えのキングの投資日記

日本株投資日誌

3/8(金) 銘柄選定はプロに学べ‼

3月7日(木)



【相場概況】



日経平均寄与度ランキング】



【業種別】



【売買代金】



【騰落レシオ】



空売り比率】



【米株市況】



恐怖指数



【Fear and Greed Index】

Fear and Greed Index - Investor Sentiment | CNN



【個別】

www.nikkei.com

https://www.mufg.jp/


三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306)が続伸しています。

www.jiji.com


時事通信が6日夕、「日銀が3月18、19日に開く金融政策決定会合で、一部出席者がマイナス金利政策の解除が妥当だと意見表明する見通しであることが6日、分かった」と報じました。

報道によると、日銀の正副総裁を含む政策委員9人のうち、少なくとも1人がマイナス金利の解除が適切だと主張しているとのことです。


同社株を筆頭に、本日は多くの金融関連株が、政策修正による金利の先高観の強まりを背景に、将来的な利ざやや運用収益の改善を期待した買いが優勢となりました。

みずほ証券の小林俊介チーフエコノミスト「3月のマイナス金利解除の観測がやや高まったが、3〜4月の実施は市場関係者の間ではほぼ織り込まれている。銀行株の先行きを見極める上ではその後の利上げペースが焦点になる」との見方を示しています。


www.nikkei.com

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カプコン(9697)が続伸しています。


同社は、6日、2024年3月期(今期)年間配当を前期(記念配当10円含み63円)より2円多い65円にすると発表しました。

従来計画から11円積み増すことになります。

また、投資家層の拡大に向け4月1日付で1株を2株とする株式分割も発表し、好感した買いが入ったようです。


同社はバイオハザードシリーズなど利益率の高い旧作を中心にソフト販売が伸びており、今期の連結営業利益前期比10%増560億円を見込んでいます。

立花証券の野島亮太アナリストは、「柔軟に価格設定するなどして旧作を売るノウハウが蓄積され、同業他社と比較しても業績の安定に向けた変革が進んでいる」と指摘し、今期の営業利益は会社計画を上回りそうだとみているようです。


kabutan.jp

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免疫生物研究所(4570)が場中値つかずのストップ高比例配分まで買われています。


同社は、6日引け後に、国立国際医療研究センター病院との共同開発で体外診断用医薬品の製造販売承認を取得したと発表しました。

開発したのは赤痢アメーバ抗体ELISA-IBL」という抗体検査キットで、血清中の赤痢アメーバ抗体を検出し、感染症を早期に発見できるようなるとのことです。

従来法による血清赤痢アメーバ抗体検査試薬は製造中止になっている中、同キットで臨床現場での血清中抗体検査による診断が再び可能となるようです。

同キットは、現在、保険適用に向けて準備をしており、適用後に販売を開始する予定です。

株価は、業績寄与期待から買いが流入しましたが、目先この勢いがどこまで続くか注目されます。


kabushiki.jp

https://www.sanoyas.co.jp/


サノヤスホールディングス(7022)ストップ高まで買われています。

株式新聞の「低位株活性化、有力テーマに乗る銘柄は?」との記事で同社株が取り上げられていて刺激になったようです。


記事によると、同社は水処理設備や超純水システムを展開しており、半導体関連株として注目されると指摘されています。

半導体の製造工程には純水が欠かせず工場建設ラッシュは追い風との見方です。

同社株は低位株で、小型の貸借銘柄ということもあり、個人投資家などの短期資金が集まりやすく、踏み上げの思惑も加わって結局ストップ高まで買われています。

明日以降も物色が続けば空売りも多く入る期待もあり、更に踏み上げの思惑が強まりそうとの声も聞かれます。


なお、同社株の上昇に刺激を受け水処理関連の阿波製紙(3896)ストップ高まで買われ、室町ケミカル(4885)も動意付く場面がありました。


テクニカル分析

日経平均 日足 MACD


日経平均は大幅続落!

