可能性があるようです。

あくまで、期末の季節要因ではありますが、SQ後の2週間前後は警戒すべきと考えます。




 

3/10(水)

3/9日経平均28748.87円 

      +284.69(+0.99%)でした。

f:id:ENOKINGkun:20210309170746p:plain

日経平均 寄与度ランキング

東証1部の騰落銘柄数は値上がり1848/値下がり302

売買代金は3兆2706億円でした。

日経VIは25.19 -1.70(-6.32%)

業種別では、不動産電気・ガス輸送用機器などが大幅上昇。下落は鉱業電気機器その他製品の3業種のみでした。

個別では、円安進行を材料にトヨタ(7203)三菱自動車(7211)スズキ(7269)など自動車株が大幅高。
三菱UFJ(8306)三井住友(8316)など銀行株も高く、
日本製鉄(5401)中山鋼(5408)など鉄鋼株も物色されました。

反面、任天堂(7974)ソニー(6758)などゲーム株が売られ、日本電産(6594)アドバンテスト(6857)レーザーテック(6920)など値がさハイテク株も売られました。
過去最大級のM&Aが伝わったパナソニック(6752)は6%を超える下落になり、新株予約権発行が嫌気されたアンジェス(4563)も大幅安になっています。

f:id:ENOKINGkun:20210309174446p:plain

日経平均 日足 MACD

日経平均は反発 29000円を回復です。
5日線(29024.94円)終値で、かろうじて上回ってきています。
明日以降、明確に上回り25日線(29378.19円)を奪還できるかが上昇トレンドに回帰できるかのポイントになりそうです。
ただ、以前としてグロース株の下落は続いており予断を許さない状況と思われます。
オプションマーケットは29000円を挟んだあたりで、買いのABNアムロ売りのゴールドマンが、がっぷりよつに組んでいる状況ですので、どちらかに大きく振れる可能性を示唆していますが、MACDはなお下向きで、テクニカル上は下振れてもおかしくない動きかと思います。 

f:id:ENOKINGkun:20210309180120p:plain

米国10年国債利回り

さて、連日 米国長期金利が話題になっていますが、3/10には、そのいくえを占う 重大イベントの米10年国債の入札がおこなわれます。
上記は米10年国債利回りボリンジャーバンドですが、
2/27ののところで米国7年債の利回りがおこわれています。
結果、入札は不調に終わり、債券価格は一気に下落、1.37%から1.57%まで暴騰し0.2%も利回りが上昇しました。
3/10に、7年債よりメジャーで重要な10年債の入札がおこわれますので、万が一不調に終われば、7年債の時以上の金利上昇を招きかねず、マーケットは大きく下落する可能性もあります。
反面、入札が順調に消化されれば、金利も落ち着き市場に安心感が広がると思われます。
これが、なんとSQ前日の日本市場に影響を及ぼすことになりますので注意が必要と思われます。
魔の水曜日にならないよう祈りたいと思います。