2/4の日経平均は28341.95円
-304.55(-1.06%)でした。
東証一部の騰落銘柄数は 値上がり1116/値下がり984と日経平均が大幅安の中 値上がりが値下がりを上回っています。売買代金は2兆8000億円でまずまずです。
上方修正を発表したソニー(6758)が9%以上の上昇を記録し、市場の関心を一手に集めたほか、3Q決算が好感された野村(8604)他証券株もしっかりの展開でした。
反面 東京エレク(8035)やディスコ(6146)アドバンテスト(6857)等半導体関連が売られ、ファーストリテイリング(9983)やファナック(6954)等 日経平均の寄与度の高い値がさ株が 軒並み売られる形になり、先月までの日経平均独り勝ちの状況とは真逆の動きになっています。
上記は日経平均のボリンジャーバンドですが、+1σ(28697.44円)で頭を押さえられた形になり、バンドも幅が縮小傾向のスクイーズを形成しはじめています。中心線の25日線(28161.85円)が下値抵抗線として機能する形で上昇トレンドを維持できるかがポイントになりそうです。
さて、本日は2/5 今年最初のIPOとなる
QDレーザー(6613)について考察したいと思います。
QDレーザーの概要については1/26(火)のブログでも紹介してますので参考にしてください。
今年最初のIPOなので、お祭り化する可能性はあると思います。
だいたい初値は600円前後を予想する人が多いようです。
しかしながら、足元をみると大赤字の会社で今期中間期をみても、早期の黒字化はむずかしいと思います。
公開規模も50億強でそれなりのサイズです。
株主構成をみても、社長が5%保有するだけでベンチャーキャピタルがかなりの割合を占めています。
ロックアップは公開価格の1.5倍 すなわち340×1.5=510円以上であれば、解除になり、728万8000株が売却対象になります。
したがって、財務分析系のユーチューバー等は酷評する人もいますが、私はこの会社の技術に着目したいと思います。
まずは上記のシリコンフォトニクスの技術です。これは、半導体において、電気伝達を光での伝達に置き換える技術です。5Gの普及で年々データセンタの消費電力は増える一方ですが、この技術を使えば30%の電力が削減でき処理スピードも向上するようです。
それから、なんといっても上記のアイウェアの技術です。
人間の眼球はレンズの部分の水晶体の厚みを変えることによりピントを調節しているのですが、ここは、眼球の後ろにある網膜に直接微弱なレーザーを照射して映像を投影できる技術を確立しています。
アイウェアはまだ高額ではありますが、すでに商品化されAmazonでも販売されています。
そして、この技術は視力の障害のある人の医療器具として使えることはもちろん、いろんな場面に応用が可能です。
例えばVRです。
VRは目元のディスプレイに映された画像を目が追いますので、目が疲れてしまい長時間の使用は難しいと言われています。しかしながら、この技術を使えば、網膜に直接投影されますので、そのような心配もないとのことです。
将来的にはスマホすら必要なくなる可能性のある技術のようです。
アップルも2021~22年に上記のようなアップルグラスを販売する予定のようですが、ここの技術は喉から手が出るほど欲しい技術ではないでしょうか?
100億足らずの会社ですので、将来的には大手にTOBなんて可能性もあるのではと妄想しています。
結論 目先は赤字で需給もよくないかもしれませんが、中長期で保有すれば大化けする可能性もあるのではと感じています。タイミングをみて仕込んでもいいのではないでしょうか?