節目の4万円やその下を走る5日線(39,961.43円)を割り込んで終了しています。


ローソク足は前日のレンジが本日の大陰線の胴体部分に収まる「陽の陰抱き」を描いており、相場の天井形成反落局面入りを警告する形になっています。

ボリンジャーバンド 25日線乖離率

ボリンジャーバンドをみると、+1σ(39,561.38円)上は維持しており、+1σ+2σ(40,962.22円)間のバンドウォーク維持されていますが、明日以降下落すると、中心線である25日線(38,160.44円)に近づく形の調整局面になる可能性が高くなります。

下落トレンドに突入するのであれば、通常25日線は下値抵抗線にはなりずらく、一段の下落の可能性がでてきます。

明日のSQ値がいくらになるかも注目されます。


【本日のトピック】

xn--r8jzdvima84a.com


さて、3/6のブログで指摘したように、半導体関連に買い疲れ?が見られ、日経平均も大きく下落してきました。

しかしながら、本日は前述のように、金融関連株やサノヤスのような材料株が物色されるなど循環物色の動きが見られます。

考えてみれば、一度儲かった資金は、サルの〇〇ずりのごとく、死ぬまでやり続けるものです。

今回のような大相場のあとは、しばらくは、いろんな買う為のストーリーが創作され、さまざまなセクターが循環物色されます。

恐らく、テンバガーになるような仕手株小型株の大幅高なども散見されるのではないでしょうか?


ただ、業績の伴わない仕手株などは、よほど腕に自信がないと乗りにくいと思います。


そこで、銘柄選定で有効な手段の一つとして、成績のいい投信が組み入れている銘柄を参考にするという手法があります。

上記はダイワアセットマネジメントが運用する新世代成長株ファンド(ダイワ大輔)ですが、ここ1年+36.9%で、中小型株が苦戦するマーケットの中、まずまずの成績を残しています。

(これ、昔やったなー! 確か松坂が活躍してたころ、設定されたような気が・・・)

ファンドの月次レポートには、組み入れ上位銘柄が記載されていますので、こうした銘柄を研究するのも一考でしょう。


三井住友DSアセットマネジメントが運用するニッポン中小型株ファンドは、ご丁寧にも組み入れ上位銘柄の選定理由も記載されています。

プロの選定する銘柄のストーリーを考えるのも、相場観を養ういいトレーニングになると思います。

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3/6(水) 半導体関連は割高⁉ 日経平均の調整もやむなきか?

3月5日(火)



【相場概況】



日経平均寄与度ランキング】



【業種別】



【売買代金】



【騰落レシオ】



空売り比率】



【米株市況】

3/4(月)米株市況



恐怖指数



【Fear and Greed Index】

Fear and Greed Index - Investor Sentiment | CNN


【個別】

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https://www.obayashi.co.jp/


大林組(1802)ストップ高まで買われ、年初来高値を更新しています。


同社は、4日、資本政策の見直しを発表し、ROEは中期的に8%以上とする目標から2026年度までに10%以上にする
方針を掲げました。

それに伴い、配当方針も、DOE3%程度を目指す還元方針からDOE5%程度を目指す方針と変更しています。

2024年3月期末配当金は従来計画の21円から51円に引き上げ、年間配当金72円前期比30円の増配となる予定です。

野村証券の浜川友吾リサーチアナリストは4日付リポートで「野村予想ベースでの25年3月期の配当利回りは5.1%となり、同業他社比での配当利回りの高さは魅力」と指摘し、目標株価の算出に用いるPER(株価収益率)も14倍半ばと従来(13倍半ば)から見直し、目標株価は従来の1,800円から1,930円に引き上げています。

株価は年初来高値更新となりましたが、やや過熱感もあるため注意が必要です。


kabutan.jp

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Kudan(4425)が急騰し、ストップ高まで買われています。


同社は本日昼に、米エヌビディアの協力の元、エヌビディアのエッジAIプラットフォーム「Jetson」へのKdVisualの最適化開発を完了し、同製品の発売を決定したと発表しました。

エヌビディアのエッジAIプラットフォーム「Jetson」は、生成AIを含むあらゆるAI技術のために提供されているGPU付きプラットフォームです。

Kudanとエヌビディアの顧客となるロボット・自動運転・デジタルツインなどの開発者は、従来のLiDARに加えてカメラを使用する環境においても、両社双方の製品能力を最大限に引き出した製品開発ができるようになったとのことです。

なお、これにあわせて3月18~21日アメリカで開催される世界最大規模のAI技術カンファレンスNVIDIA GTC 2024」に出展するとしています。

これが材料視されて後場は特買いで寄らずのストップ高買い気配となっています。

明日も買いが集まるとの期待も強いですが、昨年12月に発表し、
今年1月に発行した新株予約権の行使が、未だ全て終わっていないだけに、明日はその売りが重石になるとの見方もあります。

