13日の日経平均は28456.59円
+292.25(+1.04%)でした。
4日続伸!!大幅上昇!!引き続き指数主導の感はありますが非常に強い展開です。ソフトバンクG(9984)や東京エレク(8035)が上昇する反面ソニー(6758)やトヨタ(7203)は反落 個別では強弱ありますが、その分指数の天井感も定まりにくいと思われます。
上記のチャートは日経平均とTOPIXの月足のチャートです。ご存じのとおり、日経平均は30年ぶりの高値を更新していますが、TOPIXは2018年1月の1911.31ポイントを抜けていません。これは、日経平均が、ごく一部の銘柄で吊り上げられており、東証全体としては、そこまで上昇していないことを意味しています。
日経平均をTOPIXで割って算出するNT倍率も15.26の最高値をつけています。仮に、今後も市場の活況状態が続き、TOPIXが2018年1月の1911.31まで上昇したとするならば、その時の日経平均のメドは
1911.31×15.26=29166円
あたりになりそうです。
さて、小型株も12月上場銘柄一局集中の状況から、他の出遅れ銘柄にも資金が循環しはじめています。以前紹介したエブレン(6599)も昨日ストップ高したり、14日決算発表予定のクリーマ(4017)も大幅高してきています。
本日は61ティアンドエス(4055)6190円 +190(+3.17%)を紹介します。
昨年8月に上場した、企業の社内システムの受託開発、保守運用を主にする会社ですが、キオクシアを中心とした半導体生産管理システムも受託しています。
そして、一番夢のもてる分野が東北大学と共同開発している超小型STT-MRAMです。
STT-MRAMとはスマホや8Kテレビ 監視カメラやロボットなどに搭載したあらゆるマイコンやAIプロセッサについて、その性能をおとすことなく消費電力を1/100~1/1000にすることができるという次世代メモリーです。
消費電力が微弱ですむため、太陽光で作動する監視カメラとか、人の体温で動くCPUとかに応用できるようです。
また、このメモリーはDRAMに比べ、省スペースで処理スピードも非常に速いため、自動運転のレベル5開発にも役立つとのことです。
この技術は実現すれば、メモリー市場を一変させる可能性があるため、中小企業庁も開発支援事業に採択し3か年開発の補助金を交付しています。
昨年8月に公募価格の2.5倍の7010円で初値を付け9月には29260円の最高値を付けています。その後、新規IPOに共通する下落にみまわれ、12月に1:2の分割をしています。
非常に夢のもてる銘柄と思いますので、下げ止まれば買いでいいと思います。