7月8日 相場概況
日経平均 28118.03円 -248.92(-0.88%)
TOPIX 1920.32Pt -17.36(-0.90%)
マザーズ 1159.08Pt -22.34(-1.89%)
東証一部の騰落銘柄数は値上がり276/値下がり1850
騰落レシオ(25日) 86.42
売買代金 東証1部 2兆6089億円
マザーズ 1784億円
日経VI 18.79 +1.53(+8.86%)
VIX 18.24 +1.80(+10.59%)7/8 16:41
VIX上昇してきています!
業種 機械 上昇は1業種のみ
鉱業、その他製品、空運など大幅下落
個別 日経新聞で省エネ性能の高い冷媒を開発したと報じられたダイキン(6367)が大幅上昇
KDDI(9433)やソフトバンク(9434)、NTT(9432)など通信株が逆行高しています。
三菱UFJMSが目標株価を「Buy継続」2600円→2700円に引き上げたネクステージ(3186)が10%を超える急騰をしています。
値幅を求める短期資金が、一部の直近IPOに向かいステムセル研究所(7096)やBCC(7376)がストップ高まで上昇し、本日上場のコラントッテ(7792)も寄り付き後ストップ高まで買われています。
反面、米長期金利の一段の低下を受けても、東京エレク(8035)やアドバンテスト(6857)、SCREEN(7735)など半導体関連が軟調な動きです。
原油安を嫌気し、INPEX(1605)が4%を超える下落になり、決算が失望を呼んだウエルシア(3141)や4℃HD(8008)などが急落しています。
ユーロ建てCBを300億円発行することを発表したそーせいグループ(4565)が急落し、東京の4度目の緊急事態宣言を警戒して、JAL(9201)やHIS(9603)、串カツ田中(3547)などアフターコロナ関連が幅広く売り込まれました。
日経平均は続落!
前日の陽線に反して、安値引けとなる陰線を形成しています。
明日のSQは28000円~28500円と想定しており、28000円を割り込むのはSQ後と考えていましたが、18:00現在の先物が27770円まで下落してきており、想定より早く仕掛けられてきています。
恐らく、明日も続くETFの配当確保の売りに乗じて、ABNアムロやCSがノックインを狙って仕掛けていると思われます。
6/21の安値 27795円はすでに下回ってきていますので、さしあたっての下値メドは200日線(27500円)近辺になります。
ただ、VIXが上昇基調になっており、米株の状況次第では27000円割れがあってもおかしくないと思われます。
さて、明日の引け後、製造業として一番手の安川電機(6506)が1Qの決算発表をおこないます。
本日、社長が日経CNBCに出演されていましたが、今期も中国の好調を受けて相当な手ごたえを感じているとのことでした。
恐らく、上方修正が出る可能性もあると思います。
ただ、上記のようにコンセンサスは1Qが123億5000万
通期で471億4400万と 前回の会社予想より強気に見ています。
株価も、ここもと上昇してきており、織り込み済みになる可能性もあります。
明暗を分けるのは、ガイダンスになると思いますが、7/1に発表になった中国のPMI(製造業購買担当者景気指数)は前回52.0→51.3に悪化しています。
為替は107.6円を想定していますのでプラスに作用するかもしれませんが、恐らく1Qの段階では強気の見通しを発表するのは手控えるのではないでしょうか?
もし、安川電機の決算発表で株価が売り込まれるということになれば、他の主要製造業も同じような結果になる可能性があり、9月の中間決算発表までマーケットは調整含みになる可能性があります。
逆に明日の決算で株価が上昇ということになれば、株価が切り返すターニングポイントになる可能性もあると思います。
いずれにしても、明日の決算は要注目と思われます。