行使株の売りをこなして上げられるか注目されます。


kabutan.jp

https://www.buddycom.net/


サイエンスアーツ(4412)が急伸し、ストップ高になっています。


ITシステムの設計や運用保守を手掛けるJTP(2488)がこの日午前11時ごろ、サイエンスAが提供するライブコミュニケーションプラットフォーム「Buddycom」「Azure OpenAI Service」を連携したと発表しました。

自社の「Third AI 生成AIソリューション」を活用して開発を行ったとのことです。

JTP(2488)も本日ストップ高まで買われています。

サイエンスAの株価は、2月29日に長い上影で付けた高値729円を上抜けており、一段高が期待できそうです。


kabutan.jp

https://www.nippon-rad.co.jp/


日本ラッド(4736)が場中値つかずのストップ高比例配分まで買われています。


同社は4日引け後に業績修正を発表しました。

2024年3月期経常利益従来予想の2億円から3.1億円へと56.5%上方修正し、増益率42.9%増から2.2倍へと拡大する見通しです。

主要顧客によるシステム開発需要の一時的急増に加え、IoTインテグレーション分野で組込ライセンス需要の急拡大などが業績を押し上げているようです。

AI関連として急騰場面にあった株価へと弾みが付き、目先この勢いがどこまで続くか注目されます。


テクニカル分析

日経平均 日足 MACD


日経平均は小幅反落!

ギャップダウンからスタートし、節目の4万円を下回って寄り付いたものの徐々に下げ幅を縮小し4万円を回復する陽線で終わっています。

日経平均 ボリンジャーバンド 25日線乖離率

 

4万円以下での買い需要の強さを確認し、ボリンジャーバンドをみても、+1σ(39,269.42円)+2σ(40,682.16円)の間でのバンドウォークが継続していることがわかります。

明日はメジャーSQ前の「魔の水曜日」になります。

一般的に、SQ前の水曜日は、先物オプション取引が活発化し値動きが荒くなることが経験的に知られています。

過去の傾向からは株価を「下げる方向」への警戒が強まることになりますが、あくまで経験則なので、実際に水曜日に株価が下がるかどうかは分かりません。

しかしながら、25日線乖離率は、引き続き+5.92%と高水準です。

SQ週を境に相場の上下が転換しやすいことも知られており、短期的な調整局面も想定しておいたほうがいいと思います。


【本日のトピック】


さて、日経平均騰落レシオ(25日)を比較すると、日経平均が上昇一辺倒なのに対し、騰落レシオは100%前後をウロウロしており、まるで「ワニの口」のように差が開いてしまっていることがわかります。


この理由としては、言わずもがなですが、日経平均の寄与度の高い半導体関連が集中物色されているからにほかありません。

 


4日の米国市場はエヌビディア株3.6%の上昇になりSOX指数高値を更新しました。

しかしながら、日本の主力半導体関連は、
まちまちの動きで、これが日経平均が伸び悩んだ原因になっています。

www.bloomberg.co.jp

 


この要因を「AMDの中国向けAI半導体輸出に米政府が待ったをかけた」ニュースが流れたからと指摘する向きがある一方で、すでに日本の半導体関連は買われすぎているという論調もあります。

例えば、上記の表で言うと、エヌビディア今期PER32.9倍 来期PER27.9倍の予想になっているのに対し、ほとんどの銘柄のPERがエヌビディアより高く買われていることがわかります。

そして、どれもが、現状のアナリストの目標株価のコンセンサスを大きく超過していることがわかります。

www.nikkei.com


4日には、日経平均の定期見直しで、ディスコ(6146)ソシオネクス半導体関連が追加されることが決まりました。

4/1からの反映ではありますが、ますます半導体関連の影響を受けやすくなると言えるでしょう。


日本の半導体関連が調整に入ることにより、本日のように、TOPIXやグロースに循環する動きが見られればいいのですが・・

半導体関連が調整することにより、日経平均が大きく下落するということも想定しておいたほうがいいかもしれません。

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3/4(月) 来週は短期ロングを抑えて、来たるべきチャンスに備えるべし⁉

3月1日(金)




