6月1日 相場概況
日経平均 28814.34円 -45.74(‐0.16%)
TOPIX 1926.18Pt +3.20(+0.17%)
マザーズ 1141.74Pt -8.32(‐0.72%)
東証1部の騰落銘柄数は値上がり1361/値下がり733
騰落レシオ(25日) 96.63
売買代金 2兆442億円
日経VI 20.48 +0.48(+2.40%)
VIX 16.76 +0.02(+0.12%)5/28
業種 鉱業、海運、輸送用機器 など上昇
鉄鋼、医薬品、情報・通信 など下落
個別 トヨタ(7203)が売買代金トップになり、連日の上場来高値更新。スズキ(7269)や三菱自動車(7211)など他の自動車株物色にも波及しています。
自動車向けの電子部品の受注が急増しているという日経の記事を手掛かりに村田製作所(6981)や太陽誘電(6976)が物色されています。
SUMCO(3436)やSCREEN(7735)など半導体の一角も強い上昇になっており、TSMCと連携する国内企業として名前の挙がったイビデン(4062)も大幅上昇しています。
その他、中国共産党が第3子を容認したとの報道を材料にピジョン(7956)が急騰。
良好な1Q決算が確認されたトリケミカル(4369)や上方修正を発表したはてな(3930)も急伸しています。
反面、ソフトバンクG(9984)や任天堂(7974)が軟調。リクルート(6098)や花王(4452)、NTT(9432)など大型内需に弱いものが多く散見されました。
5月の既存店売上が前年割れしたツルハHD(3391)が大幅安になり、同じく業績関係のリリースで、ランシステム(3326)やオリバー(7959)も大きく値を崩しています。
また、東証が上場廃止を決定したワタベウェディング(4696)が大幅安になり、5月に急騰した第一商品(8746)やプレミアアンチエイジング(4934)も一転急落しています。
日経平均は小幅続落!
TOPIXはプラスで終わるも、月初高アノマリー不発。
寄り付き直後29000円台回復するも、一時28600円台まで売り込まれました。
その後は持ち直し、25日線(28652円)や5日線(28803円)上はキープしています。
25日線が下値メドとして意識される展開なら、上昇トレンド継続とみなすことができると思いますが、早々に29000円をクリアして5/10の29685円を上抜ける動きにならないと、上値切り下げのパターンにはまり、再び下値を模索する流れにつながりかねません。
SQにむけて、ボラの大きい動きになる可能性もあり、トレンドが維持できているか注意深く見ておくべきと思います。
さて、本日はSMBC日興の、今後物色されやすい傾向についてのレポートがありますので掲載します。
上記はTOPIX100のチャートです。
TOPIX100は時価総額が大きく流動性の高い100銘柄で構成されていますが、上記の通り昨年10/30の安値1008Ptから今年の3/18の高値1299Ptのフィナボッチ指数38.2%押しの1188Ptを割り込んでいません。
そしてTOPIX100は、上記の通り上値抵抗線を上抜けてきています。
それに対して、小型株で構成するTOPIX Smallですが、上記の通り、半値押しの2213Ptまで下落していることがわかります。
そして、TOPIX Smallは上値抵抗線を抜け切れていません。
つまり、小型株のほうが大型株に比べて、押しが深く、戻り売り圧力大きいことをしめしています。
そして、上記はPBRの低い割安株で構成されたTOPIX バリュー指数ですが、TOPIX100と同様に38.2%押しの1841Ptを割り込んでいません。
さらに、TOPIXバリュー指数も上値抵抗線を抜けてきていることがわかります。
それに対し、成長株で構成されるTOPIX グロース指数は61.8%押しの2566Pt近くまで深押ししたことがわかります。
そして、同じくTOPIXグロース指数は上値抵抗線を抜けていません。
すなわち、成長株は割安株に対し、戻り売りをこなす必要があり、割安株のほうが値が軽いということです。
以上から、小型株より大型株 成長株より割安株に投資していくほうが効率的ということになります。
上記はTOPIX100採用銘柄でPBR1.3倍未満 今来期大幅増益が予想される銘柄群ですが、タイミングを見ながらしこんでいくのに面白いと思います。