1月13日(木) 相場概況
東証一部の騰落銘柄数は値上がり502/値下がり1605
騰落レシオ(25日) 103.65%
空売り比率 43.1%
売買代金 東証一部 2兆7679億円
マザーズ 1208億円
業種
個別
世界新車販売で2年連続首位になったと報じられたトヨタ(7203)が上場来高値を更新しています。
鉄鋼株が強く、日本製鉄(5401)やJFEHD(5411)などが大幅高になっています。
12/27のこのブログで「長期投資の銘柄選定法」として紹介した住友鉱山(5713)がニッケル高を材料に急騰しています。
決算が好感されたUSEN NEXT(9418)やドーン(2303)が急伸しています。
自社株買いを発表したロードスター(3482)や三菱UFJMSが目標株価を2800円→4000円に引き上げたネクステージ(3186)が続伸しています。
反面、グロース銘柄が売られる流れでオリンパス(7733)やリクルートHD(6098)、ファナック(6954)などが強い売りに押されています。
マザーズでも、メルカリ(4385)やフリー(4478)、ビジョナル(4194)などが厳しい下落になりました。
イオン(8267)やサイゼリヤ(7581)が決算を材料に大幅安になり、ファーストリテイリング(9983)やセブン&アイ(3382)も決算を前に警戒売りに押されています。
ファーストブラザーズ(3454)やワンダープラネット(4199)も決算を材料に大幅安になり、MS&Consulting(6555)も3Qの決算が失望を呼んで急落しています。
コロナ感染拡大の警戒から、富士急行(9010)や小田急(9007)など鉄道株が軒並み売られています。
日経平均は反落!
昨日上抜けた25日線(28669円)を再び下回り、上値の重い動きが続きます。
当面、上記の三角持合いのレンジ内で推移する様子ですが、少しづつ収れんしてきています。
持合いから離れるのはSQ明けの来週以降になりそうですが、持合いを離れた方向に走る可能性もあり、その時は、かなりボラタイルな動きになることが予想されます。
国内は買う材料が乏しい状況とは思いますが、上下ともにトレンドが発生した時にどうするか戦略を建てておいたほうがいいと思います。
さて、上記の通り、TOPIXのバリュー/グロース レシオが高値を更新してきています。
米金利上昇を材料にグロース売りバリュー買いが、いっそう推進される可能性があると思います。
バリュー株と言えば、上記のような低PBR銘柄が該当します。
上記をみると、昨年推奨した銀行株が最も低いPBRになっています。
銀行の中でも、一部の地銀株には、びっくりするような低PBR銘柄があります。
実際、最近こうした地銀株も物色される傾向があります。
ただ、私はこうした地銀株は業績の伸びが乏しいと思われますので、海運株のような大相場には発展しないと思います。
既に、短期筋が買ってきている動きも見られ、高値追いは慎重に考えたほうがいいように思います。
このようなマーケット環境の中、逆にグロース株が売り込まれすぎるミスプライスも発生する可能性もあると思います。
そこで、本日は、あまのじゃくの発想で「テンバガーを探せ!」として、グロース株のスクリーニングをしてみます。
①売上の伸び<利益の伸び
例)売上成長が20%に対して利益成長が25~30%のビジネスモデル
②時価総額が小さい(30億~50億)
プロの投資家が分析していないためミスプライスがおこりやすい。
③成長中でも配当を出している(高配当ではない)
オーナー企業に多い
④自己資本比率は50%以上
メディカルネット(3645)
1/12の中間決算でも事前予想を上回る好決算を発表しています。
しかしながら、マザーズが売られる環境下で、信用残が110万株あるからか年初来安値近辺で推移しています。
目先の需給でミスプライスがおこり始めていると思われ、引き付けて仕込むにはおもしろいのではないかと思います。