【相場概況】



日経平均寄与度ランキング】



【業種別】



【売買代金】



【騰落レシオ】



空売り比率】



【米株市況】

2/29(木)米株市況

3/1(金)米株市況



恐怖指数



【Fear and Greed Index】

Fear and Greed Index - Investor Sentiment | CNN



【個別】

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https://holdings.panasonic/


パナソニック ホールディングス(6752)が反発しています。


同社は、29日、従来は未定としていた2024年3月期(今期)期末配当について、前期比2円50銭増17円50銭にすると発表しました。

年間配当35円と前期より5円増えることになります。


今期の連結純利益前期比73%増4,600億円過去最高を更新する見通しで、年間配当08年3月期以来の高水準となる見通しです。

パナソニックHD(6752) 日足


同社株の昨年来高値は23年9月20日につけた1,808円で、現在はその水準を2割近く下回っています。

市場では「年初から日本株の上昇が目立つなかで、出遅れ感のある大型株との位置づけもあって物色が向かっている」(国内証券のアナリスト)との声が聞かれます。



kabutan.jp

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プライム・ストラテジー(5250)が場中値つかずのストップ高比例配分まで買われています。


同社は29日引け後に、完全ローカル環境でのLLM実行環境導入・保守サービス「Magatama.AI」を発表しました。


同サービスは、LLM(大規模言語モデル)活用に向けてのコンサルティングから実装までを一気通貫にてサポートし、導入企業のDXに寄与する持続可能な組織作りとAIシステム基盤を構築するものとなります。

同社は、同サービスの展開により、オープンソースの生成AI・LLMによるデジタルトランスフォーメーション(DX)成功事例を生み出し、国内事業者による日本企業のDX化を推進するとのことです。

株価は、業績へのインパクトが期待され、投機資金が攻勢を仕掛けたようですが、目先この勢いがどこまで続くか注目されます。



kabutan.jp

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BBDイニシアティブ(5259)ストップ高まで買われています。


同社は1日、子会社ブルーテックが簡単・安心・高コスパのRPA「おじどうさん」の提供を開始したと発表しました。

「おじどうさん」は、プログラミング知識不要で簡単にロボット開発が出来るRPAサービスのようです。

同社では「おじどうさん」のサービス開始により、営業支援/顧客管理ツールや名刺管理、グループウェア、ビジネスチャットなどによる業務効率化・生産性向上だけではなく、オフィスに散在するさまざまな定型業務の自動化による業務省力化をあわせて提案できるようになったとしています。

株価は一段高が期待できそうです。


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AHCグループ(7083)が急反発しています。


同社は、1日引け後に自社株買いを実施すると発表しました。

上限を2万5,000株(発行済み株数の1.19%)・2,500万円としており、取得期間は3月1日から5月31日までとし、より機動的な資本政策の遂行環境を整えると共に現在の株価水準が将来の収益性を十分に織り込んでいないとの認識から自社株買いを行うとしています。

AHCグループ(7083)株価

株価は1月24日の高値以降、調整局面を強いられてきましたが、本日の株価大幅高で、それも終了との見方が為され、戻りの継続性が問われそうです。


kabutan.jp

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NexTone(7094)が反発しています。


1日付けで、いちよし証券が同社株の投資判断「A」継続として、フェアバリューを従来の3,200円から3,700円まで引き上げています。

同証券によれば、有名アイドルグループの著作権管理が出来つつあると見られ、著作権管理楽曲数および取扱原盤数は堅調に増加しており、中長期的な業績拡大の蓋然性が高まったと考えるとのことです。

同証券は、2026年3月期営業利益予想前期比61.9%増17億円(従来予想は16億円)に上方修正しました。

2024年3月期6億円、会社予想も同額)と2025年3月期10.5億円)の予想は据え置いています。

フェアバリューが時価を大きく上回っていることもあり、見直し買いに繋がった様子ですが、この勢いがどこまで持続するのか注目されます。


テクニカル分析

日経平均 日足 MACD


日経平均は大幅反発!

