えのキングの投資日記

日本株投資日誌

6/22(火)

6月21日 相場概況

日経平均 28010.93円 -953.15(-3.29%)
TOPIX  1899.45Pt  -47.11(-2.42%)
マザーズ 1155.77Pt -21.40 (-1.82%)

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日経平均 寄与度ランキング

東証一部の騰落銘柄数は値上がり123/値下がり2044
騰落レシオ(25日) 95.89
売買代金 東証一部 2億9466億円
     マザーズ 1207億円

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日経平均 日経VI VIX

日経VI 23.98 +5.58(+30.33%)
VIX  21.15 +3.40(+19.15%)
6/21 16:39現在


業種 空運のみプラス
   ゴム製品保険化学
など大幅安

個別 主力どころが、ほぼ全滅といった状況で足元のモメンタムが強いエーザイ(4523)と、直近売り込まれていたソニーG(6758)が逆行高になり、JAL(9201)ANA(9202)がプラスを確保しています。
ENEOS「グリーン水素」の製造プラントを共同開発すると報じられた千代田化工建設(6366)が物色され、以前、このブログでも紹介したダイレクトマーケティングミックス(7354)が、SMBC日興目標株価を4000円→4600円に引き上げたことを材料に大幅高しています。
その他、固定資産譲渡により、通期の純利益見通しを引き上げた名糖産業(2207)が大幅高になり、次世代パワー半導体の材料で動意づいているタムラ製作所(6768)12%近い急伸を記録しています。

反面、指数寄与度の高いファーストリテイリング(9983)東京エレク(8035)ソフトバンクG(9984)などが売り込まれ、この3銘柄で日経平均260円引き下げています。
信越化学(4063)アドバンテスト(6857)などのハイテク株ファナック(6954)キーエンス(6861)など値がさFA関連株も、軒並み大幅安に沈みました。
その他、今期の大幅減益見通しを発表したサンオータス(7623)が急落し、希望退職募集につき特損を計上することを発表した名村造船(7014)も大幅安になっています。
また、東証管理銘柄に指定した五洋インテックス(7519)も急落しています。

明日上場のIPOの初値予想
デコルテHD(7372) 公募1720円 初値予想1700円
ペルセウス(4882) 公募870円 初値予想1000円
ペイロール(4489) 公募1380円 初値予想1300円
東海道リート(2989)公募100000円 初値予想95000円

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日経平均 日足 MACD


日経平均は大幅に4日続落!
寄り付きから400円超の下落になり、一時27800円を下回りました。
テクニカル上は、下値をサポートしてきた25日線(28775円)下放れし、下落トレンド入りを示唆しています。
早々に25日線に回帰しないと、当面5/1327385円がメドということになりますが、昨日のブログでも書いた通り、私は、6/23の変化日までに、いったんリバウンドがあることを想定しています。

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日銀政策決定会合 黒田総裁 発言


今回の下落のきっかけは、2つの疑念があったと考えます。
まずは、上記の通り、先週の日銀政策決定会合で黒田総裁ETFの買い付けについて、「マーケットが不安定化した時に大規模に実施するのが効果が大きい」と述べられていますが、不安定化とは? 大規模とは? 本日のような下落でも日銀は静観するのか?という疑念がありました。

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日銀ETF 買い入れ結果

ところが、本日17:30に発表になっていますが、今回日銀はETF701億円買い入れしていることを発表しました。
これにより、本日のように前場TOPIXが2.5%ほど下落すれば日銀は動くということが推測されます。
701億程度ですから、全体の影響としては大きいものではないかもしれませんが、先物売りを仕掛けるものには、一定の抑止力になりえます。

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FOMC ドットチャート

上記は先週のFOMCのドットチャートです。
中間値は0.625%であり、これにより、2023年まで0.25%の利上げが2回行われる見通しが報道されました。

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FOMC ドットチャート ヒストグラム

ドットチャートはFOMCの18人のメンバーがFFレートの好ましい水準を散布図化したものですが、今回のドットチャートをヒストグラム化したものが上記になります。
これを見ると、23年までの利上げゼロが好ましいという人が5名 それに対し6回の利上げが好ましい人が2名 4回3名いたことがわかります。
結果、平均2.3回 中央値2回ということになったようです。
つまり、FOMCメンバーのなかでもコンセンサスがとれていないという疑念がわき、パウエル議長は掌握できていない次の任期で辞任するのではという観測まででる始末でした。
そこに、セントルイス連銀のブラード総裁2022までに利上げがあるという観測を述べたものですから、NYは、FOMC発表直後より混乱し、大きく下落したということです。
ただ、セントルイス連銀のブラード総裁FOMCのメンバーではありません。言ってみれば、地銀の頭取が相場観を述べたのにすぎないわけです。
それに対し、6/22 日本時間の朝4:00くらいにFOMCの実質NO2であるニューヨーク連銀のウイリアムズ総裁が基調講演をおこないます。ウイリアムズ総裁と言えば、イエレン議長の側近であった人なので、恐らく利上げ論争の火消しに回ると思われます。
そして、その後 パウエル議長の議会証言がありますので、ここでも、何らかのミスリードを修正する発言が期待されるところです。

もちろん、マーケット動向は不安定さが残りますし、より深い第3波動の下落があることも想定されます。
ただ、上記のような疑念が晴れることにより、とりあえず29000円あたりまでのリバウンドはあってもおかしくないと感じています。