26日の日経平均は28546.18円
-276.11(-0.96%)でした。
東証1部の騰落銘柄数は、値上がり830/値下がり1276でした。上方修正を発表した日本電産(6594)が商いを伴い上昇。小型株では3Q決算が好感された弁護士ドットコム(6027)が値をとばしました。反面 ファーストリテイリング(9983)やキーエンス(6861)等の値がさ株の多くが下落 商船三井(9104)等の邦船株や日本製鉄(5401)等の鉄鋼株 いわゆる景気敏感株が売られる展開になりました。
昨日 昨年来高値を記録し、29000円越えが期待されましたが、本日はそれを打ち消す大幅安です。上記のボリンジャーバンドをみても+1σ(28537.90)水準ギリギリのところでとどまっており、この水準をキープしながらヨコヨコの日柄調整をすすめるか、この水準を割り込み、中心線の25日線(27709.06)あたりまでの調整にはいるか、微妙な展開です。
ただ冒頭のように、大幅に値下がりしたわりには値上がり銘柄数も多い展開で投資家のセンチメントが急速に悪化したと判断するのも早計のように思います。
明日以降、再び、切り返し29000円トライの動きがあるのか注目です。
さて、昨日米国では、上記のゲームストップ(ティッカーGME)が大きな話題になっています。ヘッジファンドが空売りをしていたのですが、ロビンフッダー達が共同して買いあげ、売り方が買い戻さずをえない展開に追い込まれたとのことです。
その金額があまりに巨大なために話題になりましたが、日本でもそのミニチュア版は毎日おこなわれています。
東証では発行済み株式数の0.2%以上空売りが入ったものには報告義務があり、その報告されたものから0.5%以上空売りがあった銘柄は開示されることになっています。
それらの中には、ゲームストップのごとく、業績関係なく売り方が締め上げられる銘柄も散見されます。
本日は、そのような空売りを呼び込んでいる銘柄を紹介します。
フルッタフルッタ(2586)
モルガンスタンレーが48万株 発行済み株式数の4.8%の空売り残を持っています。アサイーがコロナ起因炎症に抑制効果があると報道され締め上げられてます。
ファーマフーズ(2929)
機能性食品のギャバで有名な会社ですが
モルガンスタンレーが発行済み株式数の4.6% クレディスイスが3.6%の空売り残があります。
メディカルネット(3645)
モルガンスタンレーが7% JPモルガンが3.5%の空売り残を保有しています。
大型株ではアンリツ(6754)です。
モルガンスタンレーが9.8% ゴールドマンで8.6% メリルリンチが2%の空売り残を保有しています。
これらの銘柄は決算や何らかの好材料が出れば以外高の可能性がありますのでマークしておいてもいいと思います。