ローソク足は、5日線(39,351.65円)を回復し、大陽線で終了しています。

 


上下ともに短いヒゲを出して「陽の丸坊主に近い形状を描き、強い買い圧力を感じさせます。


ボリンジャーバンドを見ても、+1σ(38,856.91)を割り込むことなく切り返し、再度、+2σ(40,185.92)にそった上昇トレンドを描くことが推察されます。


ナイトセッションの日経平均先物は、40,190円 +190円で戻ってきています。

日経平均日経VI


日経平均が大幅上昇する中、日経VI7.85%も上昇しています。

(それでも、まだ20.74に過ぎず高いレベルではない。)

日経225オプション手口 2024年3月限(2/29)

前日のオプションの手口をみると、40,000円コールが大商いをやっていたことがわかります。

メジャーSQ(3/8)にむけて、40,000円以上に持っていこうとする力が働く可能性が高く、来週は強含む可能性が高いと思われます。

(SQで40,000円以下の場合、プレミアムがゼロになります。)

ただ、SQが終了すれば、仕切り直しになり、方向性がガラリと変わる可能性もありますので注意が必要です。


【本日のトピック】


さて、前述のように、需給関係でみれば、日経平均は無双状態であるものの、日経平均が約600円上昇した2月の第3週は、海外投資家が、現物でも、わずかながら売り越しに転じていることがわかります。


そして、循環物色で小型株相場が始まることを期待していたのですが、海外投資家は2月の第2週に買い越しただけで、翌第3週は、早くも売り越しに転じていることがわかります。



来週の注目されるイベントは上記の通りです。

5日ISM非製造業景気指数や、6日パウエル議長の議会証言は要注目になりますが、なんといってもSQ通過後の8日に発表になる米雇用統計が目玉でしょう。

中でも、失業率平均時給が予想と乖離するのか、また、マーケットが、どの様な反応を示すのか、日本株の行方を占う上で非常に重要なイベントになると思います。

来週の相場見通し(3/4~3/8)|村松 一之(和キャピタル 運用本部部長)

日経平均2月末までに約17%上昇しています。

1970年以降で今回も含めて、2月までに10%以上の上昇を記録した年は10回あり、今年の17%上昇は1988年に並ぶ最高記録になっています。

相場の格言で「山高ければ谷深し」という言葉があるように、ここまでくれば、そんなに大したことのない悪材料でも、相応の調整はあると思います。

しかしながら、上記の表で、2月末までに10%以上の上昇をした年の年末までの騰落率の平均28%上昇になっています。

個別株や材料株は必ずしも当てはまらないと思いますが、来週は短期ロングのポジションの利確を心がけ、来たるべきチャンスに向けてキャッシュポジションを高めていくのも一考かもしれません。

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3/1(金) 大谷選手おめでとうございます!

2月29日(木)




【相場概況】



日経平均寄与度ランキング】



【業種別】



【売買代金】



【騰落レシオ】



空売り比率】



【米株市況】

2/28(水)米株市況



恐怖指数



【Fear and Greed Index】

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【個別】

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セブン&アイ・ホールディングス(3382)上場来高値を更新しています。

toyokeizai.net


東洋経済オンラインが29日、「セブン&アイが傘下の百貨店そごう・西武に続いて、祖業であるイトーヨーカ堂についても売却を含めた抜本的な改革の検討を始めていることが関係者への取材でわかった」と報じました。

報道によると、日本企業成長投資米KKRの2つの投資ファンドを検討していることになっています。

セブン&アイは報道に対して29日、「掲載されている内容の事実は全くない」とのコメントを発表しています。

岩井コスモ証券菅原拓アナリストは「総合スーパー(GMS)を完全に切り離し、好調なコンビニ事業に注力した方が利益率改善につながるのは確かだ。残すのであればコンビニとGMSシナジーをどう高めていくかが焦点になる」とみているようです。


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アイビー化粧品(4918)が場中値つかずのストップ高比例配分まで買われています。

同社は28日引け後に「NF-κB/JAKデュアル阻害剤」の発明について特許査定を受領したと発表しました。

免疫反応における中心的役割を持つ転写因子の一つであるNF-κBと細胞内の免疫活性化シグナル伝達に重要な役割を持つとされるJAKは、皮膚疾患をはじめ様々な症状に関与することが報告されているとしています。

同社は、今後、自社製品への応用と共に医薬品会社へのライセンス契約などを通じ、社会での利用を推進していくとしています。


PTSでは、すでにストップ高まで買われています。


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https://www.aozorabank.co.jp/


あおぞら銀行(8304)が大幅反発になっています。


28日、提出された大量保有報告書によれば、村上世彰氏が関わるアクティビストで知られるシティインデックスイレブンスが、5.42%保有していることが明らかになっています。

シティインデックスイレブンスは、同社が、米商業用不動産融資に絡んで多額の追加引当金計上により、赤字転落の下方修正を発表した2月2日から市場内で買いを集めていたようです。

