えのキングの投資日記

日本株投資日誌

7/14(水)

7月13日 相場概況

日経平均 28718.24円 +149.22(+0.52%)
TOPIX  1967.64 Pt +14.31(+0.73%)
マザーズ 1177.89 Pt -5.78(-0.49%)

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日経平均 寄与度ランキング

東証一部の騰落銘柄数は値上がり1642/値下がり468
騰落レシオ(25日) 95.53
売買代金 東証一部 2兆1801億円
     マザーズ 1724億円

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日経平均 日経VI VIX

日経VI 17.10 -0.53(-3.01%)
VIX  16.17 -0.01(-0.06%)
7/12


業種 鉱業その他金融保険
など上昇
   陸運空運サービスなど下落

個別 米国で金融株が強かったため、T&D(8795)SOMPO(8630)など保険株が物色されました。

半導体関連が売られる中、SUMCO(3436)3%を超える上昇になり、太陽光発電のコストが原発より安くなるとの経産省の試算が出てきたことを手掛かりに、レノバ(9519)エストHD(1407)など再生エネルギー関連が大幅高しています。

MSMUFG目標株価900円→1050円に引き上げたINPEX(1605)3%を超える上昇になり、大和新規「2」目標株価18300円継続としたプレミアアンチエイジング(4934)上場来高値を更新しています。
同じく、大和新規「2」目標株価を7050円カバレッジを開始したI-ne(4933)も大幅高になっています。

また、決算が好感されたデザインワン(6048)タマホーム(1419)も急伸しています。

反面、GSが投資判断を「買い」→「中立」に引き下げ、目標株価24000円継続としたレーザーテック(6920)5%近い下落になり、同じくGS「中立」→「売り」目標株価11500円→9500円に引き下げたSCREEN(7735)、また「買い」→「中立」目標株価13000円→10000円に引き下げたアドバンテスト(6857)「買い」→「中立」、目標株価7100円→5200円に引き下げた東京精密(7729)など半導体関連が大きく売られています。

前日、上方修正で急伸した安川電機(6506)も買いが続かずマイナスになり、1Q大幅増益を発表したローツェ(6323)も買いが先行したものの、失速し6%を超える下落になっています。

その他、新株予約権の発行を発表した学情(2301)や、今期営業益がコンセンサスを下回ったインターアクション(7725)が急落しています。

また、マザーズでもJTOWER(4485)BASE(4477)FRONTEO(2158)など注目度の高い銘柄で値を崩すものが散見されました。

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日経平均 日足 MACD



日経平均は続伸!
寄り付きから上値を伸ばす局面があったが、75日線(28983円)付近から押し戻され、上ヒゲの寄り引け同値となり、25日線(28778円)も下回って終わっています。
29000円近辺は商いも多くやっており、2兆円そこそこの売買代金では、なかなか戻り売りを吸収できない状態です。
需給をみても、外資吊り上げからの下落を狙っているのが推察され、警戒が必要と思います。
現状を打破するためには、強力な材料が必要と思われ、決算で企業業績の回復が確認されるとか、政府の強力な経済対策とかが必要になると思われます。

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さて、連日、脱炭素として太陽光が話題になっていますが、脱炭素の発電燃料としてアンモニアが注目されてきています。
上記は、日経電子版の記事ですが、4億トンと言われる日本の電力部門のCO2排出量ですが、石炭火力に20%アンモニアを混ぜれば、約1割の4000万トンのCO2削減につながるようです。
もし、石炭火力を、すべてアンモニアに代替できれば、半減となる2億トンのCO2が削減できるとのことです。

経産省は脱炭素にむけて2兆円の基金を準備していますが、水素やアンモニアの飛行機や船舶の利用開発に最大560億円投じるとのことです。
以下にアンモニア関連銘柄を掲載しておきますので参考にしてください。

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IHI(7013)は水素のキャリア(運搬媒体)としてアンモニアを積極的に調達しています。
2020年10月から天然ガスアンモニアを50%混合して燃焼する試験をおこなっていて、2023年までに燃料にアンモニアが占める割合を100%まで引き上げる目標を掲げています。
工場や商業施設の自家発電向けに売り込む予定で、注目は高そうです。

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宇部興産(4208)アンモニア生産の国内最大手で、国内生産80万トンの約半分を占めています。
伊藤忠(8001)と協業し、2020年代半ばに実用化されるアンモニア燃料船の燃料供給網を構築するとのことです。
伊藤忠がとりまとめ役となり、2024年にはアンモニア燃料の次世代船が実用化される予定です。

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中外炉工業(1964)工業炉のトップメーカーですが、アンモニアのみを燃料として安定燃焼させる技術を開発しています。2025年には工業炉で実用化させる目標をたてています。

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木村化工機(6378)は自動車部品の沢藤電機(6901)との共同研究で、工場排水に含まれる低濃度のアンモニア水から高純度の水素を製造し、燃料電池で発電することに成功しています。

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沢藤電機(6901)は、岐阜大と連携し、プラズマを使ってアンモニアから高純度の水素を製造する装置を開発しています。