シティインデックスイレブンス新生銀行も大量取得した経緯もあり、その後SBI新生銀行となってSBIによる更なるTOB上場廃止になる際には、やはり同氏が関わるエスグランドコーポレーションが、SBI新生銀行株を大量取得しました。

先日にはSBI新生銀行の第三者割当増資も引き受けているだけに思惑にも繋がり、大きく買われたようです。

寄り後は、上げ幅を縮小する動きになっていますが、シティインデックスイレブンスの平均買いコストは報告書によれば約2,138円だけに、早くも利食いに動いている恐れもあるという観測が流れたようです。


本日引け後には、シティインデックスイレブンス保有割合を5.42%→6.71%にまで増やしたことが報告されています。

あすの値動きが注目されます。


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http://www.e-dkt.co.jp/


大黒天物産(2791)が急反発し、上場来高値を更新しています。


SBI証券が28日、投資判断「買い」を継続目標株価7,350円から10,750円に引き上げました。


ディスカウントストア「ラ・ムー」を展開する同社について、インフレの進行による節約志向の強まりなどを背景に、月次の売り上げが想定以上に好調に推移していると指摘しています。

 

株価は、きれいな上昇トレンドを形成しており、一段高が期待できそうです。


テクニカル分析

日経平均 日足 MACD


日経平均は小幅続落!

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ギャップダウンからスタートし、日銀の高田創審議委員「2%の物価目標実現がようやく見通せる状況になってきた」と講演したことが伝わると為替が149円台まで円高になり、日経平均も、一時39,000円を割り込みました。

その後は持ち直し、ローソク足陽線を形成するも、5日線(39,189.13)は、わずかに割り込んでいます。

日経平均 ボリンジャーバンド

ボリンジャーバンドをみても、徐々に+1σ(38,639.56円)が迫ってきており、月初のように+1σ近辺で底値を固めることができるか注目されます。


本日発表された投資部門別売買動向では、少し警戒すべき動きが確認されました。

日経平均約600円上昇し、初めて39,000円台に乗せた2/19-2/22週海外投資家が現物株の売り越しに転じています。

金額は約▲800億円と大きくないものの、今年に入り現物株を売り越したのは初めてです。

現先合計で大きく売り越しに転じた訳ではありませんが、前週は先物約▲1900億円売り越しており、これまでの買い一辺倒から変化していることが伺えます。

高値警戒感から利益確定に動き始めた可能性は否定できず、来週のメジャーSQなど節目のイベントには注意したいところです。


【本日のトピック】


さて、本日のトピックは、何と言っても大谷翔平選手の結婚でしょう!


お相手は日本人女性だそうです。
明日のワイドショーは、これ一色ですね!

https://www.otanikogyo.com/


大谷工業(5939)はPTSで、一時ストップ高になるまで買われ、早くも祝砲が上がっています。
(大谷選手とは、なんの関係もありません。)

明日はお祭りになりそうです。

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2/29(木) AIバブルを見極めろ!

2月28日(水)




【相場概況】



日経平均寄与度ランキング】



【業種別】



【売買代金】



【騰落レシオ】



空売り比率】



【米株市況】

2/27(火)米株市況



恐怖指数



【Fear and Greed Index】

Fear and Greed Index - Investor Sentiment | CNN



【個別】

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楽天グループ(4755)が反発しています。


同社は、27日、議決権と普通株への転換権がない社債型の種類株を発行すると発表しました。

初回分として一般公募で最大1000億円を調達する計画のようです。

調達資金は携帯電話事業への参入で膨らんだ社債の償還に充てる予定で、3月に開く定時株主総会での承認を経て、具体的な発行条件を決めるとのことです。

市場では「携帯電話事業は赤字が縮小傾向にあり、資金調達のメドが立ち、今後の事業拡大の可能性が意識されている」(国内証券アナリスト)との見方がでています。

 


アイザワ証券の三井郁男ファンドマネージャーは、「資金調達の多様化という意味でもポジティブ。株式市場での評価をさらに高めるには携帯電話の契約者数増加などが続く必要がある」と指摘しています。


kabutan.jp

https://www.matsumoto-inc.co.jp/


マツモト(7901)が急反発し、ストップ高まで買われています。


同社は、27日引け後に、第1-3回新株予約権の発行で約8億円を調達すると発表しました。

 

調達資金は既存事業の他、新規事業の強化に充てる予定で、Web3ゲームNFTマーケットプレイスなどNFT事業への投資を進める構えです。

希薄化率は議決権ベース(2023年10月末時点)で最大19.16%となりますが、この発表を受けNFT事業に期待する見方が広がり買い優勢となった格好です。


同社株は有力投資家が手掛けていると噂される銘柄ですが、海帆(3133)も動いてきてますし、ぼちぼち三ツ星(5820)あたりもくるような気がしますがどうでしょうか?


kabutan.jp

https://japan.kfc.co.jp/


日本KFCホールディングス(9873)一時ストップ高になるまで買われ、年初来高値を更新しています。

www.nikkei.com


本日、日本経済新聞電子版が三菱商事が同社の全保有株式を売却する検討を始めたことが分かった」と報じています。

報道によると、約35%を出資する三菱商事が売却先を決めるための1次入札を近く実施するとのことで、1次入札には外資系ファンドの他、外食大手が応札する模様です。

これを受け取り合いになれば買取価格が高くなり、場合によってはTOBになる可能性もあるとの期待から買いを集めたようです。

ただ、全株取得のTOBとなれば、プレミアムが付き、時価より高い価格でのTOBになるとの見方が多いものの、全株取得ではなく、三菱商事保有する分だけの取得となれば、時価より低いディスカウント価格での取得となる公算も高いため、現状では不透明感も強いとの声もあるようです。


kabutan.jp

https://www.gck.co.jp/


ジイ・シイ企画(4073)が場中値つかずのストップ高比例配分まで買われています。


同社は27日引け後に、トランザクション・メディア・ネットワークス(5258)資本業務提携契約を締結すると発表しました。

筆頭株主の株式会社コミューン及び金子哲司氏が所有する同社株37万2,000株(異動後の議決権所有割合は14.90%)を市場外での相対取引トランザクション・メディア・ネットワークスに譲渡します。

決済事業領域で両社のサービス・機能を組み合わせて顧客への提案力強化を図ると共に開発リソースの融通など効率化を行い、事業拡大を目指するとしています。


今後の展開を期待する買いが向かっており、目先は1,000円大台乗せへと向けた動きが期待できそうです。


テクニカル分析


日経平均は小幅反落!

ローソク足小陽線を形成し、5日線(39,008.42円)上は維持しているものの、高値と安値がいずれも前日を下回る上値の重い展開でした。


ボリンジャーバンドを見ると、2日続けて+2σ(39,704.55円)を下回っており、2/22の時のように、大きな反発がなければ、一旦 +1σ(38,489.57円)にサヤ寄せしていく可能性があると思います。

xn--r8jzdvima84a.com


今晩は、いよいよ米PCEデフレータが発表になります。
相場のターニングポイントになる可能性もありますので注意が必要です。


【本日のトピック】

www.nikkei.com


さて、アップルEV開発を中止し、生成AIに経営資源を集中させる方針であることが報じられています。


27日のアップル株は、これを受けて1.47%の上昇になっています。

アップルが生成AIに注力ということになれば、当然巨額のデータセンターが必要になり、大量のデータセンター向け半導体が必要になります。

現状、この需要にこたえることができるのはエヌビディアAMDだけであり、市場の占有率はエヌビディア8割に対しAMD2割と言われています。

www.bloomberg.co.jp


もちろん、他社も指をくわえて見ているだけではありませんので、今後、先端半導体の開発は激化していくものと思われます。

エヌビディアといえども一生安泰とは言えないかもしれません。

t.co


残念ながら、日本では
40ナノメートルプロセス以降の半導体工場が不在であり、現状では大きく遅れを取ってしまっているのが現状です。

そして、日本での生成AI自体の開発ということになれば、さらに絶望的と言わざるを得ません。

生成AIのデーターセンターの電気代は1日数億円1か月600億円~700億円かかると言われ、これを黒字化していくビジネスモデルを示せるのは、結局Mag-7ぐらいしかないからです。

日本でも生成AIを活用した様々なビジネスモデルは誕生すると思いますが、Mag-7が提供する生成AIを使いながらビジネスモデルを考えるしかないという状況です。


最近は電力株AI関連して解説する向きもでてきていますが、少々行き過ぎのような気がします。

おそらく、今後は生成AIと関連するだけで企業業績の裏付けもなく、買われてしまうバブル化の可能性がでてくるでしょう。

盲目的に飛びつくと、巨額な損失を抱えてしまうことになりかねませんので注意が必要と思います。

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